25年以上の連載を続ける荒木飛呂彦によるジョジョの奇妙な冒険シリーズ。2018年の現在ではウルトラジャンプにて「ジョジョリオン」が連載されています。ジョジョの奇妙な冒険はいくつかに分けられており、主人公が代々受け継がれていきます。今回はそんなジョジョの奇妙な冒険では多くの部に登場して活躍している第2部における主人公のジョセフ・ジョースターの魅力を紹介していきます。
ジョセフ・ジョースターとは
出典: ジョジョの奇妙な冒険 ©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 製作委員会
ジョセフ・ジョースターはジョナサン・ジョースターの孫にあたる第2部の主人公であり、見た目はジョナサンに似ていて、背が高く筋肉質で濃い顔つきをしています。イギリス人でありますが、紳士的ではなく非常にガサツでお調子者です。作中では途中からシーザーの形見として受け取った鉢巻をしていて、トレードマークにもなっています。
ジョセフ・ジョースターの性格その1 お調子者
出典: ジョジョの奇妙な冒険 ©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 製作委員会
ジョセフ・ジョースターは非常に軽いノリですぐに調子に乗ってしまうタイプです。祖父であるジョナサン・ジョースターとは対照的で女性の扱いにも長けています。年を取るごとに落ち着いて責任感なども出てきてはいますが、いたずら好きな一面などは変わらないようで第3部にてポルナレフをおちょくったり、第4部では東方仗助を困らせたりしています。
ジョセフ・ジョースターの性格その2 仲間思い
出典: ジョジョの奇妙な冒険 ©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 製作委員会
ジョセフ・ジョースターは普段はおちゃらけていますが、仲間が傷つけられた時や殺されたときは怒りをあらわにして戦います。作中ではシーザーがやられたときは普段はいがみ合っていても号泣して叫ぶなど熱い一面もあります。さらに、一緒に旅をしてきた花京院典明が死亡した時も悲しみながらも必死に敵をとろうとディオに挑むなど仲間思いで勇敢な性格です。
ジョセフ・ジョースターと空条承太郎の関係
出典: ジョジョの奇妙な冒険 ©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 製作委員会
ジョセフ・ジョースターと空条承太郎は血縁関係であり、ジョセフ・ジョースターは空条承太郎の祖父にあたります。一緒にホリィの命を救うために空条承太郎とエジプトに向かってディオを見事倒していることからも強い絆があります。お互いが助け合ってエジプトの旅をしたことからも息子と親の関係以上にお互いを信頼し合っています。
ジョセフ・ジョースターと東方仗助の関係
出典: ジョジョの奇妙な冒険 ©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 製作委員会
ジョセフ・ジョースターと東方仗助の関係は血縁関係であり、東方仗助はジョセフ・ジョースターの愛人、東方朋子の息子です。しかし、生まれてから一度も会っておらず、作中で東方仗助が高校生の時に初対面しています。当初はお互い気まずくあまり話せませんでしたが、何度かスタンドの困難に巻き込まれることで打ち解けています。
ジョセフ・ジョースターの能力
出典: ジョジョの奇妙な冒険 ©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 製作委員会
ここまではジョセフ・ジョースターの性格などのキャラクターについて紹介してきました。ではジョセフ・ジョースターはどのような能力を持っていて、どのように戦うのでしょうか。ジョセフ・ジョースターの能力や戦い方を紹介していきます。
ジョセフ・ジョースターは波紋使い
出典: ジョジョの奇妙な冒険 ©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 製作委員会
ジョセフ・ジョースターは第2部戦闘潮流にて波紋を習得しています。波紋自体は生まれながらにして覚えていましたが、リサリサの厳しい修行により柱の男を倒すほどの波紋を覚えています。また、武器やその場にあるものを上手く利用して戦うことも得意であり、武器に波紋を流してより威力を高めて戦う戦法を多く使っています。
ジョセフ・ジョースターの心理戦
出典: ジョジョの奇妙な冒険 ©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 製作委員会
ジョセフ・ジョースターは心理戦が得意です。相手の裏をかくことを得意としており、挑発して相手の弱点をついたり、あえて一度逃走をはかるように見せかけて相手を罠にかける準備をするなど戦闘ではかなりあたまのキレるキャラクターでもあります。相手が言う事を見抜いたり、いかさまもポーカーフェイスでするなど度胸もあります。
ジョセフ・ジョースターのスタンド
出典: ジョジョの奇妙な冒険 ©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 製作委員会
ジョセフ・ジョースターは波紋使いでもありながら、スタンド能力も使えます。スタンドはハーミット・パープルと言い、敵を拘束したり、電子機械を利用して念写することができます。スタンドの形は人型ではなく、茨のような長い職種です。攻撃にはあまり向いてはいませんが探索や防御にも使えるため応用が効きます。
ジョセフ・ジョースターのスタンド「ハーミットパープル」の能力
出典: ジョジョの奇妙な冒険 ©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 製作委員会
ジョセフ・ジョースターのスタンドであるハーミットパープルはイバラの像(ビジョン)を具現化するスタンドです。カメラなどに使うことで念写も行え、敵の様子を探ることもできます。また、作中では砂を媒体にすることで、遠くの様子や周辺の地図なども映し出せるなど強力な能力です。基本的には念写をメインに使いますが鞭のように扱ったり体に巻きつけて攻撃して来た敵にダメージを与えることも可能です。
ジョセフ・ジョースターの活躍
出典: ジョジョの奇妙な冒険 ©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 製作委員会
ここまではジョセフ・ジョースターの能力やキャラクターについて紹介してきました。ではジョセフ・ジョースターは作中でどのような活躍をしているのでしょうか。ジョセフ・ジョースターは第2部から第4部まで登場しているので、その部数ごとに分けて紹介していきます。
ジョセフ・ジョースターの活躍【第2部戦闘潮流編】
出典: ジョジョの奇妙な冒険 ©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 製作委員会
まず、ジョセフ・ジョースターは第2部の戦闘潮流では柱の男であるサンタナやエシディシ、ワムウ、カーズと戦い勝っています。柱の男を倒していることから世界を救っているともいえるのでとても活躍しています。この時は波紋しか使うことが出来ず、カーズに至っては宇宙に吹き飛ばすことで相手を戦闘不能にしています。
ジョセフ・ジョースターの活躍【第3部スターダストクルセイダーズ編】
出典: ジョジョの奇妙な冒険 ©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 製作委員会
ジョセフ・ジョースターは第3部では吸血鬼であるディオを倒すため、エジプトに空条承太郎やポルナレフなどと共に向い見事ディオを倒しています。また、花京院典明のディオの能力のヒントをしっかりと把握して、自分の命と引き換えに空条承太郎にディオの能力を教えるなど最後まで活躍しました。最終的には空条承太郎の手によって蘇生させられています。
ジョセフ・ジョースターの活躍【第4部ダイヤモンドは砕けない編】
出典: ジョジョの奇妙な冒険 ©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 製作委員会
ジョセフ・ジョースターは第4部ではレッドホットチリペッパーズの本体を見つけるために日本に来日しています。しかし、実際はボケていてレッドホットチリペッパーズの本体の音石明に命を狙われるなど危険に晒されています。また、作中では透明な赤ん坊のスタンド使いを保護したり、息子である仗助の前でかっこつけるために命を張るなどの活躍もしています。第4部ではかなり高齢になっていたこともあり、スタンド能力や波紋はほとんど使用していません。
ジョセフ・ジョースターの魅力
出典: ジョジョの奇妙な冒険 ©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 製作委員会
ジョセフ・ジョースターの魅力は普段はお調子者で3枚目キャラクターなのに戦闘の時にはとても頭が切れて、相手の一枚も二枚も上をいくところだと思われます。また、若いころからルックスもよく、第3部でも大人の渋さを持つかっこよさで多くの読者を魅了するなど長きに渡って活躍していることも人気の一つでしょう。今回はジョセフ・ジョースターの魅力について紹介しました。ジョジョのシリーズの中でも若い時から老人になるまで描かれている数少ないキャラクターです。それぞれの年代で成長を感じながらも違う魅力があるのもジョセフ・ジョースターの良いところなのではないでしょうか。