10月からアニメ三期が始まる「ワールドトリガー」ですが、その魅力の一つとして練りに練られた設定が面白いという部分があります。とくに主人公の三雲修や空閑遊真らが所属する組織であるボーダーに関しても綿密に設定がなされています。今回はそのボーダーについて、どのような組織なのか、どういった成り立ちなのか、また所属する上層部役員や階級制度についても解説していきたいと思います！
目次
まず、ボーダーって一体何？ボーダーはいかにして始まったのか？
ボーダーの正式名称は界境防衛機関と呼ばれ、対近界民への対処のために創設された民間組織です。現在は約500名以上の隊員を有し、近界民への脅威に対処しています。三門市が近界民に襲撃され、人々が近界民の脅威を知る以前から活動をしており、4年半前に初めて近界民が襲撃した際には彗星のごとく現れ脅威を排除しています。当時の戦闘員はまだ少数でした。
旧ボーダーのメンバーたち
今から6年前のボーダーには19名のメンバーが在籍していましたが、5年前に戦争状態となった同盟国に加勢。その際の戦闘で10名が死亡。そのうちの何人かは黒トリガーとなっています。旧ボーダーの拠点は現在の玉狛第二であり、そのメンバーには現総司令官城戸正宗の姿もありました。現時点でボーダーに在籍しているのは、城戸正宗、林藤匠、林藤ゆり、忍田真史、木崎レイジ、迅悠一、小南桐絵、桐山諒治の8名、九條真都が脱退。最上宗一含む10名が5年前の同盟国の戦争に加勢した戦いで死亡しています。
界境防衛機関本部指令・最高司令官 城戸正宗
新組織のルール、防衛計画、基地建設の発案や現ボーダーの統帥権を持つ組織の頂点に立つ立場にいるのが、旧ボーダーの創設メンバーでもある城戸正宗です。ときに冷徹とも言える判断を下し、近界に対しては敵対的な立場のスタンスをとる組織最大派閥の頂点でもあります。ただしボーダーでは直属の上司に命令権があるため、末端の隊員に対し全ての命令権を持つわけではありません。旧ボーダーの写真では、現在と派閥の異なる人物たちと一緒に笑顔で写真に写っており、当時のメンバーの半数を失うほどの出来事が城戸の心境に大きな変化を与えたと考えられますが、現時点ではまだ謎に包まれています。
界境防衛機関本部所属・本部長 忍田真史
ボーダーの全戦闘員を率いる本部長。指揮系統としては総司令の下。近界民が襲撃した際には防衛任務の指揮を担当し、場合によっては自ら戦闘に参加します。その実力はノーマルトリガー最強として知られており、現A級一位の太刀川の師でもあります。アフトクラトルのエネドラが基地内部に侵入した際には迎撃に当たり、部下と連携し黒トリガーを撃破する活躍を見せています。派閥としては三門市の専守防衛を優先する派閥に筆頭です。
界境防衛機関玉狛支部・支部長 林藤匠
旧ボーダー創設時からの古株で、近界民に対して友好的なスタンスをとる派閥の代表的存在。指揮系統は総司令の一つ下。当時は戦闘員として活躍しており、相応の実力者だったことがうかがえますが、現在は部下のサポート役に回っています。飄々としたスタンスを保ちながらも自分の主張を通す強かさを持っています。エンジニアとしても優秀で鬼怒田とともにランク戦のシステム構築に貢献しています。
界境防衛機関外務・営業部長 唐沢克己
元ラガーマンの外務・営業部長。主に政府や他国との交渉や民間組織であるボーダーの資金調達の役割を担っています。ボーダーには元戦闘員の役員も多数いますが、唐沢は非戦闘員。ラガーマンらしくフェアプレーを信条としているらしく、マスコミからボーダーへの風よけとして扱われそうになった修に反論の機会を与えています。
界境防衛機関本部開発室長 鬼怒田本吉
ボーダーにおける堅牢なシステムを構築するエンジニアを束ねる開発陣のトップ。ランク戦の構築、トリガーの量産や緊急脱出のシステム、遠征艇の開発など、こう見えてもボーダーきってのインテリであり、玄界独自のシステムを構築した人物。玉狛支部には厳しいスタンスで厳格な態度をとりますが、雨取千佳だけは別で。それは雨取が膨大なトリオン量を持つからではなく、同年代の娘がいるかららしい。
界境防衛機関メディア対策室長 根付栄蔵
主に広報や各種メディア対応を担当するスポークスマン。戦闘後の記者会見ではマスコミからの批判をかわすため、ボーダー隊員個人に矛先を向けるように記者の中に仕込みを入れるなど老獪な手段をとることもあります。鬼怒田と同様に玉狛支部に対しては若干否定的ですが、ヒュースのボーダー加入時には修が行動を起こす前に全て対処し終わっているほど目端が利く人物であり、ボーダーにおいてなくてはならない存在です。
界境防衛機関の指揮系統について解説
ボーダーでは本部指令の城戸正宗をトップとして、それらの下に本部長・各支部長・各部署長が付き、また本部指令直属の隊員も存在します。本部長の忍田真史の下につくのが本部所属の隊員で、鬼怒田・根付、唐沢など戦闘要員でないものたち（エンジニアなど）が各部署所員として配属され、林藤匠などの各支部長の下に付くのが支部隊員。城戸指令が最も強い決定権を持つと考えられますが、部署長・本部長・支部長はそれぞれ同程度の発言権・決定権を持つものと考えられます。
隊員たちの階級制度
隊員たちはランク戦などの成績を元に、A級隊員（精鋭）、B級隊員（主力）、C級隊員（訓練生）に分かれています。C級隊員は割り当てられたポイントを合同訓練かランク戦によって4000ポイントまで溜めれば昇格。B級隊員はチーム戦で好成績を収めた場合に昇格のための挑戦権が与えられるらしい。現時点でC級隊員は400名以上、B級隊員は約100名、A級隊員は約30名在籍しています。
【ワールドトリガー3rd】ボーダーの上層部・階級制度についてまとめ
今回はボーダーにおける指揮系統・上層部役員・階級などについてまとめてみました！初期のボーダーは少数精鋭かつここまで大規模な組織ではありませんでしたが、5年か6年あたりでここまで大きな組織になっています。旧ボーダー所属のキャラの過去も気になりますが、非戦闘員の役員たちがどのような形でボーダーに入ったのかも気になりますね。これらはもしかすると今後語られる機会があるかもしれませんね！
