約束のネバーランド、ついにあの方に会うために、不思議な世界に入り込んだエマとレイ。あの方って一体なんなのか、七つの壁って一体なんなのか?伏線の多いこの作品、エマの鬼説などもよく目に入ってきており、色々と考察記事を読んでますます楽しくなるばかり。今回は、かなりぶっ飛んだ考察で、だいぶこじつけがましくなるかもれませんが、私の考える、あの方、七つの壁について記載させていただきます。
あの方について
あの方は、全ての鬼の上に立つ存在であり、七つの壁を超えたところに存在するとされています。では、この「あの方」って一体なんなのか?あの方を表す文字から、今後の展開も含めて考察してみます。
あの方の文字は象形文字では?
あの方の名前は、象形文字ではないでしょうか。これは今後の展開にも関わってくる物事を表していると考えてみます。今現在、エマとレイは七つの壁を超えたところに存在しているとされる、あの方と会うために、入口から入ったところ。七つの壁はこの中にあると言われた、エマとレイはマンホールのようなところに入り、ハウスに飛んだり、砂漠にいったり、大きくなったり、小さくなったりしています。ここで、あの方を表している文字について考えてみましょう。蓋がされた中で、3人と一匹がボールで遊んでいるように見えます。あの方とされる竜のような生き物はしきりに遊んであげると言っていました。またレイは、この入口は、入ったやつは基本帰ってこれないと言っています。蓋は、その意図もあるのかもしれません。
ボールは目?
ボールは出てきた目では?ではもう一人は?
もう一人はノーマン
もう一人はノーマン。では、なぜノーマンなのか。ギーラン卿が明言しています。GFの特上三匹はあの方の御膳だと。つまり、元からこの3人はあの方のところに行くことが鬼の中では決まっていたのでは。
今後は?
もしこれが象形文字であるとするならば、ノーマンもなんらかの形で、エマとレイが入った入口からやってきて、七つの壁を探すことになるのではないでしょうか。そして、七つの壁を超えて、3人があの方とされている竜のような生物に出会った時、新たな約束を結び直すことができ、現状の鬼の世界については一見落着。しかし、今後も新たな約束により、新たな苦難が出てきてしまう可能性があります。そこで、新たな約束を結んだエマたちは、あの方となり、次回の新たな約束を結ぶものが現れるまで、今の竜のような立ち位置で存在しないといけない。つまり、あの方を表すあの文字は、次回の新たな約束をもたらす事を示す文字であり、「約束のネバーランド」とは、約束により作られた大人になることのできない食用児のいる世界では無く、約束が永遠に終わることがない世界なのではないでしょうか?
七つの壁について
あの方は、全ての鬼の頂点に立つ存在であり、七つの壁を超えた先に存在している。そして、七つの壁はこの中に存在していると言われたエマたちは、その中に入るも悪戦苦闘しているという状態。では、七つの壁とはなんなのでしょうか?物理的に存在している壁というよりは、人間、鬼の内面を表しているのではないかと考えています。七つの壁を超えたところに存在しているあの方という存在。それが神のように扱われている。そして、上記画像を「ななつのかべは個の中にある」と読んでみると、、、そういうわけで、ここからはかなりこじつけがましくなりますが、七つの壁について仮説を立てていきます。
仮説1.七つの壁=七つの大罪
七つの感情と考えてみて、すぐに頭に浮かんだのは七つの大罪。七つの大罪は、人間を罪に導く可能性があると見做されてきた欲望や感情のことを指すもの。七つの大罪を超えた存在があの方なのでしょうか?
高慢
物欲(貪欲)
ねたみ(嫉妬)
怒り
色欲(肉欲)
貪食
怠惰
しかし、約束のネバーランドでは、色欲については、あまり描かれていません。でも無くはないような気がします。
仮説2.七つの壁=七つの社会的罪
では、非暴力で有名なガンジーの唱えた、七つの社会的罪のことではないでしょうか。七つの社会的罪とは、
「理念なき政治」(Politics without Principle)
「労働なき富」(Wealth Without Work)
「良心なき快楽」(Pleasure Without Conscience)
「人格なき学識」(Knowledge without Character)
「道徳なき商業」(Commerce without Morality)
「人間性なき科学」(Science without Humanity)
「献身なき信仰」(Worship without Sacrifice)
これは、鬼の世界では人間も鬼もどちらもこの罪を犯しています。ですが、レイとエマに関してはそういうわけではありませんよね。このガンジーの唱えた社会的罪を超えた存在があの方だとすると、七つの壁を越えることができないとあの方には会うことができない。そして、今、ノーマンはその状況にないので、まだあの方に会うことができないのではないでしょうか?2011年5月23日に京都大学原子炉実験所助教である小出裕章氏が参議院行政監視委員会にて原発に関わるさまざまなことを批判する一連の発言の最後に使用されました。「『道徳なき商業』。これは多分、東京電力始めとする電力会社に私は当てはまると思います。そして『人間性なき科学』と。これは私も含めたアカデミズムの世界がこれまで原子力に丸ごと加担してきたと、いうことを私はこれで問いたいと思います」と。
七つの社会的大罪と考える理由
コニーの出荷は2046年10月12日。年代はともかく、ガンジーの誕生日は1869年10月2日。そして、七つの社会的大罪というガンジーの思想が「Young India」に掲載されたのはの1925年10月22日となっております。第一話のタイトルでもある10月12日はこの二つの間をとってつけられてのではないでしょうか?この10月12日というのは、ななつのかべはこの中にあると言われた写真の一部にも描かれています。そして、その横には、エマの番号である、63194も。矢印に沿って進んだエマが、レイに抱えられていると考えると、あのエマは、2歳ということになります。余談でした。
最後に
かなりこじつけがましく書いてしまいましたが、七つの壁って一体?ますます、次回も目が離せませんね。