【ジョジョの奇妙な冒険】黄金の風 5部 ギャング組織「パッショーネ」考察まとめ

ギャングスターに憧れる主人公であるジョルノが加入した組織「パッショーネ」。ブチャラティのチームに入り幹部であるポルポの傘下に入ったものの、このパッショーネという組織は一体どのようなものだったのでしょうか。今回は「パッショーネ」についての考察をまとめて行きたいと思います。

【ジョジョの奇妙な冒険】黄金の風 5部 ギャング組織「パッショーネ」組織図

出典: ジョジョの奇妙な冒険 ©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 製作委員会
ギャング組織のパッショーネには、頂点にあるボスに「ディアボロ」、参謀としてディアボロの2重人格の内の1人「ドッピオ」その下に幹部がおり、その下にブチャラティたちのような下っ端が6〜10人程度のチームに分けられます。チームには暗殺チームや麻薬を扱うチームがおり、同じ組織の中でもあまり関わりたくない人たちのようですね。組織に入っている人たちは、一般の人に紛れるために、目立った行動をせずに表向きの仕事を持ってたりします。年齢もまちまちで18歳で幹部になっている人間もいるようです。

【ジョジョの奇妙な冒険】黄金の風 5部 ギャング組織「パッショーネ」に登場した幹部

本作は実は幹部はほぼ出てきていません。それだけ謎に包まれています。また、幹部だからと言ってスタンド能力者かというとそういうわけでもなく、チーム全員がスタンド能力者である、ジョルノ達のチームが特別だったようです。

ポルポ

出典: ジョジョの奇妙な冒険 ©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 製作委員会
ジョルノやブチャラティの所属するチームの幹部であり、スタンド使い。スタンド能力はブラック・サバス。ジョルノの入団試験時、ライターを再点火したことにより発動する完全自動操縦型のスタンドであり、スタンドがどのように行動しているか、能力者のポルポにはわからない。光に弱く、影の中を移動し、矢を突き刺す。これにより、能力者になった者もしくは単純に約束を違えなかったものだけがチームに入ることができた。最終的には、ジョルノのスタンド能力により自殺に見せかけて殺されてしまう        。

ブローノ・ブチャラティ

出典: ジョジョの奇妙な冒険 ©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 製作委員会
ポルポのチームのリーダーでありポルポが死亡し、彼の隠し財産を組織に渡したことから、幹部に昇格する。スタンド能力は、スティッキー・フィンガーズ。ブチャラティの能力はボスにも非常に評価されており、最終的にボスに殺されてしまうのだが、ボスを裏切るきっかけを作った人物です。

ペリーコロ

出典: ジョジョの奇妙な冒険 ©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 製作委員会
ポルポの隠し財産を受け渡す際にトリシュと現れた幹部で、彼のチームがなんだったのかは記載されていません。ブチャラティの幹部昇格もトリシュ護衛の任務依頼の際に彼が伝えました。非常にボスのことを信頼していますが、能力者ではありません。トリシュの引き渡しに関するディスクのありかをブチャラティたちに教えた後、一つの手がかりも残してはいけないと拳銃自殺をしてしまいます。

【ジョジョの奇妙な冒険】黄金の風 5部 ギャング組織「パッショーネ」との初対面

出典: ジョジョの奇妙な冒険 ©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 製作委員会
本作の主人公であるジョルノ・ジョバーナが組織の人間と初対面したのは物語が始まってすぐのことでした。そう「涙目のルカ」です。あっけなくやられてしまい、情報蒐集にやってくるブチャラティと会うのですが、初対面があのどうしようもないチンピラっていうのも、なんだか組織にはいい印象を持てないですね。

【ジョジョの奇妙な冒険】黄金の風 5部 ギャング組織「パッショーネ」輪切りのソルベ

出典: ジョジョの奇妙な冒険 ©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 製作委員会
ボスは自分の正体を絶対に表に出そうとはしません。ボスの正体を探し始めた暗殺チームのソルベとジェラート。暗殺チームの報酬の少なさに嫌気がさしたことがきっかけでした。しかし、ある日ジェラートがソファの上で布を飲み込んで死んでいるのが見つかりました。またその日より暗殺チームに額縁に入った何かが積み込まれた郵便物が届き始めます。郵便物を日に日に重ね合わせて行くとそれはソルベの姿になっていったのです。そうこれは輪切りにされたソルベだったのです。そして気づきます。ジェラートは輪切りにされていくソルベの横におり、今から始まるであろう自分への拷問を避けるために、自ら布を飲み込んで窒息死したのだということを。

【ジョジョの奇妙な冒険】黄金の風 5部 ギャング組織「パッショーネ」麻薬ルートの確立

出典: ジョジョの奇妙な冒険 ©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 製作委員会
パッショーネはそれまで禁忌とされていた麻薬ルートを確立させ莫大な富を得ていました。それが始まったことにより、街の若者たちも薬物に手を出すようになり、ブチャラテは心を痛めていたのです。暗殺チームがボスの正体を探ったのもこの麻薬ルートを自分たちのものにし、富を横取りするために裏切ったのでした。

【ジョジョの奇妙な冒険】黄金の風 5部 ギャング組織「パッショーネ」は嫌われていたのか

出典: ジョジョの奇妙な冒険 ©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 製作委員会
パッショーネのメンツは街から嫌われていたのでしょうか。いえいえ、そんなことはありません。ただジョルノ達の追跡部隊に暗殺チームの人間が非常に多く、残忍に思えるでしょうが、事実ブチャラティは街のおばあちゃん達に好かれていました。また、表の顔を持つパッショーネのメンバーも多かったことより、チームによって全く違う評価だったのではないでしょうか。ただ、麻薬ルートの人間と暗殺チームの人間だけは、、、街に馴染んでいたということはないでしょうね。

【ジョジョの奇妙な冒険】黄金の風 5部 ギャング組織「パッショーネ」まとめ

出典: ジョジョの奇妙な冒険 ©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 製作委員会
ボスであるディアボロの死後、パッショーネは解体されたのでしょうか。いえ、そんなことはないと思います。ボスがジョルノ・ジョバーナになり、彼の側近？としてミスタがおり、麻薬を流通させない、正義の心を持った組織へと変貌させたのではないでしょうか。俺ばかりは、扉絵での予想にすぎませんが、そう出会ってほしいものですね。