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鬼滅の刃

【鬼滅の刃 柱稽古編】本作の舞台大正時代ってどんな時代??時代背景から本作の設定に迫る!!

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原作漫画の完結後もアニメーションシリーズが展開され続け、今でもなお根強い人気を誇り続ける本作『鬼滅の刃』ですが、皆さんは本作に描かれる舞台が大正時代であることをご存知でしょうか?鬼滅の刃は架空の世界を舞台にしているのではなく、実際の日本の歴史設定に忠実に則った上で描かれている作品でもあるのです。本作の様々な描写を細かく見てみると、その時代ならではの文化を感じとることができます。ついつい、ストーリーに気をとられて、その他の時代背景等には目がいかないというファンの方も多いと思いますが、その作品の舞台となっている時代について、より詳しく勉強していくことで、さらにその作品で描かれるストーリーを楽しむことができるのです。今回はそんな本作の更なる面白さを引き出すために、本作の舞台となっている大正時代について紹介をしていきたいと思います。本作以外にも様々な作品で描かれている舞台となっていますので、ぜひともチェックをしてみてください。

本作の舞台は大正時代!!

冒頭でも紹介したように、本作の舞台は日本の大正時代となっています。学校で日本史を勉強した方であれば、なんとなく大正時代という言葉を聞いた事はあると思いますが。大正時代は明治や昭和に比べて、あまり目立たない時代である事は確かで、歴史物として描かれる際の舞台としてはマイナーな方であるというのは間違いありません。

平安時代からの因縁

また、 本作の悪役である鬼舞辻無惨自身は、大正時代よりも以前の平安時代から生きていることが明らかになっています。平安時代は今から1000年ほど前の時代ですので、無惨はそれほど長い期間を生きていたということになりますね。本作は平安時代から始まった鬼舞辻無惨の悪行が大正時代になって、ようやく打ち破られる過程を描いている作品となっているのです。

本作は江戸時代ではない

本作に登場する鬼殺隊員たちが全員刀を持って鬼と戦っているので、江戸時代と錯覚をしてしまうファンの方も多いようですが、大正時代は長く続いた武士の統治が終わって数十年経った後の時代となっています。そのため、基本的に鬼殺隊のように刀を持っている人たちというのは町中に存在しない時代なのです。

本当の剣豪がまだ生きている時代

江戸時代の終焉からしばらく時間が経っているとはいえ、大正時代は戊辰戦争の際に活躍した剣客たちがまだギリギリ生きていてもおかしくない時代となっています。そのため、完全に武士の時代が廃れたというわけではなく、中には日本古来の剣術や風習を引き続き踏襲し続けた人たちもいたのです。この様に、大正時代は武士の文化と大衆の文化という二つの文化が移り変わる過渡期でもあったのです。

意外と短いが濃い時代

そんな大正時代は、1912年から1926年のたった15年間しかありません。日本の近代史の中でも特に短い時代となっていますので、あまり印象に残っていないというアニメファンの方も多いのではないでしょうか。しかし、大正時代は期間の短さとは対照的に、さまざまな出来事に見舞われた時代となっていますので、 詳しく調べてみると濃い時代であるということもできるのです。

本作から伺える大正という時代

さて、ここからは本作『鬼滅の刃』の描写を通して、大正時代がどのような時代だったのかという点を掘り下げていきたいと思います。本作は鬼との戦闘描写がメインで描かれている作品とはなっていますが、大正時代という時代を忠実に描ききっている作品でもありますので、本作で描かれている人々の生活を細かく見るだけでも大正時代を詳しく知ることができると思います。

地方ではまだ江戸時代の暮らし

特に本作では、地方に住んでいる人々の生活が細かく描かれていますが、彼らの生活はまだ薪を明かりとして活用していたりと、江戸時代のような暮らしをしていましたね。当時、地方では政府によるインフラ整備が進んでおらず、まだまだ近代的な生活をしていた人たちはそこまで多くなかったのです。

都心では近代化された建築が目立つ

その一方で、東京の都心などでは徐々に近代化が進んでおり、現在と同じように電気を灯りとして活用している描写が描かれています。大正時代は今から100年ほど前の時代となっていますが、この時からすでに電気を明かりとして活用していたり、車が道を走っていたりしたのです。まだまだ江戸時代のような生活をしている地方とは生活に大きな違いがありますよね。

薪から電気へ

このように、本作では、人々の生活の動力源が薪から電気へと急速に移り変わり始めた大正時代を舞台としています。本作の主人公、竈門炭治郎は作中冒頭では薪を売り歩いて生活費用を稼いでいる人物として描かれていましたが、このように主人公が旧来からの動力源である薪を扱う家系に生まれたというのも、何らかのメッセージがこもっているものと考えることができるのではないでしょうか。

大地主や一部の華族が富を独占

また、この頃日本は江戸時代から広大な土地を所有していた大地主や華族がまだ力を有しており、莫大な影響力を誇示していました。本作に登場する産屋敷家当主の産屋敷耀哉も、先祖代々で作り上げてきた資産を背景に、明治政府に対して影響力を有している描写が描かれていましたね。彼らのような旧来からの大地主ともいえる富裕層は、戦後の農地改革にて土地を失い一気に没落することとなります。そのため、現在はあまり産屋敷家の様な由緒正しい家格の一族が活躍をしているのを見ることはありません。

第一次世界大戦で好景気の時代

大正時代は未曾有の好景気を経験した時代でもありました。1914年から始まった第一次世界大戦では、ヨーロッパの主要国家が戦場となったこともあり、日本に対してヨーロッパからの物資の需要が激増しました。戦争による特需によって日本の産業は大いに発展することとなるのです。

重工業が発達

特に大正時代の好景気では重工業が発達することとなります。様々な船舶や、本作でも登場している蒸気機関車などが製造された時代でもあるのです。重工業の発展により、日本は一躍世界でもトップクラスの技術力を有する国家へと変貌を遂げたのです。当時は、 このような未曾有の好景気を経験していたこともあり、人々の生活がより派手やかになっていったのです。

貧富の差も拡大

しかし、一方で、その好景気の影響をあまり受けられなかった人々と事業者の間で貧富の差が広がった時代でもありました。 当時は、現在のように労働基準法もしっかり整備されていないので、事業者に搾取されていた労働者も多かったのです。このような貧富の差の拡大が、やがて様々なプロレタリア文学の普及や普通選挙実現運動へとつながっていったのです。

デモクラシーの波

このように、大正時代は人々の生活が豊かになっていったことにより、政治への関心が高まった時代でもありました。一般に大正デモクラシーと呼ばれる風潮です。現代のように誰でも自由に選挙に行けるという制度は大正時代にはなく、一定額以上の税金を納めている富裕層のみが政治に参加することができていたのです。大正時代は、このような富裕層と貧困層の不平等な扱いに人々が憤りを感じ始めていた時代でもあったのです。

大正ロマン文化

大正時代のざっくりとした歴史を紹介したところで、ここからは大正時代ならではの文化について紹介をしていきたいと思います。大正時代の文化はよく「大正ロマン文化」と言われ、非常に前衛的でスタイリッシュな文化となっています。今でも、おしゃれな喫茶店などでは、大正時代をモチーフにした内装を採用しているところも多くありますので、なんとなく大正時代の雰囲気を知っているという方も多いのではないでしょうか。

モガ・モボが流行

大正時代の服装といえば、モダンガールやモダンボーイと呼ばれる人々の身に纏っていた前衛的なファッションでしょう。一般的にモガやモボと略される人々ですが、彼らの服装はまだまだ保守的だった日本人の中でも一際目立つ服装であったのです。 本作でも、彼らが身にまとっていた服装を元ネタにした服装を身にまとっている禰?豆子たちのグッズが展開されていますが、彼女らが、なぜモガ・モボの服装を纏っているのかというと、本作『鬼滅の刃』がちょうどモガやモボの流行った時代を舞台とする作品だからなのです。

大衆文化が花開する

このように大正時代は大衆文化が開花した時代となっています。第一次世界大戦による特需で人々にも金銭的な余裕ができたため、様々な芸術活動や文化活動に注目が集まった時代なのです。『鬼滅の刃』でも大正時代ならではの建築物や服装を見ることができますので、ぜひとも、そのような時代背景を理解した上で視聴してみてくださいね。

古き良き時代

まさに大正時代は、現代の日本とは異なった空気感の時代だったことがお分かりいただけたでしょうか?現代日本にはない大正時代ならではの雰囲気を本作を通して感じてみてくださいね。

近代文化が浸透

江戸時代からの古き良き風土を残しつつ、近代文明化が進んでいた大正時代ですが、本作『鬼滅の刃』では 大正時代になって、人々の生活が大きく変化していった過程を感じ取ることができます。ここからは『鬼滅の刃』をもとに、大正時代の人々の生活の変化について解説をしていきたいと思います。

ハイカラな風潮

先ほども紹介したように、大正時代はこれまでになかった近代的な服装やデザインのものがもてはやされた時代となっています。これらの前衛的なデザインは「ハイカラ」と形容され重宝されました。 これまでのデザインの服装や乗り物から、より西洋チックなデザインのものが人気を集めたのです。本作で描かれている東京の風景もずいぶんと西洋化していますよね。これもまさに当時の人々の趣向が反映されているのです。

武士の時代から完全に転換した時代

このように、大正時代は江戸時代の面影を残しつつも、都市部では徐々に武士という存在そのものが忘れられ始めている時代でもあったのです。本作の作中でも刀を差している炭治郎らが警官に追い回されるシーンが描かれていますが、当時は武士の魂と呼ばれていた刀ですら、帯刀禁止令という法律の影響で腰に下げて歩くことすら禁止されていたのです

『風立ちぬ』などの時代へ

このような江戸時代からの古くからの風習と、前衛的な新しい風習が入り混じった複雑な時代である大正時代ですが、大正時代はわずか15年で幕を下ろしてしまうこととなります。本作の舞台となっている大正時代の後は、どのような時代へと移り変わっていくのでしょうか。ここからは本作『鬼滅の刃』で描かれた時代から日本はどのような歴史をたどることになるのか、ちょうどその後の時代を舞台としている『風立ちぬ』の描写を元に紹介していきたいと思います。

普通選挙法の裏で治安維持法が制定

大正デモクラシーの風土によって普通選挙法が実現し、一般大衆であっても選挙に参加することができるようになった大正時代ですが、その裏で治安維持という名目で取り締まりを強化することができる「治安維持法」も制定されました。治安維持法では政府にとって都合の悪い行動をしている人物を簡単に逮捕することができる様になり人々の自由な文化活動は制限される様になってきます。

激動の昭和へ

しばらく続いていた好景気も、関東大震災や世界恐慌の発生によって陰りが見え、やがて日本は戦争へと突き進むこととなります。これまでにない好景気の中で人々が楽しく文化活動を享受できた大正時代とは、真逆の時代へと突入していくのです。この時代に中年となっていた炭治郎たちはどのような生活を強いられたのでしょうか? 作中では描かれていませんが、彼らの作中後の生活についても歴史をもとに思いを馳せてみるのもいいかもしれませんね。

まとめ

いかがでしたか?今回は本作鬼滅の刃で描かれていた大正時代を紹介していきました。大正時代は明治時代や昭和時代とは大きく異なり、非常に楽観的で明るい雰囲気をまとった時代となっています。本作に登場する数多くの人々の服装も、どこかおしゃれで魅力的なものに見えますよね。ファッション史においても非常に秀逸なデザインの服装が多く誕生した時代と言われていますので、是非とも本作で描かれている人々の服装にも注目をしてみてくださいね。

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nissy

どうも、アニメや歴史、都市伝説系の記事を書かせていただいてます。ニッシーです。YouTubeのシナリオライターとかもやっているのでよかったらそちらの方も見てください。

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