最近では休載も多く中々話が前に進まない「暗黒大陸編」ですが、その割に登場人物の数が多く「暗黒大陸編でHUNTER×HUNTERを読むのに疲れた」という声もよく聞きます。という事で今回は「暗黒大陸編」の中でも最も複雑な要素と言える「王位継承者」について簡潔にまとめてみました!!この記事を観て少しでも次の展開に思いを馳せていただければ幸いです。
目次
第1王子 ベンジャミン
カキン帝国第1王子にしてカキン帝国軍事最高副顧問でもある人物です。もうすでに高いポストをこなしているという事もあり、大胆不敵でありながら細かく敵の情勢を分析する事に長けており、まさに王の座に最も近い人物と言っても過言ではないのではないでしょうか?
星を継ぐ者(ベンジャミンバトン)
ベンジャミンはカキン帝国の王位継承者としては珍しく念能力を有しています。ベンジャミンの能力は「星を継ぐ者(ベンジャミンバトン)」というもので、自らの兵団に属する兵が死ぬとその能力を継ぐ事ができるというものです。かなり使い勝手の良い能力で、クロロ程のチート性能ではないにしろ、手強い相手であることは間違い無いでしょう。
第2王子 カミーラ
カキン帝国第2王子です。武人気質で人を束ねる事に長けている第1王子と対照的に自らを中心に物事を考えている事もあり、ベンジャミンとは犬猿の仲のようです。
百万回生きた猫(ネコノナマエ)
カミーラもベンジャミン同様念能力を持っています。カミーラの能力は「百万回生きた猫(ネコノナマエ)」というもので、自らが命を落としても相手の命を吸って生き返る事ができるというものです。あまりにも便利すぎる能力なので必ず条件や副作用があると思いますが、現在はまだ明らかになっておらず、こちらも手強い敵であると言えるでしょう。
主戦場はこの2人!?
数多くいる王位継承者ですが、暗黒大陸編では現在第1王子と第2王子の2人がドンパチしている状態が続いています。この2人には性格が真反対という他にも共通点があります。
能力が有名文学
第1王子の「星を継ぐ者」と第2王子の「百万回生きた猫」にはそれぞれ元ネタがあり、第2王子の能力はジェイムズ・P・ホーガン著『星を継ぐもの』、第2王子の能力は佐野洋子著『100万回生きた猫』が元ネタであると考えられます。
なぜこの2人だけなのかは不明
他の継承者の能力にはそれらしい元ネタを見つける事ができず、作者がなぜこの2人の能力にここまでこだわったのかはわかりませんが、おそらく長く活躍するキャラの能力だから設定に凝っているのではないでしょうか?
第3王子 チョウライ
カキン帝国第3王子です。第1王子と第2王子とは異なり、念能力に関してはなんの情報も掴めてなかったようで、作中では念能力の存在についてクラピカから情報を引き出そうとします。
第4王子 ツェリードニヒ
カキン帝国第4王子です。一見知性的で優れた人物の様に振る舞っていますが、人を残虐な方法で殺すことを楽しんでいたりと、かなり異常な人物として描かれています。作中ではツェリードニヒの行動について細かく描写されており、今後の作中でも重要な役割を有している事は間違いなさそうです。
刹那の十秒
ツェリードニヒの念能力は絶をしながら目を閉じる事で10秒先の未来を見る事ができるというものです。繰り返して使う事もでき、非常に優れた能力ではありますが、絶状態でなくてはならない事もあり、扱い所が難しい能力であると言えるでしょう。
クラピカの同胞の仇の1人
今回クラピカが王位継承戦に絡んでいる理由はこのツェリードニヒにあります。クラピカの目的である緋色の目を収集しており、まさにクラピカの同胞の仇でもあるのです。
クラピカとの戦闘も!?
ツェリードニヒが緋色の目を保有している以上クラピカとの戦闘は避けられないでしょう。幻影旅団戦に特化しているクラピカがツェリードニヒの能力とどう渡り合うのか今から楽しみですね。
第5王子 ツベッバ
カキン帝国の第5王子です。口振りと見た目が一致していない為、性別については今でも意見が分かれています(多分男?)。細かい情報は明らかになっていませんが念能力には目覚めていないようで、おそらくそこまで重要な人物にはならないと思います。
第6王子 タイソン
カキン帝国第6王子です。愛で世界を救うことを目的とした教団のタイソン教団を設立しており、常に物事を愛によって解決する旨の発言をしています。念能力は把握できていないようです。
第7王子 ルーズルス
カキン帝国第7王子です。ドラックを好んでおり、一見かなり気が触れた人物のように見えます。
逆ツェリードニヒ!?
しかし、一方で状況を理性的に把握することにも長けており、逆ツェリードニヒのような性格の人物です。念能力に関しては把握できていないようです。
第8王子 サレサレ
カキン帝国第8王子です。他の継承者とは対照的にあまり王位には興味がなく、遊び呆けていたいと言った旨の発言をしています。一方で全く継承者戦に興味が無いわけでもなく、本人曰く何か大きな事を晩餐会で仕掛けるつもりらしいです。
第9王子 ハルケンブルグ
カキン帝国第9王子です。他の継承者たちと異なり、学問に優れているようで、カキン帝国の王政に対して疑問を持っています。
臣下のオーラを防御に、自らのオーラを矢に
ハルケンブルグの能力は臣下のオーラを使うことで相手を貫く矢を形成し、矢が相手を貫くと相手の意思を奪う事ができるというものです。大変複雑な能力ですが、臣下1人を犠牲にするだけで相手の意思を奪う事ができるというもので、非常に優れた能力であると言えるでしょう。
第10王子 カチョウ
カキン帝国の第10王子です。妹の第11王子フウゲツに強い態度をとる事が多いのですが、センリツには「自分を偽っている」と見破られており、何らかの意図があるようです。妹はフウゲツ、母親はセイコとされており、日本系の血を引いているのではないでしょうか?
早くも死亡
作中で妹のフウゲツを王位継承戦から助ける為に自らの念獣の能力を用いて、フウゲツを船内から脱出させようとしました。しかし、その際に能力の代償として命を落としています。
第11王子 フウゲツ
カキン王国第11王子です。姉のカチョウとは双子であり、他の候補者とは異なりこの2人は特別家族愛が強いようです。作中では姉の自己犠牲的な助けによって一度船内から脱出する寸前までいったものの失敗し、船内に引き返しています。
第12王子 モモゼ
カキン帝国第12王子です。第13王子のマラヤームとは同母の兄妹でもあります。しかし、カチョウとフウゲツのように仲が良い訳ではなく、母のセヴァンチには弟のマラヤームを優遇され、深刻な警護不足に陥っています。
第13王子 マラヤーム
第13王子です。第12王子のモモゼとは兄妹ではありますが、母セヴィンチの愛情を一途に受けており、第12王子のモモゼよりも優遇されています。
第14王子 ワブル
第14王子です。まだ生まれて間もない事もあり、あまり特筆すべきところは少ないのですが、王位継承者の中では最も位が低く、護衛者もかなり少ない為危機的状況にあります。今後どのようにこの状況を覆すのか、護衛人のクラピカの手腕に注目といったところでしょうか?
まとめ
いかがでしたか?今回は「HUNTER×HUNTER」で一番ややこしい人たちと言っても過言では無い「王位継承者」について解説しました。暗黒大陸編でギブアップしてしまう人が多い一番の理由という事もあって、いくら簡潔にまとめたからといってかなりの情報量でしたよね。まだまだ、これからが楽しみな「HUNTER×HUNTER」。めんどくさいからと投げ出してしまうのは非常にもったいないです。ぜひ、冨樫先生の連載再開に期待をしつつ、「HUNTER×HUNTER」に注目し続けましょう。