「無職転生」はコミックス13巻までの物語で、主人公のルーデウスが3歳から15歳まで成長する物語が描かれています。最初は家庭教師に魔術を教えてもらい、その後は家庭教師として生徒に魔術を教え、転移魔法で世界中を旅し、学校へ入学……15歳までの時間を色々な場所で過ごし、様々な人と出会いや別れを繰り返していきます。そこで今回はルーデウスが15歳になるまでに出会った登場人物たちを一挙に紹介！全員を紹介しているととてつもなく長くなってしまうので、ルーデウスと関わりの深い人物を選んで紹介していきます！
目次
ルーデウス・グレイラット
本作の主人公。3歳で魔術の才能に親が気付き聖級魔術師であるロキシーに弟子入り。5歳で卒業試験をクリアして聖級魔術師となります。さらに7歳の頃にはエリスの家庭教師となるため単身でボレアス家へ。そこで魔術を教えている最中に転移魔術に巻き込まれエリスと共に魔大陸へ転移。エリスを家まで送り届ける為に13歳まで旅を共にします。エリスと別れ13歳から15歳までは冒険者として過ごし、「泥沼のルーデウス」の異名で名が知られ、その後魔法大学へと入学します。……と、波乱万丈な人生を送ってきたルーデウスですが、その中身は34歳でリア充を庇って事故死した無職ニート。ルーデウスは同じような人生を繰り返さない為に、優等生として必死に生きていきます。
パウロ・グレイラット
ルーデウスの父親で基本的には優しくて良い父親。ただし感情的になるとすぐに手を出してしまったり相手の話を全く聞かなくなる欠点があり、それが原因でルーデウスと言い争いになる事も。また、女性関係に関しては血筋の事もあり非常に身勝手。妻のゼニスが妊娠している間にメイドのリーリャを妊娠させるなど、家庭崩壊を招くレベルのやらかしをしでかしています。
ゼニス・グレイラット
ルーデウスの母親でスタイル抜群の美人。もともとはパウロと同じチームで冒険者をしていましたがルーデウスを妊娠した事で冒険者を引退。その後は専業主婦として生活しています。魔術を使う事ができ、ルーデウスが魔術の才能に恵まれていると知った時にはすぐに家庭教師を雇ってしまうほど大喜び。転移魔法で転移してからはコミックス13巻までに登場するシーンは描かれていません。
リーリャ・グレイラット
グレイラット家に使えるメイド。赤ん坊の頃から可愛げのなかったルーデウスの事を苦手にしていましたが、パウロの子供を身ごもった際ルーデウスに救われ、それからはルーデウスに忠誠を使うような態度をとっており、生まれてくる子供にもルーデウスへ仕えるよう育てる事を心に決めていました。ちなみにパウロとは昔同じ剣術道場に通っており、その時半ば強引に初体験をパウロに奪われた過去を持っています。
ノルン・グレイラット
パウロとゼニスの子供でルーデウスの実の妹。生まれる前にルーデウスは家を出ていたので、初めて顔を合わせたのは転移魔術で飛ばされてからになります。当時なにもかもに絶望し、ルーデウスとケンカになって殴り倒されていたパウロを助けに入ったのがルーデウスとの初対面。その為ルーデウスとは険悪な仲になってしまい、仲良くできないまま再びゼニスを探すため別れる事になってしまいます。
アイシャ・グレイラット
リーリャとパウロの子供でルーデウスとは異母兄妹になる少女。おっとり育ったノルンとは違い、リーリャから厳しく育てられてきたので年齢の割にしっかりしています。ルーデウスと初めて会った時は兄だと気づかず接していましたが、途中でルーデウスが兄だと気づき、兄の事を悪く言っていた自分がルーデウスを傷つけてしまったのではないかと悩んだりしていました。その後は和解しすっかりルーデウスに懐くようになります。
ロキシー・ミグルディア
ルーデウスが3歳の時に家庭教師としてやってきた少女……に見える女性。この当時38歳という事になっており、実はパウロやゼニスより年上だったりします。得意なのは水属性の魔術でそのレベルは聖級。2年間ルーデウスの家庭教師を務め、ルーデウスを聖級魔術師まで育てて再び旅に出ました。ロキシーはドジなところがあり、隙あらばしょっちゅうパンチラのサービスをしてしまう事も……本人は気づいていないようですが、パンツをルーデウスに盗まれた事もあり、大人になってからもルーデウスはロキシーのパンツを神棚にしまい祀ったりしていました。
シルフィエット
ルーデウスが5歳の頃に出会った初めての同年代の友人。ハーフエルフの父と人間の母の間に生まれたにもかかわらず、見た目が魔族のような髪色をしている事もありイジメられてしまうシルフィ。そこへ偶然ルーデウスが通りかかり助けた事がきっかけで2人は親友になります。ルーデウスは出会ったころからずっと男の子だと思っており、1年後に一緒にお風呂に入るまで女の子だと気づいていませんでした。ルーデウスとはずっと仲良くしていましたが、あまりに依存し過ぎている事を危惧した両親は2人の距離を置くためルーデウスを家から出す決意をします。
フィッツ
転移魔術で飛ばされたシルフィがアリエルに仕えるようになってから名乗り始めた名前であり、男性という事で通しているのでほとんど喋らず周りからは「無言のフィッツ」と呼ばれています。理由は分かっていませんが髪の色も緑から銀髪へと変わっており、さらにサングラスをしている事もありルーデウスはフィッツがシルフィだとなかなか気づくことはありませんでした（コミックス13巻時点ではまだ気づいておらず）
エリス・ボレアス・グレイラット
ルーデウスが家庭教師にいった教え子。猪突猛進で短気。さらにツンデレでわがままだったお嬢様。5歳で家庭教師としてやってきたルーデウスより少しだけ年上で、年下から魔術を習う事に猛反発していましたが、誘拐されてからは幾分か丸くなっています。転移魔術に巻き込まれた際はルーデウスと同じ場所へ飛ばされており、スペルド族のルイジェルドを加え3人で屋敷へ戻るために旅をする事になります。ルーデウスと一夜を共にした翌朝にルーデウスの元を旅立ち、これまで以上に強さを求めて剣の修行を積み始めます。
ルイジェルド・スペルディア
緑髪と額の宝石が目印のスペルド族。魔族の中でも特別狂暴だとロキシーから教わっていましたが、実際に会ってみると子供好きの優しい兄貴分的な存在。ただし子供を傷つけたりすると容赦なく人間でも殺す短気な一面も……一族に対する評価を回復させるためにルーデウスたちと一緒に旅に出ます。ちなみに最初は緑神が似合うイケメンでしたが、髪色がトラブルの原因になると考え、ある日突然髪の毛をそり落としスキンヘッドになってしまいます。
ギレーヌ・デドルディア
初対面の第一印象は「父猫様」。いったいどうなっているのか分からない露出度の高い服を着ているスタイル抜群の獣人で、モフモフの尻尾と耳が特徴。普段は右目を封印していますが、眼帯を取ると魔力を測定する事が可能です。もともとパウロと同じチームで戦っていたよしみもあり、ルーデウスが家庭教師をする事になった際は家までルーデウスを迎えに行っていました。
アリエル・アネモイ・アスラ
アスラ王国の第3王女でシルフィが使えるお姫様。時より腹黒い顔をみせる時もありますが、基本的に穏やかでシルフィとは主従であり友人でもある間柄。王位継承権は3位ですが民衆からの人気はダントツ。とくにそのカリスマ性と美声は聞く者を魅了し心地よい気持ちにさせます。王位を争う中で暗殺者に命を狙われ、現在はフィッツとルークを連れて魔法大学で有望な人材を探し地盤を固めている最中で、アスラ王国の王になる事を最終目的としています。
エリナリーゼ・ドラゴンロード
パウロの元仲間で「定期的に男性の精をあびないと死ぬ」という奇妙な呪いをかけられている女性。その為、とっかえひっかえ男を誘惑しては関係をもっているのですが、特定の相手と付き合ったりする事はしていませんでした。しかしルーデウスと魔法大学に入学し、そこでクリフに一目ぼれされ、最初は断るつもりでしたが呪いの事も受け入れてくれたクリフと交際を開始。学校ではクリフの膝の上に乗るなど人目もはばからずイチャイチャしています。
キシリカ・キシリス
ルーデウスが魔大陸で助けた少女……に見える魔族。見た目は少女ですが6000年以上前の人魔大戦では既に魔族を率いて戦っており、少なくとも6000年は生きています。自己紹介の時におかしなポーズをとりながら「魔界大帝」と名乗るのが特徴。あらゆることを見透かす12個の魔眼をもっていて、ルーデウスをはじめ食事をご馳走してくれた人などにお礼として魔眼を渡しながら生活をしています。
リニアーナ・デドルディア
魔法大学の5年生でクラスでも非常に態度の大きなドルディア族の猫の方。語尾に「ニャ」を付けて喋る事もあり、色んな意味でルーデウスを驚愕させました。ザノバが入学してきたさいに争いとなりプルセナと2人がかりで決闘をし、勝利した際にロキシーの人形を奪い破壊した事を知ったルーデウスは激怒。その後ルーデウスに1日監禁され、実力差を認めてルーデウスの事をボスと呼ぶようになります。ちなみにドルディアの族長筋なので、ギレーヌの姪にあたります。
プルセナ・アドルディア
いつもリニアーナと一緒にいるドルディア族の犬の方。語尾に「ニャ」をつけるリニアーナと違い、「～なの」と語尾に付ける喋る方が特徴。常に何か食べていて口数はリニアーナに比べると少な目ですが、態度の大きさは同じかそれ以上。ルーデウスに負けた時も「リニアにはなにしてもいいの」など、すぐにリニアーナになすりつけようとします。犬の獣人というだけあって嗅覚に優れ、相手が好戦的であるかどうかもニオイでかぎ分ける事ができるようです。
オルステッド
世界最強とされる七大列強の序列2位に位置する龍神。その実力は文字通り最強であり、ルーデウス・エリス・ルイジェルドがデッドエンドとして活動中に出会った際は、ルーデウスをヒトガミの仲間だと勘違いし殺害。残りの2人も一撃で倒してしまいました。一緒に旅をしている謎の少女の提案で即死したと思われていたルーデウスを回復。その後少女を連れその場から立ち去りました。相手に恐怖を与える呪いにかかっており、普通の人間はオルステッドを目にするだけで身体の震えが止まらなくなります。
ナナホシ・シズカ
オルステッドが連れて歩いていた仮面の少女。コミックス13巻現在はまだ正体も謎のまま何も明かされていませんが、どうやらルーデウスと同じく魔法大学へ通い始めた様子。オルステッドからも特別扱いされているところを見ると何か特別な力を持っているようです。リゼロとのコラボ漫画ではスバルの黒髪と服装を見て大慌てで追いかけていた事から、異世界転生者の日本人だと思われます。
ザノバ・シーローン
魔法大学に通うシーローン王国の第三皇子。ルーデウスの作るフィギュアに感銘を受け、師匠と呼び慕っています。見た目はいかにもオタクっぽいひょろっとした体格をしていますが、呪いによりとんでもない怪力の持ち主。力加減を間違って、生まれたばかりの弟の首を引きちぎってしまったり、とても笑えない事件を何度も起こしています。魔力量が少なく、力加減も苦手なためフィギュア作りができず、代わりにフィギュアを作る人材を探すため奴隷市場へ行き、そこでジュリエットを購入してからは彼女にフィギュアの知識を教えているようです。
ジュリエット
フィギュアを作るために奴隷市場で買われた女の子。最初は何もかもに絶望しており言葉もまともに話せませんでしたが、前世の自分と同じ目をしていた事もありルーデウスに本心を見透かされるように語り掛けられ心を開きます。その後はザノバとルーデウスの元で何不自由ない生活を送っていますが、リニアとプルセナを監禁したりしていた事からルーデウスの事はちょっと怖がっているようです。
クリフ・グリモル
俗にいう「天狗」になっていた天才少年。魔術の才能に優れ高飛車な性格をしています。過去にエリスと出会った事があり、その時に一目ぼれして告白するも見事に玉砕。その事が原因でルーデウスの事を恨んでいましたが、エリナリーゼと出会った際にルーデウスを頼り交際する事になったため、それ以降はルーデウスと友人関係になっています。
ヒトガミ
時より現れてはルーデウスに助言をする謎の存在。いったい何者なのか全く明かされていませんが、オルステッドからはかなり敵対心を持たれています。ヒトガミと話す際、ルーデウスは前世の姿に戻っているため、転生の秘密を知っている重要な存在という事は間違いないと思われます。
「無職転生」キャラ紹介まとめ
ここまでコミックス13巻までに登場する主要キャラを紹介してきましたがいかがだったでしょうか？まだまだ紹介しきれていないキャラクターは沢山いるのですが、最初にも書いた通り全員紹介しているとキリが無いので今回はこの辺りで……ロキシーの家族やエリスの家族など個性豊かなキャラも数多く登場するのでアニメでの活躍をお楽しみに！
