誰もが一度は見たことのある、巨大変身ヒーローが戦う特撮テレビ「ウルトラマン」。その迫力とかっこよさは、今も子どもたちや特撮ファンの憧れの的ですよね。今回は、シリーズの中でも等身大のヒーローが戦うことで注目されているアニメ「ULTRAMAN」をご紹介します。
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ULTRAMANとウルトラマンの違いとは?
「ULTRAMAN」は、2011年12月より月刊ヒーローズから連載が始まった漫画作品です。単行本の累計発行部数は2019年6月時点で300万部以上と大きな人気を集めています。また2019年にはNetflixにてフル3DCGアニメが公開され、世界同時配信が話題を集めました。
アニメ「ULTRAMAN」の舞台は?
「ULTRAMAN」の舞台となるのは、1966年にテレビ放送された初代「ウルトラマン」と繋がっている世界。地球を守る役目を終えた初代ウルトラマンが故郷へと帰ってから40年後。異星人が訪れず平和だった世界に、突如謎の敵が現れます。主人公となるのは、かつて初代ウルトラマンとして戦っていた早田進の息子、早田進次郎。進次郎は父の素質を受け継いでおり、生まれながらに特殊な力を持っていました。高校生の進次郎は、敵に襲われることで自分と父の力の秘密を知り、戦いへと身を投じていきます。
本作オリジナルのヒロイン、佐山レナとは?
「ULTRAMAN」で登場するメインキャラクターの中でも紅一点となる人物、佐山レナ(CV諸星 すみれ)。人気アイドルの彼女は、新しく現れたウルトラマン(正体は進次郎)の熱心なファンで、ウルトラマンを題材に曲を作ってしまうほど。彼女はライブ中に怪獣との戦いに巻き込まれ、そこから進次郎と徐々に交流していくようになります。唯一の女性の主要人物であるレナは、本作では癒やしキャラですね。2019年11月にはフュギュア化もしています。
アニメ「ULTRAMAN」の魅力とは?
アニメ版「ULTRAMAN」の魅力は、なんと言ってもモーションキャプチャーを利用した3DCGアニメーションです。アニメ版の監督は「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」で有名な神山健治と、3DCGアニメ「APPLESEED」を手掛けた荒牧伸志がタッグを組んで担当。アニメ界の著名監督が二人がかりで制作しているというのも、とてもスケールが大きいですね。実際に人間が動き回っているかのような、リアリティを追求したアクションシーンは迫力満点です。
「ただのアニメじゃない」3DCGの見どころ
「3DCGで一番やれる、一番面白いやり方で作っています」とインタビューで語るのは、監督の荒牧伸志。彼は現代の3DCGを利用したアニメが「手描きアニメ」に近づけることが多いと評価し、3DCGが手描きの代用品になってしまっていると述べています。3DCGにモーションキャプチャーを取り入れることで、本作ではキャラクターたちがまるで生きているかのように、リアルに動き回るのが見どころです。
「ULTRAMAN」はシリーズファンもそうでない方も必見
今回は、3DCGとモーションキャプチャーを駆使し、現代の最高の技術で制作されたアニメ「ULTRAMAN」をご紹介しました。シリーズファンも、初めて見るという方も度肝を抜かれること間違いなしの迫力です。現在Netflixにて全世界公開中、そして2020年4月からはTOKYO MX、BS11にて放送が決定しました。是非チェックしてみてくださいね。