主人公石神千空が数々の科学的な知識とアイディアを駆使して、文明が失われた石化世界から新たに科学文明を作り上げる物語を描いた本作ですが、本作の魅力と言えば、今ここで挙げたように科学文明が一から培われていく現場を生で見ることができるといったものもあります。このような複雑な科学知識が登場する本作をここまでわかりやすく楽しむことができる要因として、数多くの魅力的なキャラクターたちが登場し、科学発明に対して説明が入るたびにわかりやすいリアクションをとってくれる事が挙げられるでしょう。話が少し複雑になりやすい作品であるからこそ、 登場するキャラクターたちのキャラクター性は重要で、少しでもわかりにくい性格のキャラクターが登場してしまうと、いきなり本作の内容は難しくなってしまいます。そんな、他の作品と比べても登場キャラクター設定に気をつかなければならない本作ですが、アニメ第3期でも次々と新キャラクターたちが登場することとなります。数多く登場する新キャラクターの中でも特に重要なキャラクターである龍水は、本作の中でも特に人気の高いキャラクターとなっていますので、ぜひともチェックしておきましょう。ここからは、本作のもう一つの魅力である個性的なキャラクターの一人である龍水を紹介していきたいと思います。
その前に龍水登場前の背景を紹介！
司との命をかけたバトルを制し、無事に科学帝国の勝利を手に入れた石神千空ですが、彼の冒険はここで終わりません。次はそもそものきっかけである世界を巻き込んだ石化現象について、その謎を解明すべく動き出すのです。全ての情報が謎に隠されている、手探りの状態での新たな冒険の始まりです。
船が必要
当然ですがこの謎を解明するために、これまでよりも広い行動範囲を確保することが必要となります。 石神千空率いる科学帝国は、新たな目的達成のための船制作に動き出すのです。船を作るまでの長い過程は本作において「船作り編」と呼ばれています。
舞台は大海原へ！
このような理由があって、本作は、これまで全くだれも踏み込むこともなかった大海原という新たな領域へと舞台を移していくこととなるのです。その過程の中で、「人類が船を得るまでの間でどのような発明をしてきたのか？」や「どのような失敗を繰り返してきたのか？」を追体験することができる内容のとなっています。
高度な造船技術が必要
当然ですが、1人で出発するわけにもいきませんので、大人数が乗れるような大きな船を造船する必要があります。この大きな船を増進するというのがなかなか難しく、これまで電話などの高度な発明をこなしてきたカセキであっても、なかなか制作することができないようです。この技術の壁をどのように解決していくのかという点にも注目ですね。
燃料を手に入れろ！
また、大きな船を使えるようになるための壁は造船技術だけではありません。制作した大きな船を動かす動力源を探す必要もあるのです。どのようなエネルギー源を使って船を動かすのか、新たな燃料という問題をどのように千空が解決していくのかという点にも注目してみてください。
七海 龍水（ななみ りゅうすい）登場！
そんな数多くの問題に千空らが直面しているときに、七海龍水が登場することとなります。彼もまた石化されていた人物なのですが、船を造船するにあたって、腕の良い船乗りを探していた千空らによって復活を遂げることとなります。
七海財閥の御曹司！
流水は、名波、財閥と言う巨大な財閥の御曹司であり、世界文明が崩壊する前は、その有り余る財力を駆使して、世界中のありとあらゆる物をかき集めていました。実家が超お金持ちで気が大きくプライドが高い性格であるためか、当初は少し嫌な奴であると感じる読者が多かったようです。
欲しいものは全て手に入れる！
実際、龍水の物欲は凄まじく、欲しいものは全て手に入れようとするその態度から、実家の関係者に陰口を言われることもあったようです。しかし、そのような状況であっても、彼は信念を曲げることなく自らの欲望に従い、とことん欲しい物の収集に当たっていたというのですから、ある意味ではその信念は本物であると言えるでしょう。
海の男！
また、彼が優れているのは、その物欲だけでなく、海の男として非常に優れた航海術を持っている点も挙げられるでしょう。ななみ財閥の御曹司として、潤沢な資産のあった流水は、その金をふんだんに注ぎ込み、巨大な帆船を造船、乗り回していたのです。現代社会において巨大な帆船を扱っていた人物というのは非常に少ないでしょうから、まさに帆船の操縦に長けた彼の能力は巨大な帆船を造船しようとしていた千空らにとって喉から手が出るほど欲しいものだったのです。
アニメ３期最大のキーマン
このように龍水は、アニメ3期最大のキーマンとも言える能力を有している人物であり、間違いなく注目すべきキャラクターであると言えるでしょう。これまで登場してきたキャラクターとは、ひと味も、ふた味も違う性格のキャラクターですので、ぜひとも注目してみてくださいね。
新たな文明に貢献
特に作中において、龍水が科学帝国に与えた影響は凄まじく、数多くの進歩を科学帝国にもたらしました。ここからはそんな龍水が科学帝国に与えた影響について紹介をしていきます。
通貨を発行
科学帝国内における龍水最大の貢献と言えば、それは間違いなく初めて通貨を発行したことがあげられるでしょう。技術が進歩し様々な業種において専門性が必要となった科学帝国内において、産業維持のために人々が1つの産業に集中する分業体制が必要不可欠であり、日々の生活を育むためにも貨幣を使った交換をする必要がありました。そのような状況の中で、いち早く貨幣を発行し、その権利を独占することになった龍水の手腕は、まさに見事の一言ですね。
帝王学でみんなを束ねる
また彼自身、七海財閥の御曹司として数多くの教育を受けており、その教育で培った知識で数多くの貢献をしていくこととなります。特に巨大な財閥を運営するために叩き込まれた帝王学は、リーダーが不足している科学帝国内において存分に生かされることとなり、彼のカリスマ性によって巨大な人員を抱えた科学帝国はまとまっていくこととなるのです。
千空とは異なった知識分野で活躍
このように、龍水が培ってきた知識や技術は、様々なものを生み出すことに特化した千空とは異なった分野のものとなっており、千空が「理系」の知識であれば、龍水は「文系」の知識であると言えます。このように相反する異なった知識分野に精通する千空と龍水だからこそ、共に支えあいながら科学帝国の両輪として活躍することができたのです。
人気投票2位！
船作り編からの登場となる龍水ですが、その圧倒的なキャラの濃さと活躍の多さから爆発的な人気を獲得することとなり、途中参加組の登場キャラクターであるにも関わらず、人気投票では第二位となっています。キャラクター人気の高い競合が数多く在籍している本作において、ここまで爆発的に人気を拡大することができたというのは驚きですよね。
さっぱりした性格で男性、女性問わず人気
彼の人気の特徴として挙げられるのは、男女問わず幅広い人気を得ている点でしょう。龍水は、非常にさっぱりとした性格でプライドが高いところもありますが、逆にそのまっすぐで向こう見ずな性格が頼りになると感じるファンも多いようです。
料理に革命を！龍水の執事フランソワ！
そんな数々の魅力的な要素を持っている龍水を語る上で、外すことのできないキャラクターがいます。 最後に、龍水最大の理解者であり、科学帝国内においても様々な革命を起こした凄腕執事、フランソワについて紹介をしていきたいと思います。
料理の腕前はピカイチ
フランソワは、龍水の執事であり、彼の身の回りの世話をこなしてきました。そして料理に対しても、強いこだわりを持つ龍水にとって彼の満足のいくものを提供してくれる数少ない料理人でもあったのです。その料理の腕前は、ピカイチで科学文明によって培われた、一流の食材がなくなった状況においても、千空たちが戦慄するようなクオリティーの料理を作っています。
「欲しい＝正義です！！」
ここまでクオリティーの高い料理を作ることができるのには、彼女の「欲しい=正義」という考え方があるようです。誰もが食べたくなってしまうような料理を作り続けることこそが、彼女の信念であり、生きがいでもあるようです。
龍水の良き理解者
このような彼女の「欲しい=正義」という考え方は、自らの主人である龍水の生き様を見ているうちに培われたものであり、彼女の考え方と龍水の考え方は非常に近いものであると言えるでしょう。少し気の難しいところも多い龍水ですが、このようにフランソワという良き理解者が常にそばにいるからこそ、彼も安心して自らの道を進むことができているのではないでしょうか？
まとめ
いかがでしたか？今回は本作に登場する七海龍水とその執事フランソワについて紹介をしていきました。龍水は人気ランキングで2位をとっていることからも、本作で非常に高い人気を誇っているキャラクターであるといえます。そのような超重要キャラクターが登場するシリーズとなっていますので、アニメ1期、2期を楽しんだファンの方は、ぜひとも引き続きアニメ第3期をチェックしてみてくださいね。
