あfろ作の人気アウトドア漫画で、2018年にはアニメ化もされ大盛況となった「ゆるキャン△」。キャンプが好きな女子高生たちの日常やそれぞれの楽しみ方を緩く紹介してくれるところが魅力で、この作品を契機にキャンプに挑戦してみたくなる人が急増しています。
出典: ゆるきゃん△ ©あfろ・芳文社/野外活動サークル
その中で一人一人のキャラクターに個性があり、どれも魅力的ではありますが、やはり外せないのが本作の主人公でもある「各務原なでしこ」ですよね。ソロキャンガールのリンちゃんとの出会いをきっかけにキャンプの魅力にハマっていきます。
出典: ゆるきゃん△ ©あfろ・芳文社/野外活動サークル
初心者ながら自分なりの楽しみを見つけていく姿は、これからキャンプを始めようと思っている人にとっては、とても参考になったのではないでしょうか。今回はゆるキャン△のなでしこの特徴や魅力を徹底的に解説していきます。なでしこ推しの人は必見です。
1.各務原なでしこの簡単なプロフィール
出典: ゆるきゃん△ ©あfろ・芳文社/野外活動サークル
なでしこは「ゆるキャン△」の主人公の一人で、高校入学を機に静岡県浜松市から、山梨県に引っ越してきた女の子です。家は山梨県の南部町というところにあります。高校では「野外活動サークル」通称・野クルに入部し、大垣千明・犬山あおいらとともにキャンプを楽しんでいます。また、キャンプにハマるきっかけとなったリンちゃんともキャンプをします。
2.各務原なでしこの特徴を表すエピソードを紹介
出典: ゆるきゃん△ ©あfろ・芳文社/野外活動サークル
簡単なプロフィールを紹介したところで、ここからは各務原なでしこを知るうえで欠かすことができないエピソードを紹介しながら、なでしこの特徴を深く知っていきましょう。これから紹介するものは、どれもアニメを見ていれば、印象にのこっているようなことばかりですので、思いだしながら楽しんでください。
①自転車で本栖湖まで走ってくる
出典: ゆるきゃん△ ©あfろ・芳文社/野外活動サークル
第一話「ふじさんとカレーめん」では、自転車で本栖湖まで走ってきたなでしこが夜まで寝過ごして帰れなくなってしまう所から物語が始まります。そこでリンちゃんと出会いキャンプを経験することで、その魅力に目覚めていきます。本栖湖まで自転車できた理由としては、山梨県に引っ越してきたのをきっかけに間近で富士山を見たいと思っていたからだそうです。
南部町から本栖湖までの距離は・・・?
出典: ゆるきゃん△ ©あfろ・芳文社/野外活動サークル
なでしこが住んでいる南部町から本栖湖までの道のりは最短でも40㎞~50㎞あります。スポーツウェアを着ているわけでもないなでしこがこの道のり、しかも富士山の近くにある本栖湖までということは上り坂も険しいであろう道を自転車で走ってくるのは、地味にすごいことですよね。作中では、そのシーンは詳しく描かれてはいませんが、なでしこはとんでもない健脚であることがわかります。
なでしこが乗っているのはミニベロ
出典: ゆるきゃん△ ©あfろ・芳文社/野外活動サークル
なでしこが乗っているのはミニベロというタイプの自転車です。コンパクトで折りたたみができるようなモデルがあるのが特徴です。ブランドはダホンといわれています。サイクリングには適した自転車であるとはいえ、本栖湖までの険しい道のりを走るには相当な体力が必要となります。
本栖湖から見える富士山は絶景
出典: ゆるきゃん△ ©あfろ・芳文社/野外活動サークル
なでしこが本栖湖にやってきた理由としては、富士山を間近で見るということが目的でしたが、なぜ本栖湖だったのかというと、本栖湖から見える富士山は千円札の裏側に描かれているほどの絶景であるということを聞いたからです。
②食べることが大好きでおいしそうに食べる
出典: ゆるきゃん△ ©あfろ・芳文社/野外活動サークル
なでしこはとにかく食べるのが大好きで、美味しそうなものが目の前にあると顔が緩んでしまいます。食べているときはとにかく幸せそうな顔をするので、リンちゃんからは「うまそうに食うな」と思われています。
食べる量もすごい
出典: ゆるきゃん△ ©あfろ・芳文社/野外活動サークル
なでしこは作中で食べているシーンが多いですが、その食べる量についてもすごいですよね。リンちゃんとのキャンプで作った「坦々餃子鍋」では、餃子を50個も鍋に入れたのに、それを一人で完食してしまいましたし、リンちゃんがお土産で買ってきた生チョコ饅頭もいつの間にか全部食べてしまっていました。とにかく大食漢でいつもまにか全部食べているというのが印象的です。
美味しそうなものの誘惑に負ける
出典: ゆるきゃん△ ©あfろ・芳文社/野外活動サークル
美味しいそうなものを見かけてしまうと思わず食べたくなってしまう性格なので、焼き肉用のお肉を買いにスーパーに来たのに、近くにあった出来立てのメンチカツを購入するなど誘惑に弱い一面があります。
③料理が得意
出典: ゆるきゃん△ ©あfろ・芳文社/野外活動サークル
なでしこは食べることが好きなのと同じぐらい料理も好きで上手です。キャンプでは毎回のようにメンバーが絶賛する料理を作っています。料理のバリエーションも豊富で、キャンプではなかなか見かけないような料理を作る場面が多々あります。
キャンプには鍋とカセットコンロを持参
出典: ゆるきゃん△ ©あfろ・芳文社/野外活動サークル
なでしこはキャンプ場に必ずといっていいほど、カセットコンロと鍋を持参しています。キャンプの荷物としては、携帯性において不便ではあるのですが、それでも毎回のように持ってきては凝った料理を作っています。
なでしこが作ったキャンプ飯
なでしこが作ったキャンプ飯は作中でもたくさんあります。
・坦々餃子鍋【第3話】
出典: ゆるきゃん△ ©あfろ・芳文社/野外活動サークル
・煮込みカレー【第5話】
出典: ゆるきゃん△ ©あfろ・芳文社/野外活動サークル
・鱈鍋【第6話】
出典: ゆるきゃん△ ©あfろ・芳文社/野外活動サークル
・みそ汁と焼き鮭【第12話】
④底なしの体力がある
出典: ゆるきゃん△ ©あfろ・芳文社/野外活動サークル
なでしこはキャンプ場までの長い道のりを重たい荷物を持ちながら歩き続けてもへこたれない底なしの体力があります。野クルのメンバーたちがヘトヘトになっているのを尻目にどんどん歩き進んでいくので、驚かれています。
体力の源は過去のダイエット
出典: ゆるきゃん△ ©あfろ・芳文社/野外活動サークル
ここまでなでしこに体力がある理由としては、過去に行った壮絶なダイエットの経験があるといわれています。中学生時代は食べ過ぎで太っていたなでしこ。中三の夏には、ダイエットを決意し、毎日浜名湖を自転車で1周するというのを続けていました。浜名湖は1周40㎞程度なので、それを毎日こなしてダイエットに成功したことから、底なしの体力を身に着けました。
キャンプはストロングスタイル
出典: ゆるきゃん△ ©あfろ・芳文社/野外活動サークル
なでしこはリンちゃんとのキャンプと、野クルのメンバーとのキャンプを交互に行います。時には、両方のキャンプが短期間に続くこともあり、連続でキャンプに行く姿ら、アキちゃんは「ストロングスタイル」と評しています。
⑤どこでも寝る
出典: ゆるきゃん△ ©あfろ・芳文社/野外活動サークル
自由気ままな性格をしているなでしこはどこでも寝ることができます。時には、マットを敷いていない底冷えするテントでも快眠しています。
本栖湖のベンチで寝過ごす
出典: ゆるきゃん△ ©あfろ・芳文社/野外活動サークル
物語冒頭では、本栖湖の畔にあるベンチで爆睡していました。夜まで寝過ごしてしまったために帰れなくなってしまうのですが、それまではいびきをかいて寝ていました。
図書館の床で眠る
出典: ゆるきゃん△ ©あfろ・芳文社/野外活動サークル
図書館でリンちゃんに話しかけようとタイミングをうかがっていたところ、気がついたら図書館の床で寝てしまい、リンちゃんの蹴りで起こされるといったこともありました。とにかく隙あらばどこであっても寝ることができるのでしょう。
⑥性格は天真爛漫ながら気遣い上手
出典: ゆるきゃん△ ©あfろ・芳文社/野外活動サークル
天真爛漫で感情をストレートに出す印象が強いなでしこではありますが、意外にも気遣い上手の一面があります。自分の感情を正直に表していく一方で、相手との距離感についても意識する場面が多々あります。
リンちゃんとの距離感は徐々に詰める
出典: ゆるきゃん△ ©あfろ・芳文社/野外活動サークル
なでしこの性格が表れているのはリンちゃんとの接し方に一番現れていますね。なでしこはリンちゃんとキャンプがしたいし、野クルのメンバーにもなってほしい。しかし、リンちゃんはソロキャンプが好きで、野クルに入る予定はありません。そういったことも理解しつつ、相手の顔色を伺いながらリンちゃんとの距離感を詰めていくなでしこの姿が印象的でした。
⑦こわがりで怪談が苦手
出典: ゆるきゃん△ ©あfろ・芳文社/野外活動サークル
なでしこは予想通りのこわがりで暗い所や怪談を苦手にしています。
本栖湖から帰れなくなる
出典: ゆるきゃん△ ©あfろ・芳文社/野外活動サークル
本栖湖で寝過ごした時には、夜の暗い中替えることができませんでした。実は、本栖湖からの帰り道ですぐのところに長いトンネルがあります。夜のトンネルは普通に怖いですよね。なでしこはそんな道通って帰るのは無理だと帰宅を拒否します。
四尾連湖キャンプ場の都市伝説
出典: ゆるきゃん△ ©あfろ・芳文社/野外活動サークル
四尾連湖でのリンちゃんとのキャンプでは、四尾連湖の都市伝説を聞いてからキャンプ場で怯える姿が印象的でした。丑三つ時を過ぎたころに良からぬことが起きるという噂を耳にしていたため、怖がっていたのですが、リンちゃんの「その前に寝ればいい」という一言で安心して、キャンプを楽しみます。
⑧年末に短期バイトを始める
出典: ゆるきゃん△ ©あfろ・芳文社/野外活動サークル
第12話「ふじさんとゆるキャンガール」の一コマでは、斎藤さんの誘いで年末年始の郵便局バイトをやることになりました。かねてからアルバイトをして稼いだお金でキャンプ道具をそろえたいと思っていたなでしこにとっては渡りに船の話でした。
バイト代が貯まったら狙っていたランタンを購入したい
出典: ゆるきゃん△ ©あfろ・芳文社/野外活動サークル
なでしこにはバイト代が貯まったら購入しようと思っているランタンがあります。それはレトロで可愛いデザインのガスランタンです。アウトドア専門店カリブーに行った時に一目ぼれした商品ではあるのですが、値段を見て諦めていましたが、このバイトを機に購入することができました。
⑨時々おばあちゃん口調になる
出典: ゆるきゃん△ ©あfろ・芳文社/野外活動サークル
第7話「湖畔の夜とキャンプの人々」では、時よりおばあちゃん口調でリンちゃんに話しかけるシーンがありました。気まぐれにこういったボケを挟んでくるのがなでしこなのですが、キチンと突っ込んでくれる存在がいてくれます。
⑩犬みたいな言動が特徴
出典: ゆるきゃん△ ©あfろ・芳文社/野外活動サークル
喜怒哀楽がハッキリして、思い立ったらすぐに行動する姿から周囲の人はなでしこのことを「犬みたい」と揃って言います。
3.なでしこはキャンプ初心者でもあるので同じ目線で楽しめます
出典: ゆるきゃん△ ©あfろ・芳文社/野外活動サークル
なでしこは物語冒頭では、キャンプの初心者でした。そこから野クルに入ったり、リンちゃんとのキャンプを経験する中で、様々な経験や楽しみ方を経てキャンパーとして成長していきます。その中には、初心者にありがちな失敗や、初心者がキャンプでの体験で感動するポイントなどが詳細に描かれており、「ゆるキャン△」を見てキャンプに興味を持った人にとって見れば、同じ目線で楽しめる存在でもあります。こういった存在がいたからこそ、「ゆるキャン△」がきっかけでキャンプを初めて見たという人が数多くいたと考えられます。
4.なでしこファンは必見のなでしこグッズ
出典: ゆるきゃん△ ©あfろ・芳文社/野外活動サークル
「ゆるキャン△」を見て、なでしこが好きになった人にとっては、作品だけでなくキャラクターグッズも欲しくなりますよね。ここでは、なでしこファン必見のなでしこグッズを紹介します。気になったものがあれば購入してみるといいでしょう。
①顔スタンプ キーホルダー
なでしこの顔のイラストがキーホルダーになっているグッズです。かばんや鍵などにつければ一目で「ゆるキャン△」好きであることがわかりますね。
②なでしこリュック
なでしこが作中で使っていたリュックを再現して作られたグッズです。普段づかいのリュックとしてもかわいいデザインですし、キャンプのときに使うとしても耐久性や防水性が抜群なので、実用性もあります。
③ステンレスマグカップ
キャンプでも使えるステンレス製のマグカップになでしこのイラストがあしらってあるデザインです。まさに「ゆるキャン△」グッズにふさわしい商品ですね。
④ねんどろいど
人気のフィギュアシリーズねんどろいどになでしこのバージョンがあります。これを部屋に飾れば、いつでも近くになでしこがいてくれますよ。
まとめ
出典: ゆるきゃん△ ©あfろ・芳文社/野外活動サークル
「ゆるキャン△」の主人公の一人の各務原なでしこは、素直で真っ直ぐで純粋な女の子ということもあって、まさにアニメの主人公という感じがしますよね。また、大食いな所や抜けているところなどおちゃめな一面もあるので、それがまた魅力的ですよね。「ゆるキャン△」では、各キャラクターがそれぞれ違ったキャンプの楽しみ方を提示してくれるので、自分に合ったキャラクターを選んで、参考にすることができますよね。なでしこのように凝った料理を作りたいと思っているなら、真似してみるといいかもしれません。