アニメ版の幼女戦記でターニャの唯一のライバルであるアンソン・スーの放った言葉をまとめてみました。愛に溢れ、仲間を思い、復讐の鬼となった男の姿が言葉を通して見えてくるかもしれません。
ターニャとの初の戦闘
あの姿、俺の娘より小さかったぞ
娘より小さかったことに驚いた為か、ターニャをこの時は脅威になるとは誰も思っていませんでした。その油断はすぐに間違いであったとターニャに思い知らされることになり、部隊は壊滅状態にされてしまいます。この時にアンソン・スーが子供だからと舐めずに本気で迎撃していれば、協商連合の驚異となる前にターニャを倒すことができていたかもしれません。そして部下を多く失う未来や、この先に辿る復讐の道を歩まずに済んだのかもしれません。
どうして娘がこんなものを?
少し早い娘であるメアリー・スーからのプレゼントはイニシャル入りの短機関銃でした。
娘がなぜこんなものをといいながら銃を抱きしめる姿には父と娘の深い愛を感じ、アンソン・スーが娘からの銃を大事に背負い戦場へと立った時、さぞ心強かったことでしょう。ターニャとの戦闘で敗北し、奪われるまでは。父親の勝利と生還を願ってお守り代わりにプレゼントしたであろう銃は敵であるターニャが使用していくことになりました。なんとも悲しい結末です。メアリー・スーの思いは神にまでは届きませんでした。
フィヨルドの攻防
絶景だな、入り組んだ狭いフィヨルドに多くの岬と島々、岸壁も高く、点在する二十もんの砲台でどこからでも狙える
おそらくアンソン・スーにはこの時この海は最強に見えていたのでしょう。しかしその油断が命取りとなり、部隊も砲台も壊滅させられることになります。
ターニャ率いる航空魔導中隊の手によって。
この戦いでメアリー・スーからの贈り物の銃はターニャに奪われることとなります。
油断が大きな失態を招いた戦いでした。
なぜ砲台だけを
敵の行動にいち早く思考を巡らしますが答えが出ることはなく、結果として戦艦の侵入を許してしまいました。このときに狙いに気付くことができれば戦局は大きく変わったのかもしれません。
頭を押さえろ
ターニャと戦闘の際に両者が同タイミングで放った言葉です。
こういう描写からはターニャのライバルであったことが分かりますね。指揮する発言を同じでも実際に制圧されたのはアンソン・スーでした。指揮能力でもターニャに軍配が上がっていたようです。
神よ、なぜですか、なぜ奴がここに
アンソン・スーは前に部隊を壊滅させられた憎い仇であるターニャの姿を発見します。
どれほどの怒りにかられていたのかはわかりませんが、ターニャに向かい突進していくさまはまさに復讐の鬼でした。
ターニャとのラストマッチ
主のお導きだ
ターニャとの最後の戦いでアンソン・スーは自分の身を顧みずに、条約違反の武器を使いプライドを捨ててまでターニャを仕留めにかかります。ターニャに倒されてしまった仲間のためにそこまでしたのか、守れなかった自分への怒りで向かっていったのかは分かりませんが狂気を感じるほどターニャを倒すことだけを目指します。最後はターニャにフィヨルドの攻防で奪われた短機関銃でハチの巣にされるもターニャを巻き込む自爆を図りますが、倒すことはできずにこの世を去りました。
まとめ
アンソン・スーは神によってターニャと戦う運命を与えられた存在だったのかもしれませんね。