自分たちの境遇、農園の真実を知ったエマ達。彼女達はこの農園からの脱走を企てます。そんな中で、この世界には自分たちの協力者と思われる人物がいることを知ります。そんな協力者と思しき人間がW・ミネルヴァ。一体彼は、何者なんでしょうか？
目次
ウィリアム・ミネルヴァを知ったきっかけ
出典: 約束のネバーランド ©白井カイウ／出水ぽすか／集英社／CloverWorks
エマ達の住んでいるGF農園には本がたくさん置かれています。そんな本の中に、W・ミネルヴァと言う人物の本が何冊もあるのでした。その本の蔵書票には、円で囲まれたフクロウのマークが。しかし、よく見ると、その周りの円のマークはモールス符号になっているのでした。収穫、怪物、農園と言ったような明らかに食用児に当てたと思われる単語。このことより、ノーマン、エマは農園を知る外部の人間が自分たちに当てたメッセージであり、協力者かもしれないことを知るのです。ちなみに、レイは以前からこのメッセージに気がついていたようです。
ウィリアム・ミネルヴァの本からわかった事
出典: 約束のネバーランド ©白井カイウ／出水ぽすか／集英社／CloverWorks
この本からわかった情報としては、農園を知る外部の人間が外の世界に存在しており、協力者かもしれない事。その協力者かもしれない人物の最新の本が2015年発行であったために、それ以降にまだ存在していたと言う事。そして、約束と書かれた本には神話が描かれており、何も書かれていない本は冒険の話が書かれている事です。
何も書かれていない冒険小説
何も記されていなかった本のタイトルはウーゴ冒険記。これは実際の外の世界を、冒険記として記し、脱走後に手助けをしてくれる内容でした。木の根に襲われたときの回避方法、真水を貯蓄するイソギンチャクの存在など、脱走後に、子供達を助けてくれるものだったのです。
約束と書かれた本の神話を考察
まだこの約束と書かれた本の神話についてはどのような話であったかは描かれておりません。しかし、この神話である約束は、もしかすると、人間と鬼との昔ちぎられた世界を二分すると言う約束をモチーフに作成されているのではないでしょうか。そして、この神話の中には７つの壁のヒントとなる文章が書かれており、この本を元に、ストーリーが発展していくのではないでしょうか。あくまで推測ですが。
ウィリアム・ミネルヴァのペン
出典: 約束のネバーランド ©白井カイウ／出水ぽすか／集英社／CloverWorks
脱走した後に、どこに向かうのか聞かれたエマは、WMと書かれているペンを取り出し、ミネルヴァさんに会いに行くと告げます。このペンはシスター・クローネの置き土産でもあり、B06-32と内部に記されています。そしてもう一段階引っ張ると、自分たちの今いる場所を示してくれるのでした。そのためB06-32を子供達は目指すことになったのです。このペンは、ゴールディ・ポンドでの鍵の役割を果たすなど、非常に大切なアイテムとなっています。
ウィリアム・ミネルヴァの正体
出典: 約束のネバーランド ©白井カイウ／出水ぽすか／集英社／CloverWorks
ゴールディ・ポンドでエレベータを発見したエマとルーカス。鍵となるペンをさした所、失敗と表示され、電話がなります。それにでたエマに録音で流れるミネルヴァさんの声。彼は自分の正体と現状について伝言を残していました。それによると、本名はジェームス・ラートリー。鬼と約束を交わした35代の当主でした。しかし、現36代当主であり、弟のピーター・ラートリーに裏切られ、命を狙われているとの事。この録音は2031年のものでした。
シークレット・ガーデンの成り立ち
元々は、脱走者を人間の世界に送るための場所であったゴールディー・ポンド。なぜこのような危険な場所になったかと言うと、ピーター・ラートリーの画策によるものだったのです。兄と全く考えの違うピーターは、当時、密かにプライベートで狩りを楽しんでいた、バイヨン卿にこの場所の在処を教えるのです。そして、そこをバイヨン卿が、シークレット・ガーデンとして狩場としたために、今のような状態になっているのです。
ウィリアム・ミネルヴァの支援者
出典: 約束のネバーランド ©白井カイウ／出水ぽすか／集英社／CloverWorks
W・ミネルヴァの支援者はまだ点在している様子。それは、人間の世界にもいるのでしょうが、シェルターで連絡を受けた支援者は、鬼側の世界にいる様子です。子供達の痕跡を無くし、敵をシェルターに近づかないように画策している人物。まだ謎が多く、今後、エマ達と合流するのではないかと思われますが、まだ詳細は不明確。靴を履いているところを見ると、鬼ではなさそうですが。
ウィリアム・ミネルヴァの生死は！？
出典: 約束のネバーランド ©白井カイウ／出水ぽすか／集英社／CloverWorks
現状、ミネルヴァの生死はわかっていません。しかし、この約束のネバーランドでは、コニーに始まり、シスター・クローネもそうですが、死亡シーンというものが的確に描かれることが多く、現在、主要キャラで含みを持たされているママ、イザベラとミネルヴァは今後、何かしらで物語に絡んでくると考えられています。読み手としても、実はミネルヴァさんは弟にすでに殺されており、今後、支援者と共に７つの壁を探していくというストーリーよりも、ミネルヴァさんが生きており、７つの壁を共に探しつつ、ミネルヴァさんと弟が、対峙する展開の方が面白そうですよね。ただ、この作品は本当に伏線が多く、ストーリーも秀逸なので、ミネルヴァさんがたとえ死んでいたとしても、ものすごい面白い作品になっていくとは思いますが。
ウィリアム・ミネルヴァについて 最後に
出典: 約束のネバーランド ©白井カイウ／出水ぽすか／集英社／CloverWorks
まだまだ回収されていない伏線も多く、エマの全ての食用児を救いたいという思いや、７つの壁、もう一つの約束、ムジカもそうですし、支援者がどんな人物かも不明。フィルのその後も、ノーマンだって絶対に物語に絡んできますよね。続きが気になりすぎる作品ですね！！
