女の子の姿をした動物たちが活躍する人気アニメ「けものフレンズ」。そのキャラクターの中で唯一動物ではない、人工的なモノがラッキービーストです。かばんやサーバルと共に大冒険をしたり、時には物語の重要な鍵を握っていたりと目が離せない存在でした。今回はそんなラッキービーストとは何者なのか、ご紹介します。
目次
ラッキービーストはロボット
出典: けものフレンズ ©けものフレンズプロジェクト
2話以降かばんとサーバルの旅について行くことになったラッキービーストはジャパリパークのガイドロボットと自ら名乗りました。ガイドらしくパーク内の地図や地形、建物の位置などが分かっていたり、ジャパリバスを運転できたりと、二人の旅の欠かせない存在となりました。なお、ガイドロボットなので同じ個体が何体もいて、ネットワークで繋がっています。
ラッキービーストはフレンズ達のボス
出典: けものフレンズ ©けものフレンズプロジェクト
実はラッキービーストはフレンズ達からは「ボス」と呼ばれています。フレンズの食べ物であるジャパリまんを配っているからでしょうか。ただし尊敬されたりはしていないようで、扱いは大抵ぞんざいにされています。
ラッキービースト、驚きの行動
出典: けものフレンズ ©けものフレンズプロジェクト
ラッキービーストはAIを搭載しているので人と会話することができます。人であるかばんと出会った時も自己紹介をして普通に会話していました。が、サーバルはそれを見て「しゃべったー!」と驚きの声を上げました。ラッキービーストは人以外とは話さないのでフレンズ達はラッキービーストがしゃべることに驚いていました。ガイドロボット故にフレンズ達との無闇な干渉を避けるために話さないようになっていたのです。ただし、人に危険が迫っている時には例外的にフレンズへの干渉ができるようになります。
パークの管理も行うラッキービースト
パークの機械を操作
出典: けものフレンズ ©けものフレンズプロジェクト
旅に欠かせないジャパリバスの運転はラッキービーストがバスとリンクして行います。その他ロープウェイや太陽光発電の位置も把握しています。またパークのガイドロボットなので、パーク内のアトラクション(かばん達が迷った迷路やクイズなど)では人を楽しませるようにと姿を消したりヒントを出さないようにしていました。ここからパーク自体が遊園地のような施設として作られていたことが推測されます。
隠し機能が?
出典: けものフレンズ ©けものフレンズプロジェクト
3話でラッキービーストが「除草、除草」と言いながら草を刈るシーンがありました。刃物が出てきたわけではありませんがラッキービーストが通った跡は見事に草が刈られていました。また、ジャパリバスの運転ができるほか、バスのタイヤに雪道用のキャタピラを付けたりするなど、パーク内の管理のための様々な機能が備わっています。
食材の管理も
出典: けものフレンズ ©けものフレンズプロジェクト
ラッキービーストはフレンズ達の食べ物であるジャパリまんを作り、フレンズ達に配る他にもジャパリまんの原料も作っています。パーク内の畑の管理もしていて、野菜を栽培しているのです。原料をどこでどうやってジャパリまんに加工しているかは明らかにされていません。
ラッキービーストのポンコツっぷり
すぐにフリーズ
出典: けものフレンズ ©けものフレンズプロジェクト
優秀そうに見えて意外にも精神は脆いようです。2話で自信満々に道案内を買って出たものの、地形が変わっていて行き止まりになった時には「マママママ…」とフリーズしてしまいました。3話でも山登りの際にロープウェイを使おうとして、ロープウェイが見当たらなかった時も「検索中、検索中…」とごまかしました。頼れそうに見えてポンコツなところが可愛いですね。
ドジっ子
出典: けものフレンズ ©けものフレンズプロジェクト
すぐにフリーズする他、ジャングルで蔓に絡まり吊るされたり、砂漠ではバスのタイヤが砂にとられ動けなくなって真っ白に燃え尽きたり(落ち込んでいる)、雪山では凍り付けになって本当にフリーズしてしまったりドジな面がたくさんあります。
人を守るラッキービースト
出典: けものフレンズ ©けものフレンズプロジェクト
パークのガイドロボットのため、人に危険が及ぶと判断すると警報音を出し逃げるように指示を出すこともあります。11話でもサンドスター・ロウの濃度が上がり大型セルリアンの出現が予想された時にはかばんに逃げるように警報を出しました。ガイドロボットとして頼りになる時はなるのです。
ラッキービーストの記憶
出典: けものフレンズ ©けものフレンズプロジェクト
ジャパリパークには以前は人がいて、フレンズやセルリアンに関する研究がされていました。しかし「ある事件」を境に人はパークから離れ、ラッキービーストはパーク管理のため残されました。その事件の中でパーク職員だったミライがラッキービーストに当時の映像を記録していました。その映像には大型セルリアンの襲来によって騒然となるパークやそれに立ち向かうミライとフレンズ達、最終的にパークからの撤退を決めた人々に関してなど、物語の伏線ともなる重要な情報が記録されていました。
ラッキービーストの決断…
出典: けものフレンズ ©けものフレンズプロジェクト
11、12話にかけての大型セルリアンとの戦いの中、ラッキービーストに感情が芽生えます。かばん、サーバルと三人で旅をして三人には絆ができていました。しかし、セルリアンを倒すためにラッキービーストは自ら犠牲となりセルリアンを海へ沈めようと決意します。「三人での旅、楽しかったよ」とサーバルに言い残したり、沈む直前に「か…、サ…」と二人の名前を呼ぼうとしたりラッキービーストも二人との別れを悲しみ、それでも身代わりとなり海に沈みました。
生きていたラッキービースト
出典: けものフレンズ ©けものフレンズプロジェクト
ラッキービーストとの別れを受け入れられなかったかばんたちは浜でラッキービーストを探します。時折ラッキービーストを見かけますが、それは別の個体で一緒に旅をしたラッキービーストではありません。そんな中ラッキービーストが首に提げている四角いブローチのようなものを発見します。と、そのとき「おはよう、かばん」と声が、サーバルは驚いてブローチを投げ捨ててしまいます(後に無事に拾われます)。実はこのブローチこそがラッキービーストのAIだったのです。ウサギのような体は動いたりその他の機能を搭載するためのものだったのです。
かばんとラッキービースト、再び旅へ
出典: けものフレンズ ©けものフレンズプロジェクト
体がなくなりAIの部分だけとなったラッキービーストは、腕時計のようにしてかばんの腕に付けられ今までのようにコミュニケーションをとれるようになりました。ごこくちほーへ旅に出るかばんの相棒として肌身離れずサポートしてくれることでしょう。頼りになるかは別として…。
新たなラッキービーストに期待
出典: けものフレンズ ©けものフレンズプロジェクト
新たな舞台になるであろうごこくちほーはラッキービーストも担当外で未知のエリアということで、三人にとっても驚きの連続の旅となることでしょう。新シリーズでも三人のドタバタした旅が見られますね。また、アプリ版ではピンク色をした「ラッキービーストⅢ型」という新型も登場しています。新シリーズにももしかしたら、ごこくちほー担当として別の形をしたラッキービーストが登場するかも知れませんね。体は失ったもののバスの充電が切れることを想定していないなどドジな面は健在のラッキービーストの活躍に目が離せません!