盾の勇者の成り上がりは「小説家になろう」に投稿されていた作品を原作とし、設定や展開に変更を加えてライトノベルとして発売された作品です。２０１９年からSeason1が放送され、一度延期をはさんで２０２２年４月からSeason2が放送される予定です。今回はその主人公である盾の勇者、岩谷尚文のSeason1での活躍と、Season2ではどのような行動をとっていくのかを解説していきたいと思います！
目次
大学生・岩谷尚文、異世界に召喚され盾の勇者になる
２０歳の大学生の岩谷尚文はある日図書館で偶然見つけた本がきっかけで、異世界のメルロマルクに盾の勇者として召喚されます。尚文は、同時に召喚された剣の勇者・天木錬、槍の勇者・北村元康、弓の勇者・川澄樹とともに、一定の期間を経たのちに訪れる波と呼ばれる災厄に対抗するため、個別に行動し来るべき波に備えるようにと要請されます。尚文を除く三名は、これらのイベントが召喚される前にプレイしていたゲームと酷似していたことから、要領よく進めることが出来ましたが、尚文にはそういった事前知識がないばかりか、何故か周囲から疎まれるように扱われます。
盾の勇者・岩谷尚文、強姦魔の汚名を着せられすっかりやさぐれる
勇者たちはそれぞれ別行動をしなければならない制約があったため、勇者たちはそれぞれ仲間を募りますが、どこか疎まれている雰囲気があり不人気な尚文とパーティーを組もうとするものはいませんでした。そんな中で唯一仲間になってくれたのが、マインという女性でした。しかし、マインの目的は尚文が貰った支度金であり、尚文の全財産をかすめ取った挙句、暴行されたと嘘をつき、強姦魔の汚名を着せます。尚文は無罪を主張しますが、信じてくれるものは誰一人おらず、その悪名は国中に知れ渡り後ろ指を指され続けることとなります。そのことがきっかけで人当たりのいい性格は、疑り深くやられたらやりかえすシビアな性格へと変わってしまいます。
盾の勇者と獣人の奴隷・ラフタリアとの出会い
盾の勇者は防御性能が随一ですが、攻撃力が皆無なのでまともに経験値を稼ぐことすらできませんでした。かといって、近づいてくるものは全員信用できない状況に置かれ、それを見ていた胡散臭い男が奴隷の購入を提案してきます。奴隷であれば絶対服従なため、尚文は獣人の幼い女の子、ラフタリアを奴隷として購入します。当初は持病やパニックにより、思うような戦力にならなかったラフタリアですが、徐々に尚文と信頼関係を築いていきます。トラウマを乗り越え強くなったラフタリアは見た目も急成長し見違えるほどの美人になりますが（獣人はレベルが上がると外見も成長する）、女性不信の尚文はあまり意識していませんでした。
盾の勇者、最初の波を潜り抜ける
やがて勇者たちが召喚されてから最初の波が訪れます。最初の波の発生現場は炭鉱の近辺で、近くには普段から世話になっていた村がありました。当然、村人たちは波の到来を予期しておらず、魔物たちの襲来で避難のままならない状況でした。他の勇者たちが我先にと手柄を立てようとする一方で、尚文とラフタリアは村人の救助に専念します。途中から参戦した騎士団たちと一悶着あるも、他の三人がボスを倒したことで２度目の波を潜り抜けます。
盾の勇者、槍の勇者と決闘する
無事に２度目の波を突破したあと、勇者一行は祝賀会に呼ばれます。しかし、その場で尚文は槍の勇者・元康から奴隷にしているラフタリアを解放しろと詰め寄られます。そして、話を聞いていた王の立ち合いの元、決闘が始まります。この決闘自体がマインと国王が尚文を陥れるためだけの出来レースで、当初優勢だった尚文は外野からの横槍により敗北してしまいます。それをその場で反則と咎める者もいませんでした。卑怯者と蔑まれ嘲笑われ、ラフタリアの奴隷契約も強制解除された尚文は、その怒りと絶望からカースシリーズの解放条件を満たしてしまいます。しかし、ラフタリアが元康を引っ叩き、自ら戻ってきたことで救われます。それからはラフタリアを大人と認識するようになり、失われていた味覚も戻ります。
盾の勇者、フィロリアルのフィーロの親になる
ラフタリアは自ら尚文の奴隷として再契約をした後、そこで魔物のタマゴの購入します。そこで生まれたのが、馬車を引くのが大好きな鳥の魔物、フィロリアルでした。フィロリアルはぐんぐん成長し、ものの数日で乗り回せるほどの大きさとなります。滞在していた村は波の災厄のときに尚文が救った村であり、盾の勇者に感謝するものも現れてきました。そこでまたマインや元康と一悶着あるものの、それがきっかけで尚文は行商しながら波に備えるようになります。しかし、フィーロと名付けたフィロリアルは明らかに普通のフィロリアルではありませんでした。フィーロはクイーンと呼ばれるフィロリアルの上位種で人間の姿に変身することも出来たのです。
盾の勇者・他の勇者の尻ぬぐいをさせられる
変身によって大きさが変わるフィーロの衣服の問題をクリアした後、再び旅を続ける尚文たちは旅の道中で様々な問題を解決します。しかし、その問題はどれもこれも、他の勇者たちが身勝手な行動をした挙句に起こった問題ばかりでした。槍の勇者は封印されていた作物を勝手に持ち出し、食糧難にあえぐ村に提供します。最初のうちは果実もとれて食糧問題が解決したかに見えましたが、それは桁違いの変異性を持つ植物で、最終的には魔物と化し村を飲み込んでいました。
盾の勇者の尻ぬぐいその２
ある村では疫病が蔓延していました。その原因はとある冒険者が素材欲しさに退治したドラゴンの死骸で、その死骸が腐敗し強烈な疫病を蔓延させていました。尚文はドラゴンの死体を処理しようとしますが、龍の死骸はゾンビとなって尚文たちに襲い掛かります。その戦いの中でフィーロがドラゴンに喰われ、そのショックから盾のカースシリーズを発動させ、窮地を脱しますが、その能力は怒りに呑まれてしまうことと強い呪いに蝕まれる代償付きの能力でした。ラフタリアの献身のおかげで尚文は怒りに飲み込まれず戻ってくることが出来ましたが、強い呪いを受けてしまいした。フィーロは怪我一つなく無事でした。
盾の勇者、フィロリアル好きの少女と出会う
旅の途中、育ちがよさそうなフィロリアル好きの少女のメルと出会います。尚文は塩対応でしたが、彼女にメルロマルクまでの護衛を頼まれ引き受けます。メルロマルクに帰還した尚文はまたまたマインと元康にいちゃもんと権力を付けられて決闘を強要させられそうになります。それを止めたのがメルでした。彼女の本名はメルティ＝メルロマルク、この国の王位継承権一位の第二皇女だったのです。彼女のおかげで決闘を回避されますが、未だに盾の勇者へのヘイトは根深いものがありました。そんな中、次の波に盾の勇者の従者として参加したいという者も現れます。彼らは前の波で尚文に救われた村出身の兵士たちでした。
三度目の波到来！新たな敵の登場！
三度目の波が到来しても、尚文以外の勇者たちは自分本位の行動で連携しようとも考えませんでした。結局、他の三人は殆ど役に立つことはなく、ボスのソウルイーターは尚文がカースシリーズの能力により何とか撃破します。しかし、波の魔物を倒したと思ったら、今度はグラスと名乗る着物姿の人物が現れます。彼女は明確に敵だと名乗り、圧倒的な力で勇者陣営を壊滅させます。尚文は孤軍奮闘して立ち向かいますが、あまりにも実力が違いました。それでも、時間を稼ぐことにより波の終了まで持ちこたえ、グラスは撤退します。
盾の勇者と王との関係性はもはや修復不可能に…
盾の勇者が活躍したことで王もその活躍を認めざるをなかったものの、その高圧的な態度を崩さす、尚文も売り言葉に買い言葉だったため、盾の勇者と王との関係はもはや修復不可能なほどになってしまいます。メルティは仲裁に入ろうとしますが、王には王の事情があるらしくかつて盾の勇者と亜人が原因で家族を失ったことを示唆します。尚文はメルティのお願いをバッサリと切り言い争いになってしまいます。言い争いに発展したあと、尚文たちとメルティはそこで大きな陰謀に巻き込まれることとなります。
【盾の勇者の成り上がりSeason2】Season1の振り返り前編
待望の第二期放送が近づいてきた盾の勇者の成り上がりのSeason1での内容を振り返ってみました。最初は明るくお調子者だった主人公が、曇りやさぐれてからの逆転劇が面白い内容で、一期の内容もとても濃くて面白い名作でした。今回は前半で１話から１２話ほどの内容をまとめていますが、それ以降の内容もまとめているので、そちらもご覧ください！
