盾の勇者の成り上がりは、2019年1月より2クールのアニメ化が決定している人気作品。盾の勇者として召喚された主人公、岩谷がまさしく成り上がっていくというお話。そんな主人公たちが召喚された場所の王と思わしき人物がオルトクレイ=メルロマルク32世。盾の勇者のことを疎んでいる様子で、事あるごとに残念ながらクズと呼ばれてしまうのです。今回は、そんなオルトクレイ=メルロマルク32世について紹介させていただきます。
目次
オルトクレイ=メルロマルク32世とは?
出典: 盾の勇者の成り上がり ©アネコユサギ/KADOKAWA/盾の勇者の製作委員
ヒゲを蓄えた、いかにも王のような振る舞いをしているオルトクレイ=メルロマルク32世。ですが実際の王様ではありません。王族に当たるのですが、物語の途中で王族の身分を永久に追放されることにもなってしまいます。そんなオルトクレイは基本的には、外に出ません。何をしているかもいまいちわからないのですが、わかっているのはロクなことをしていないということでしょうか。娘のマインが盾の勇者を嵌めた時、決闘の邪魔をした時、全てわかっていたのか、わからないふりをしていたのか、それは描かれてはいませんが、娘の味方となり、盾の勇者を邪魔者扱いします。簡単にいうとクズですかね。
代理の王様 オルトクレイ=メルロマルク32世
出典: 盾の勇者の成り上がり ©アネコユサギ/KADOKAWA/盾の勇者の製作委員
実はこのオルトクレイ=メルロマルク32世は正式な王様ではありません。メルロマルクは代々、女王制なのです。そんな女王は物語序盤には登場しません。一体何をしているのでしょうか?実は、三勇教が主体となり、4聖勇者を勝手に召喚してしまったのが事の始まり。本当は勝手にやってはいけない事なのです。そんなことをしてしまうと他の国と戦争になってしまう。ということで女王は専ら外交に勤しんでいるのでした。そしてオルトクレイは女王の旦那であり、代理の王様。彼は残念なことに、この国では王位につくことができないのです。
オルトクレイ=メルロマルク32世が盾の勇者を疎む理由
出典: 盾の勇者の成り上がり ©アネコユサギ/KADOKAWA/盾の勇者の製作委員
なぜ、この代理王オルトクレイ=メルロマルク32世はあれほどまでに盾の勇者を疎むのでしょうか。代理王が憎んでいるというよりも、この国では世間一般的に盾の勇者が疎まれる存在ですね。実は、これは過去何代か前の盾の勇者のせい。この世界では、亜人と人間は相容れない関係。亜人を奴隷として扱い、亜人の国でも人間は差別されているようです。この何代か前の盾の勇者、彼が亜人に味方をしたことがきっかけ。だから、人間の国では盾の勇者が疎まれる存在となってしまったのです。事実、三勇教が人間の国にあり、勢力を増しているように、亜人の国には盾教たるものが存在し、盾の勇者を崇めているのでした。
オルトクレイ=メルロマルク32世がクズと呼ばれた日
出典: 盾の勇者の成り上がり ©アネコユサギ/KADOKAWA/盾の勇者の製作委員
代理王オルトクレイ=メルロマルク32世は事あるごとに盾の勇者に食う呼ばわりされてしまいます。波を沈めた最大の功労者、盾の勇者をねぎらおうともせずに、嫌味を言っていたオルトクレイ。しかし、盾の勇者に土下座しろとい我、猿以下のクズとも言われてしまいます。そして、三勇教が勇者たちを暗殺しようとした事件が起きます。ここで、外交を終えた女王が帰ってきて、代理王と第一王女の悪事を全て暴き、王族ではなくなるのでした。そこで盾の勇者に改名させられるのですが、その名前がクズ。そしてついに民衆の前で、盾の勇者に土下座をするのでした。
オルトクレイ=メルロマルク32世とマイン・スフィア
出典: 盾の勇者の成り上がり ©アネコユサギ/KADOKAWA/盾の勇者の製作委員
ビッチとクズの関係といったほうがいいでしょうか。実は元々仲良しで、同じようなことをやっていた2人。盾の勇者を悪人として自分たちから遠ざけつつも、波を排除するという役目は追わせます。しかしそんな2人の関係は徐々に隙間が開いていくのです。槍の勇者から、弓の勇者に鞍替えするビッチ。波の向こう側へと渡るビッチ。それとは逆に今までのことを反省したクズと、変わらずに醜態を晒し続けるビッチ。クズは過去自分のやってきた過ちを悔病んでおり、ビッチの度がすぎる悪行に、突き放してしまうのです。機があれば殺していいとさえ、自分の父親に言われてしますのです。しかし、父親である自分が直接手を下そうとすると、手心を加えるのではないかとも語る父クズなのでした。
オルトクレイ=メルロマルク32世と女王ミレリア
出典: 盾の勇者の成り上がり ©アネコユサギ/KADOKAWA/盾の勇者の製作委員
2人は夫婦なのですが、完全に女王が上の立場のようです。2人のプライベートでの会話は出てきませんので、日常生活でどのような感じなのかはわかりませんが。そんな女王ミレリアは、勝手なことをやっている代理王を改名させて民衆の前で盾の勇者に土下座をさせるのですが、旦那、娘であっても容赦しません。そんな中で、ミレリアが昔のあなたなら・・・。とつぶやくシーンがあります。どうもオルトクレイは昔は優秀な人物であったようですね。そんなオルトクレイの過去、いつか振り返ってくれるのでしょうか?気になる所ですね。
オルトクレイ=メルロマルク32世 最後に
出典: 盾の勇者の成り上がり ©アネコユサギ/KADOKAWA/盾の勇者の製作委員
オルトクレイの今後の活躍にも期待する中で、彼の若かりし頃の話も気になるところではあります。盾の勇者との今後の関係は?弓、槍、剣の勇者たちとの間柄は?あまり物語の中心にいる人物ではありませんが、やはり気になるところですね。改心したクズは一体どのように物語に絡んでくるかも楽しみですね!いつか、王族に復帰してもらいたいものです。