世界の全てが石化してストーンワールドとなってから約3700年。その石化を解くカギとなるのが何度も登場する「ナイタール」という液体です。この液体さえあれば世界中で石化された人間を始めとした動物を元に戻す事ができる……のですが、その精製は簡単ではありません。どのようにして世界はストーンワールドになったのか。はたしてナイタールとはなんなのか、そしてどうやって作られるのかを紹介していきます。
目次
ナイタールとはいったいどんなもの?
ナイタールというのは薬品の名前であり、その正体は工業用の腐食液の事を指しています。千空はこの腐食液を石化した生き物に使って石化がとけたのではないかと考えていました。現に千空と大樹はこの硝酸のおかげで石化から復活する事ができたようです。
大樹は千空に運ばれて硝酸を浴びる事に
3700年近くの時間をかけて復活した千空が最初に復活させようと考えたのがパワー溢れる大樹でした。硝酸を使う事によって石化から解放されると気づいていた千空は硝酸を大樹にパシャリとかけますが復活せず……そのまま大樹は硝酸が垂れ落ちる洞窟の中へ運ばれ半年以上の時間をかけてようやく復活する事ができました。
ナイタールを作るにはエタノールが必要!
千空は3700年近く硝酸を浴びていたことがきっかけで石化から復活しましたが、ひとりひとりをそんな長時間かけて復活させていく訳にはいきません。そこで考えられたのがナイタールなのですが、ナイタールを作るには硝酸の他にエタノールが必要となります。
大樹の閃きからナイタール作りは加速!
酒さえあればと考えていた千空に対し、大樹は何か思いついたような顔をして千空にせまります。脳筋キャラの大樹が相手だけあって始めはそれ程期待していない感じの千空でしたが、大樹の口から出た言葉を聞いて思わず目を飛び出させます(笑)そのアイテムとはぶどう!大樹はぶどうを使ってワインを作れないかと提案したのでした。
始めに異変を知らせたのは空を飛ぶ鳥達
世界の全てが石化したストーンワールドですが、実はすべての生き物が一斉に石化した訳ではありません。最初に犠牲となったのは空を飛ぶ鳥たち。各地で石化した鳥が見つかっていた事から考えると、石化に関する何らかの異変は空から徐々にやってきた事になります。
主にナイタール作りの実験台に使われるのは鳥
石化から復活し、ナイタールづくりに試行錯誤していた千空と大樹。その時に復活液が完成しているかどうか実験的に液体をかけられていたのも鳥でした。試作品を作るたびに鳥に液をかけては研究室に持ち帰り何やらメモをして棚に置き様子を見る。この繰り返しを千空は何十回と繰り返していたようです。
ナイタールで復活させた第一号も鳥!
一番最初に石化したのが鳥ならば一番最初にナイタールで復活したのも鳥!千空は奇跡的に自然な形で石化から復活しましたが、科学を使って作られたナイタールでの復活第1号は地球で最初に犠牲となった鳥類でした。最初は一枚の羽根から……そしてついに復活液は完成し、鳥は空高く飛び立ちました。
ナイタールの原料、硝酸が眠る奇跡の洞窟をかけて戦争勃発!
復活の原料ともいえる硝酸が眠る奇跡の洞窟。その場所を司王国に支配されていた化学王国側は、洞窟奪還の為に戦闘を開始します。目標は死者0で洞窟の奪還を成功させる事。千空たちは様々な科学の力を使い、このミッションを見事に成功させました。
ナイタールの正体まとめ
ナイタールの正体、それは硝酸とアルコールを混ぜた腐食液の事でした。といっても作り方にはかなりの精度が必要となり、奇跡の水30%に対してアルコールは70%。この数字が数%でもズレると復活液として作用しないようです。また、その途中には蒸留したりろ過したりと手間暇が……ナイタールの正体は分かりましたが一般人にはなかなか作れない様な物でした。
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