盾の勇者の成り上がりは「小説家になろう」で連載されていた作品を元としたライトノベルで、2019年からアニメが放送された超人気作です。一度の延期を経て、2022年4月からSeason2が放送される予定です。今回はその主人公である盾の勇者・岩谷尚文についての紹介と、Season1での活躍をまとめてみました！
目次
ごく普通の大学生・岩谷尚文が盾の勇者に？
主人公の岩谷尚文は、現代日本のありふれたオタク大学生でした。しかし、図書館で四聖勇者についての書籍を見つけた瞬間に、異世界へと転送されてしまいます。そこでは、尚文の他に3人の現代人が召喚されており、それぞれ剣・弓・槍・盾の勇者として召喚されていました。そこはMMORPGを模した世界で、尚文以外の三人の勇者はその内容が転移される前にプレイしていたゲームと類似している事を指摘します。4人の勇者は一定時間後に訪れる“波”と呼ばれるイベントに向けて準備を整えることになります。
盾の勇者・岩谷尚文は根はやさしくお調子者のオタク大学生！
盾の勇者・岩谷尚文は特に普通の家庭環境で育ち、特にゆがむこともなく育った普通のオタク大学生でした。割とお人好しですぐに人を信じるタイプで、根はやさしい人物です。根っからの善人でお調子者、現代日本なら至ってどこにでもいるような性格をしています。人を疑うことも苦手で女性に対してもある程度興味を持っていました……が。
盾の勇者、冤罪事件で汚名を着せられる！！
勇者の中でも攻撃性能がないことから不人気だった盾の勇者には、ついてきてくれる真の仲間はいませんでした。それどころか、何故か盾の勇者は疎まれていました。その背景は後に判明することになりますが、それでもマイン＝スフィアという従者だけは尚文についてきてくれました。しかし、このマインこそが本作における最大のヘイトキャラであり、不倶戴天の敵となります。マインの目的は盾の勇者の支度金であり、信用させておいて支度金を奪った挙句に乱暴されたと嘘の証言をして尚文を陥れます。尚文は無実を訴えるも、王もマインも全員がグルで盾の勇者の証言を信じる者は他の勇者を含めていませんでした。唯一尚文を信じ、信頼関係を築く武器屋の親父も、当初は尚文を最低野郎だ罵っていました。
盾の勇者・岩谷尚文は人間不信でやられたらやり返すやさぐれ勇者！
そんな曇らせイベントがあり、メルロマルク国内のほぼすべての住民から酷い仕打ちを受けたせいで、すっかり人間不信になってしまいました。全てに疑いを向け、口調や性格もすっかりやさぐれたものとなってしまいました。お調子者でお人好しだった性格はすっかり変わってしまい、やられたらやり返す性格となり、他人との対応もビジネスライクなものとなっていきます。人間不信なため結局誰ともパーティーを組めなかったため、獣人の奴隷・ラフタリアを購入します。やられたらやり返す性格で、過去に受けた仕打ちも忘れません。特に冤罪や理不尽な扱いをされたときは自分だけでなく本気で怒ります。
女性から好意を持たれる傾向にあるも……
すっかりやさぐれてしまったものの、根っこが腐ったわけではなく、本質的なやさしさは変わっていません。全てに対して疑念を向けるシビアな性格は、逆境でも冷静に状況を状況を見極め正しい判断ができるということでもあり、非常に頼りになる人物でもあります。そのため、ラフタリアやフィーロ、メルティたちからは好意を寄せられています。しかし、マインから受けた仕打ちは尚文を重度の女性不信に落とし込んでおり、Season1では恋愛に発展するわけでもなく、ラフタリアやフィーロに対してはいずれ自分がいなくなったときのことを想定するほどです。
岩谷尚文の盾の能力！攻撃力はないけど防御は最強！
尚文の盾の勇者の能力は、基本的に攻撃力は皆無で自分一人では経験値を稼ぐことすら困難です。しかし、防御面に関しては最強クラスの固さを持っており、あらゆる強力な攻撃を防ぐことができます。基本的に敵の攻撃を引き受け、味方をサポートする役回りですが、一部スキルではカウンターを発動させることで攻撃することもできます。また、習得した魔法でも回復やサポートをすることが出来ますが、魔法に関しても攻撃手段はありません。
スキルによる補助で薬やアクセサリーをクラフトできる！
盾は素材を取り込むことで別の形態へと変化させることが可能で、形態変化した盾は固有のスキルを使うことができます。中には、薬の生成やアクセサリー制作において補正が付くものもあり、行商権とノウハウを手に入れてからは自分で制作したアクセサリーを売買することで資金を稼いでいます。ただ、クラフトに関しては尚文自身の素質も大きいようです。
カースシリーズのフロー発現
一度目の波を終えた後、ラフタリアを奴隷にして強引に使役しているとマインに唆された元康が尚文に決闘を申し出ます。それらはマインと国王が仕掛けた出来レースで、攻撃手段を持たない尚文は絶対的に不利な状況でした。それでも尚文は善戦します、しかしマインの横槍によって尚文は敗北します。そのせいで無理矢理にラフタリアの奴隷契約を解除され、激しい憎悪を抱きます。それがきっかけでカースシリーズが発現します。そのときはラフタリアが自らの意思で尚文の元に戻ってきたため、人間不信が多少解消され発症していた味覚障害も改善します。
強力だが代償のある憤怒の盾
発現した憤怒の盾は非常に強力な盾で、尚文にとっては数少ない攻撃手段でもあります。2回目の波や、勇者たちを殺害しようとした三勇教の教皇との戦いでも切り札となりました。しかし、その代償は大きく、怒りに飲まれ自我を失いそうになったり、呪いの力の代償で大きな呪いのダメージを受けてしまったりと使用には大きなリスクが存在するため、フィロリアルの女王・フィトリアにはなるべく使わないようにと言われています。
【盾の勇者の成り上がりSeason2】岩谷尚文まとめ
盾の勇者の成り上がりの主人公、岩谷尚文についてまとめてみました。序盤から裏切られてシビアな性格に変わってしまった主人公ですが、それゆえに魅力的な主人公になったキャラだと思います。Season2での活躍も気になるキャラクターで放送が楽しみです！盾の勇者の成り上がりは2022年4月から放送予定です！
