本作「スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました」に登場するライカとよく言い争いをしたりもしますが、良きライバルでもあるフラットルテ。最初こそ嫌がらせが大好きな困ったお嬢様キャラでしたが、アズサの家族となってからアズサを慕う賑やかなムードメーカー的な存在になります。そんなフラットルテには大胆なところや、思いもよらぬ才能があったりして見どころ満載。そこで今回はブルードラゴンのフラットルテの魅力を紹介していきます！
目次
初登場時は「いやがらせ女王」の異名を持つブルードラゴンだったフラットルテ
フラットルテの初登場はライカ、ファルファ、シャルシャハルカラが仲間になり、ベルゼブブとひと悶着が終わってからになります。ライカの姉のレイラが結婚するという事を聞き、アズサたちは家族そろって結婚式に出席したのですが、そこへ嫌がらせをしにきたのがフラットルテたちブルードラゴンでした。しかし家族を傷つけると言ったブルードラゴンはアズサの怒りを買い、フラットルテはアズサの放った「魔女のかかと落とし」で失神KO……その後は更に居合わせたベルゼブブも加わり、衰弱魔法で身動きが取れなくなったフラットルテは賠償金と不戦の条約を結ばされる事になります。
最終的に仲直りするも名前を憶えてもらえないフラットルテ
フラットルテは戦いの中で何度もアズサに名前を呼ばれるのですが、おそらくわざと間違えているのか正確な名前を呼んでもらえず…そのたびに「フラットルテだ！」と訂正する事になります。戦う前は「フラフラッテ」。捕縛した後は「フラフラタルト」。降参した後は「フルーツタルト」。結婚式へ謝りにきたときは「ココアラテ」。最終的にフラットルテも「お前もうそれわざとだろ！」とツッコミを入れていました。結局邪魔をしにきたフラットルテでしたが、最後はレイラの結婚を祝いに会場へ。2人のやり取りを見ていると仲が悪い訳では無く、昔からお互いを良く知っている腐れ縁の友人といった感じのようです。
フラットルテが次に出てくるのはコミックス4巻の中盤
フラットルテは他の家族たちと違い、アズサと出会ってすぐに家族になるわけではありません。コミックス2巻で初登場し、次に登場するのはコミックス4巻の中盤になります。登場するのは魔族褒章授与式の平和部門。アズサたちも受賞するこの賞にフラットルテも選ばれていました。選ばれた理由は不戦の条約を守り、抗争が起きないようにブルードラゴンをしっかりまとめていたから。久々の再会に気まずそうな顔をして登場したフラットルテですが、さすがに魔王から受賞を促されては断り切れなかったようです。
ちょっと複雑なアズサとフラットルテの関係
条約を破らないように魔王から褒章を渡され、楔をうたれたフラットルテはそそくさとその場を去ろうとするのですが、ペコラはもう1つ楔をうつと言ってアズサに角を撫でてもらうように命令します。それには猛反発するフラットルテ。実はブルードラゴンには特有の習俗があり、角を撫でられることは「完全なる服従」を意味するのでした。それでもレッドドラゴンのライカか魔女のアズサのどちらに角を触られるか選択を迫られると、最終的に「なんとでもなれ！」とやけくそになりながらアズサに角を触らせ服従を誓う事になりました。
服従を誓った後のアズサとフラットルテ
それからのフラットルテは片時もアズサから離れず。ブルードラゴンのしきたりは非常にハードであり、主人が命令しない限り何もする事ができません。「はい」以外の返事をする事は無く、アズサが食事中は「食事をして良い」と言われない限り食事もとらず隣に立ち、アズサが寝ている間も眠らずにずっと立ち続けていました。家まで付いてこようとするフラットルテにライカが「故郷に帰るよう命令してください」とアズサに頼むのですが、フラットルテは「ご主人様から離れる時は自害するのがブルードラゴンのしきたり」と言って離れようとしません。アズサには死ねと命令されれば死ぬと言い切っていました。
家族として迎え入れられ元気を取り戻すフラットルテ
主人に命令されない限り自分で勝手に行動する事はない。そんな軍事的な考えを持つフラットルテでしたが、アズサと主従関係を結んでからは明らかに元気が無く、目は死んでいるような状態でした。そんなフラットルテを見かねてアズサは「高原の家に着いたら命令を待たずに自分で考えて行動しなさい」と命令します。これによって最初は泣いたりもしましたがフラットルテは完全復活！アズサの事は変わらず「ご主人様」と呼んでいますが、元気を取り戻し自由な性格に戻りました。
フラットルテVSライカの決闘
フラットルテが家族に加わって数日後、これまで対立してきたフラットルテとライカは決闘を始めてしまいます。とはいえ魔王の前で不戦を誓った2人は戦う事が出来ず、出した結論はどちらがアズサの口に合うクッキーを作れるかの勝負。アズサからは「どっちも勝ち」と言われるのですが納得いかず、そこでフラットルテの紹介も兼ねて村でクッキーの売り上げ対決をする事になりました。しかし村での決着も引き分けに……その後は噂が噂をよび2人の作るクッキーが大流行。フラットルテとライカの職人魂に火がつき、しばらくは勝負関係なくクッキーを焼き続ける日々が続きます。ちなみに2人は勝者の賞品としてアズサと寝る権利を勝手に賭けていたのですが、引き分けとなった事で3人仲良く川の字で寝る事になりました。
野性が爆発！？肉を求めてイノシシ狩り！
ある日の朝食。食事当番のハルカラがサラダ料理を振舞っていると、突然フラットルテは「肉が食べたいのだーッ！！」と絶叫してしまいました。ドラゴンとはもともと肉食であり、いわば肉食系女子。普段は言い争いばかりしているライカもこれには同意しており、フラットルテはさらに鶏肉などではなく「獣」という感じの肉をワイルドにむしゃぶりつきたいと言い出します。そこにタイミングよく舞い込んできたロングハンマーイノシシ討伐の依頼。アズサたちはワイルドに肉を食べるため、イノシシのいる森へと向かいます。
全裸で走り回るフラットルテ
森にたどり着き「肉の歌」を歌いながら我慢できずに走り出すフラットルテ。しかし森は木が生い茂っており、服が絡まって身動きが取れなくなってしまいます。そこで幽霊のロザリーは「ひっかかりたくなければ脱ぐか死ぬかですね！」という無茶苦茶な提案をして、フラットルテは恥ずかしげもなく全裸で仁王立ちすると制止するアズサたちを振り切り森の中を疾走。調査にきていたベルゼブブたちに見つかり一度は泣きながら戻ってきましたが、下着だけ身に着けるとまたも疾走。イノシシとの戦闘でまたも全裸にされてしまいましたが、そこからは羞恥心が消えてしまったのか野性に戻り全裸で戦い続けていまいた。
吟遊詩人マニアのフラットルテ
基本的に肉を食べる事と暴れ回るばかりのフラットルテですが、コミックス6巻ではフラットルテの意外な趣味が明らかになります。それが「吟遊詩人マニア」という一面。なんと知っている吟遊詩人の数はざっと1000組を超え、客が30人（内同業者15人）ほどの無名バンドであるスキファノイアの事も知っていたほど。さらに滅茶苦茶なデスメタルを聞いて「遍歴型吟遊詩人の中でもエモーショナル系のクライム系のさらにデス系」「孤独系寄りの巻き込み系」など、一般人には訳の分からない説明をしていました。
自らもリュートを演奏でき、歌も上手い
スキファノイアとして活躍するククが音楽活動でいき詰まっているのを見たアズサは、なんとか上手くいかないかとフラットルテにアドバイスを求めます。ここでもまた訳の分からないやり取りが行われ一般人は置いてけぼりなのですが……「技術も何も、お前下手だからな」というトドメの一言を受けてククは放心状態に。するとフラットルテは見本を見せる為にリュートを演奏しながら歌い始めます。フラットルテ曰く「仲間内でちょっとやった程度で、あくまで上手な素人程度」と言ってましたが、アズサは「上手過ぎて涙出るかと思った！」と大絶賛。ククに至っては人生観が変わってしまい、デス系に拘るのをやめてしまいました。
ついにレッドドラゴンに勝利して歓喜するフラットルテ
ライカの故郷ロッコ―火山の温泉にやってきたアズサ一家は、そこで卓球台を発見。正式名はタッキ・ユーという名前らしいのですが、ルールなどはまるっきり卓球です。アズサは上級者ではないものの、前世で卓球サークルに入っていたほどの卓球好きであり、さっそく卓球勝負を開催。しかし上級者だったライカの前に一捻りであっさり敗北してしまいます。そんなライカの前に立ちはだかったのがフラットルテ。2人は激戦を繰り広げるのですが、最後はライカのサーブミスでゲームセット。その後は永久に勝ちという記録を残すため2度と勝負をしないというセコイ一面も垣間見えました。
元気溢れるブルードラゴン。フラットルテまとめ
ここまでブルードラゴンの少女（400歳）フラットルテについて紹介してきましたがいかがだったでしょうか？最初はいじわるなキャラとして登場しますが、家族になってからは明るく元気なムードメーカーとして愛されています。初登場から2回目の登場まで間隔があり、アニメではどこまで活躍するかは分かりませんが、フラットルテの活躍に期待です！
