押しも押されぬ人気作品の「ゴールデンカムイ 」。北海道を舞台として、アイヌの文化や食事を紹介しながら進めて行くストーリーが非常に秀逸な作品です。また、各キャラクター達が、自分の信念や理想を貫いて行動しすぎてしまう道中。こんな魅力溢れる「ゴールデンカムイ 」の熱すぎる名言をランキング形式にてご紹介させていただきます。
目次
第10位 お前ら、俺にかけろ
出典: ゴールデンカムイ ©野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会
競馬場へとやってきた、杉元一味。白石は占い師のインカラマッの占いで大金を手に入れます。いよいよやって来た、最終レース。ひょんなことからキロランケは替え玉騎手となってしまいます。しかも、そのレースはヤクザの仕切る八百長レース。八百長で負けなくてはいけない馬に騎乗することになったキロランケですが、水を大量に飲ましたり薬を飲ませる馬主に、頭にきたキロランケ。レース前に杉元達に向かって言います。「お前ら、俺にかけろ」。小さい頃から馬に乗って育ったキロランケは、馬を大切にしない馬主に怒り、見事1位を取るのでした。有言実行なキロランケは、髪をかきあげた姿も素敵でした。
第9位 あの夫婦は凶悪だったが…愛があった
出典: ゴールデンカムイ ©野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会
稲妻強盗こと坂本慶一郎と蝮のお銀。坂本は、脱走した囚人の1人で、地図をほられた1人でもありました。そのため、賭場を荒らし他の囚人の皮を狙っているところを、鶴見中尉に殺されてしまいます。首だけになってもかぶりつく姿はまさに蝮。そんな、お銀の背中に背負った袋から出てきたのは、2人の赤ん坊。それを発見した鶴見中尉が言います。「子供は親を選べない、あの夫婦は凶悪だったが…愛があった。」これだけ聞くと、鶴見中尉の人間としての懐の深さを感じてしまいますが、彼の本質は次の言葉にありました。「あんな親が育てた人間はどんな子供になるのか…興味があるところだったな」命の尊さがぶれまくっている鶴見中尉でした。
第8位 我々の戦争はまだ終わっていない
出典: ゴールデンカムイ ©野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会
「ロシアから賠償金も取れず、元屯田兵の手元に残ったものは痩せた土地だけ」「戦場では英雄だったのに故郷へ帰れば放浪生活」「北海道を手に入れる」これが鶴見中尉が第7師団を引き連れて金塊を狙う理由であり、彼の信念なんです。前頭部の頭蓋骨の一部が吹き飛んでおり、頭から変な汁がたまに出る鶴見中尉。前頭葉も少し損傷しておりキレやすいこの人は、やっぱり奇人です。
第7位 オソマおいしい
出典: ゴールデンカムイ ©野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会
ずっと杉元の勧めてくるお味噌をオソマと嫌がっていたアシㇼパさん。初めて口にしたのは、馬肉の桜鍋を白石が作った時でした。この時、杉元がアシㇼパさんに黙って村を出て行ったことで、ギクシャクしていました。そんな2人を見かねた白石が作ってくれたのが味噌で味付けをした桜鍋。勇気一杯、口にしたアシㇼパさんが、この一言。「オソマおいしい」。2人ともすぐに仲直りできました。
第6位 世界は…こんなにも美しい
出典: ゴールデンカムイ ©野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会
「世界は…こんなにも美しい」「すべてが愛おしい」自然、動物をこよなく愛しこんな素晴らしい名言を残したのが、学者で北海道の動植物を調査している姉畑支遁(あねはたしとん)。動植物が好きです好きでたまらない彼の夢は、ヒグマと交尾すること。そう、動物を愛しすぎた彼の趣味は獣姦。そして、事が終わった動物を穢らわしいと殺してしまう奇人。最後は、夢であったヒグマにモノを挿したまま死んでしまいました。
第5位 こんな死に方…最高だッ!!
出典: ゴールデンカムイ ©野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会
全力で抗った末に絶望と泥の中で弟みたいに殺されたいと願う、脱走囚人の1人、辺見和雄。彼は、日露戦争で数多くの敵を殺してきた、不死身の杉元の人殺しの匂いにやられ、彼に殺されることを願っていました。煌めかせてくださいと始まった、杉元と一対一の勝負。案の定敗れてしまった辺見。もう少しで願い通り、きらめきの中で死ねると思った矢先、彼はシャチに海へと引きずり込まれてしまいます。杉元に殺されたかったのに、最後がシャチなんて、そんな彼の最後の一言。「想像を超えてる こんな死に方…最高だッ!!」願いがかなってよかったですね。
第4位 トラちゃんが泣き止んで…
出典: ゴールデンカムイ ©野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会
杉元の回想シーンより。これは、日露戦争前の話。杉元には、幼馴染の梅子という好きな女性がいましたが、親が結核になり死んだことにより、自分も結核になっている恐れがあり、梅子に伝染るといけない為に梅子の事を幼馴染の寅次に任せ、家を焼き旅立ちます。寅次は当時、梅子も杉元のことを好きなことは知っていました。その後、寅次と梅子は結婚するのですが、2人の結婚式の日、杉元が帰ってきます。俺は惚れた女の梅子を幸せにすると寅次は帰ってきた杉元を投げ飛ばします。梅子に会わずに帰った杉元。しかし、家についた寅次が梅子に問います。杉元がお前を連れて行ったらお前はどうする?と。その後に言った梅子の言葉。「そのときは左一さん(杉元)をぶっ飛ばしてください。それでもまた寅次さんが負けたら…その時は私ひとりでこの家に戻ってトラちゃんが泣き止んで帰ってくるまでにごはんを作って待っています」結婚した人と一生添い遂げようとする梅子の強くて暖かい心の現れた言葉でした。
第3位 俺があの子にいうとでも思ってんのか
出典: ゴールデンカムイ ©野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会
最終レース前、白石は競馬で大金が入れば、お前も金塊なんて危険なことをしなくてもいいじゃないかと杉元に囃し立てます。それを聞いた杉元は、「必要な額のカネが手に入ったからいち抜けたなんてそんなこと…俺があの子にいうとでも思ってんのか」と激怒。この旅の目的であるアシㇼパさんの父親探しは何としても成し遂げるという強い意志の現れでした。杉元、かっこ良すぎます。
第2位 このマタギ…すけべ過ぎる!!
出典: ゴールデンカムイ ©野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会
谷垣が爺さんにもらったラッコの肉、独り者なので食べれないという爺さん。そんなお肉を鍋にして煮込んでいる最中。急に皆が色っぽく見えてきます。アイヌの教えでは、ラッコを食べる時は、必ず男女同じ人数で食べないといけないとのこと。なぜなら、ラッコの煮える匂いは欲情を刺激して、ひとりでは気絶するかもしれないのです。だからお爺さんは、ひとりだから食べれなかったんですね。そんな匂いを嗅いで、谷垣を見た白石の一言。「このマタギ…すけべすぎる!!」
第1位 惚れた女のためだ
出典: ゴールデンカムイ ©野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会
第七師団、尾形上等兵に襲われた際、なぜそんな危険な目を顧みず金塊を探すのか問われた杉元。それに答えた言葉。「金じゃねえ、惚れた女のためだ」。杉元の目的は、梅子の目の病気を治し、寅次と梅子の子供の養育費を払うこと。死ぬ寸前の寅次に頼まれたこともあり、どうにか梅子を幸せにしようという杉元なのです。
まとめ
出典: ゴールデンカムイ ©野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会
まだまだ名言、名シーンのあるゴールデンカムイ 。みなさん、いかがだったでしょうか。シリアスな場面も、得体の知れない場面も魅力のぎゅっと詰まったこの作品。今後とも目が離せません。最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました!