ゴブリンスレイヤーは、2019年10月よりアニメ化された、ファンタジーものなのでうが、通常の明るいファンタジーとは違い、生々しい戦闘描写や、物語における背景が少し悲しい現実味を帯びたダークファンタジー作品。物語としては、ゴブリンを自分の復讐のためにひたすらに狩っていた主人公、ゴブリンスレイヤーが徐々に冒険者となることを願うようになるという、主人公の成長を描いた作品です。今回はそんな主人公とパーティーを組むドワーフの鉱人導士についてご紹介させていただきます。
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【ゴブリンスレイヤー】鉱人導士 そもそもドワーフって??
出典: ゴブリンスレイヤー ©蝸牛くも・SBクリエイティブ/ゴブリンスレイヤー製作委員会
元々ドワーフとは北欧神話に登場する妖精の事を指した伝説上の生き物のことでした。白雪姫の7人の小人も実はドワーフだったのです。よくエルフと仲が悪いというように描かれることの多い、ドワーフという種族ですが、実は、元々エルフとは北欧神話に出てくる妖精の総称なのです。つまり同じく北欧神話に出てくる妖精のゴブリンやトロールなどの総称がエルフであり、ドワーフはその一種に過ぎなかったのです。北欧神話では、うじ虫のような生き物に、神が人間と同じ姿と知力を与えることで出来た小人がドワーフとされており、ヨーロッパの伝承では、ドワーフは岩から生まれたとされています。そのため性差がなく、女性のドワーフも元々ヒゲを蓄えていました。近年のようなエルフやドワーフのような認識がされるようになったのは、指輪物語の影響であったと言われています。ゴブリンも元々は妖精だったんですね。
【ゴブリンスレイヤー】ドワーフである鉱人導士ってどんなキャラ?
出典: ゴブリンスレイヤー ©蝸牛くも・SBクリエイティブ/ゴブリンスレイヤー製作委員会
初めて本作に鉱人導士が登場したのは、妖精弓師、蜥蜴僧侶とともに、詩人の歌になっていたゴブリンスレイヤー にゴブリン討伐の依頼をするためでした。三人ともゴブリンスレイヤーと同じ、銀等級の冒険者です。ドワーフの言葉ではゴブリンスレイヤーはカミキリ丸というそうです。そういえば、そんな虫いたな。と思いましたが、それは置いておきましょう。性格はドワーフらしく、酒好きで、自分の意見に自信がある様子。人を見る目はさすがと言ったところでしょうか。ゴブリンスレイヤーの武器の特徴の意図を見事に見抜いていました。年齢は107歳で、術士です。一般的にはこの世界でもドワーフとエルフというのは仲の悪い種族という設定らしいのですが、この2人はなんだかんだで仲が良さそうですね。
【ゴブリンスレイヤー】ドワーフ鉱人導士 この世界の種族背景と冒険者をする理由
出典: ゴブリンスレイヤー ©蝸牛くも・SBクリエイティブ/ゴブリンスレイヤー製作委員会
今、世界では封印された魔神王が1人目覚めてしまっています。それに対抗すべくリザードマン族長、人族の諸王、エルフとドワーフの長が集まって会議を開いており、この混沌から世界を救おうと考えています。ゴブリンスレイヤーとパーティーを組んだのは、その混沌の影響からかエルフの土地にてゴブリンの動きが活発化したからでした。この世界の混沌の時期だからこそエルフと喧嘩している場合ではないのでしょう。また、そんな鉱人導士 が冒険者として、世界の混沌の一部を解決しようとしているのは、まさに各地をまわりうまいものを食べるためだそうです。
【ゴブリンスレイヤー】ドワーフ鉱人導士とゴブリンスレイヤー
出典: ゴブリンスレイヤー ©蝸牛くも・SBクリエイティブ/ゴブリンスレイヤー製作委員会
ゴブリンスレイヤーの事を認めている様子の鉱人導士。初めてあった時には、まだゴブリンスレイヤーとわからない時から、こやつ、なかなか、と強さを察知したような物言いをしていました。そんなゴブリンスレイヤーの性格を、自分たちよりわかりづらい性格、度を越した不器用な奴、ドワーフでも半ばいかれっちまうくらいの腕っこきの職人があんな風だと表現しています。ゴブリンスレイヤーのゴブリンに対する知識には全幅の信頼を寄せいるようで、ゴブリンスレイヤーの指示で的確に術を使っています。
【ゴブリンスレイヤー】意外と体術もいける!?ドワーフ鉱人導士
出典: ゴブリンスレイヤー ©蝸牛くも・SBクリエイティブ/ゴブリンスレイヤー製作委員会
術士としてはかなりの能力を持つ鉱人導士。多くの種類の術を使うことができ、回数も女神官立ち寄り上。有能な術士みたいですね。ゴブリンチャンピオンにトドメを指したのも、鉱人導士の技で遺跡を崩壊させたことでした。そんな鉱人導士、体術の方はどうなのでしょうか。ゴブリンチャンピオンとの1回目の戦闘では、術がすでに使えない状況ながらどうにか生き残っていました。2回目の戦闘では、見事な体術を披露しエルフを助けています。ゴブリンの数匹はいけるようです。と言っても、新人冒険者でも頑張ればゴブリンを倒すことができる事を考えると、やはりそこまで体術が得意というわけではないようですね。
【ゴブリンスレイヤー】仲間を思いやるドワーフ鉱人導士の名台詞
出典: ゴブリンスレイヤー ©蝸牛くも・SBクリエイティブ/ゴブリンスレイヤー製作委員会
エルフ族の女が捕まりひどい仕打ちを受けていたのを救出した一向。そんな惨劇を目の当たりにした妖精弓師は、精神的にやられている様子。敵陣でも大声を張り上げてしまうほど。そんな妖精弓師にゴブリンスレイヤーは心配はしているのかもしれませんが、優しい言葉をかける事はしません。ただゴブリンを狩る事を念頭においている様子。そこで普段はいがみ合っているエルフとドワーフの関係などないかのように鉱人導士が口を開きます。同胞を弄んだ報いを必ず受けさせてやろうと。この言葉で落ち着きを取り戻した妖精弓師は、立ち直りゴブリン退治へと再度出発するのでした。鉱人導士の優しさと思いやりの詰まった名台詞でしたね。
【ゴブリンスレイヤー】ドワーフ鉱人導士紹介 最後に
出典: ゴブリンスレイヤー ©蝸牛くも・SBクリエイティブ/ゴブリンスレイヤー製作委員会
術士として一流であり、銀等級の鉱人導士。今後もこのパーティーを組む機会が多くなりそうでますます活躍も期待できるキャラクター。そんな鉱人導士の女性の好みはやはりドワーフ。同族の豊満な女性を好んでいるようで、エルフとは真逆。いやはや不思議な組み合わせのパーティーですね。ちなみに神話でのドワーフの寿命は人間の役2倍とされていることから、この設定であれば、初老にあたる鉱人導士。まだまだ衰えはしなさそうですね!