従来の少年漫画のようにバトルだけを描くのではなく、科学の楽しさや文明の発展についても子供たちが学びやすいように解説している本作『Dr.STONE』シリーズですが、本作を通して科学の面白さに気づいた読者の方も多いのではないでしょうか?昨今はジャンプ作品であってもあえて過激な描写を入れて大人の読者を取り込む工夫が見られますが、そのような変化もあって、なかなか子供にジャンプ作品を勧めづらいと思っていた親御さんも多いはずです。そのような状況の中で本作のように純粋な冒険活劇として描かれつつ、科学についての知識を子供たちに楽しく教えてくれるという漫画の存在は非常に貴重な存在であると言えますね。本作を通して子供が科学に興味を持ったという方も多いかもしれません。今回はそんな本作を通して科学に興味を持った人、自分の子供が科学に目覚めそう!という方に向けて、本作以外でも楽しむことができるサイエンスの世界を紹介していきたいと思います。 日本は子供達の科学知識育成のために非常に力を注いでいる国ですので、子供達が科学について学べる場所は非常に多くあります。今回はその中の一部を紹介していきます。ぜひともチェックしてみてくださいね。
同ジャンルの作品を深掘りする
本作をきっかけに科学に興味を持った人がさらに 科学について勉強する上で最も簡単な方法は同ジャンルの作品を深掘りすることです。というのも同ジャンルの作品を読む分では『Dr.STONE』を楽しむのと同じように 読み進めることができるからです。 いきなり科学についての難しい論文を読み始めるというのも辛いと思いますので、初めのうちは同じように科学を扱った作品を読んでみることをおすすめします。
『はたらく細胞』
そんな科学について興味を持った読者の方々におすすめの作品の一つ目が『はたらく細胞』です。本作は科学の中でも人間の人体についての不思議を扱った作品で、化学反応などの化学をメインに据えた『Dr.STONE』とは異なっています。その上に『Dr.STONE』とは異なる人体というジャンルについて学ぶことができる点がおすすめポイントです。
『宇宙兄弟』
科学について興味を持った読者の方々におすすめの作品 2つ目が『宇宙兄弟』です。本作は宇宙飛行士として活躍する弟の後を追って宇宙飛行士を目指す兄の挑戦が描かれており、その挑戦を楽しむ過程で宇宙に関する知識を学ぶことができます。
『銀の匙』
科学について興味を持った読者の方々におすすめの作品3つ目が『銀の匙』です。本作は酪農に特化した作品であり、 家畜を生産する人々の視点を描いた作品となっています。理系のジャンルの中でも やや農学に近い分野になりますが、非常に専門的に描いている作品でもあるので是非とも楽しんでみてください。
『チ。 ─地球の運動について─』
科学について興味を持った読者の方々におすすめの作品4つ目が『チ。 ─地球の運動について─』です。本作は天動説が信じられていた15世紀のヨーロッパで現在では常識となっている地動説を研究し続けた人物を描いた作品となっています。本作は実際の歴史というよりも、ややフィクション性が強い作品となっていますが、天体についての知識などが身につく作品となっていますので、ぜひとも楽しんでみるといいでしょう。
SF作品もおすすめ!!
この他にも科学について触れることができる作品というのは非常に多く存在します。下手をしたら実際に学術論文を読むよりも分かりやすく科学について学ぶことができるものもありますので、是非とも目を通すようにしてみてくださいね。特にSF作品は科学的根拠をしっかりと描いているものが多いので、 SF 作品をメインに探してみるといいかもしれません。
実際に体験してみる
本作やその他の作品を通して科学に興味を持った方には、さらに足を踏み入れて実際に体験してみることをおすすめします。やはり科学の醍醐味というのは自分で同じような研究をしても同じ結果が出る「再現性」にあると思いますので、実際に体験して同じような結果が出る喜びを体験してみるのもいいかもしれません。
日本の博物館のレベルは高い
特に日本に存在する博物館は非常に レベルが高いのでおすすめです。ここからは日本が世界に誇る科学を扱う博物館について紹介をしていきたいと思います。
国立科学博物館
筆者が最もおすすめする科学博物館は何と言っても東京の上野にある国立科学博物館です。 本科学館では現在の科学技術に対する展示のみならず、古代の地球についての展示や生物の進化についての展示、さらには人類の歴史についての展示など、多種多様な展示物がある博物館となっています。
ジャンルにとらわれない
どのジャンルにもとらわれない幅広い科学知識を学びたいという方には、うってつけの施設であるといえるでしょう。
科学技術館
続いて紹介するのは科学技術館です。こちらの施設では日本の産業を支えてきた数々の技術を実際に体験しながら学ぶことができるものとなっています。
工学を学ぶならここ
実際に物を生産する工学などにつながる分野を学ぶことができる施設となっていますので、本作を通して物を作ることに興味を持った読者の方は訪れるといいでしょう。
日本科学未来館
続いて紹介するのは日本科学未来館です。こちらの施設では様々な科学技術の紹介を通してこれからの未来について学ぶことができます。
2023年にリニューアル
特に「ロボット」や「地球環境」「老い」をテーマに4つの新設展示が予定されていますので、2023年の11月22日以降に訪れた方はこちらの科学館の大規模リニューアルされた施設を楽しむことができます。
図書館は科学資料の聖地
実際に体験しながら科学館で学ぶことができたら、 今度は図書館を訪れて様々な資料を調べてみましょう。 図書館は人気の小説作品や、漫画作品を扱っているだけでなく科学に関する資料を様々所有している施設となっているからです。
漫画から学術論文まで
科学知識に関して分かりやすく紹介している漫画作品から、実際に研究をしているような方々が目を通す学術論文まで幅広い資料を所有していますので、自分のレベルにあった資料を見つけることができるのが魅力です。
小説へチャレンジ
漫画作品や学術論文のみならず、科学について扱った小説作品も数多くありますので、是非とも目を通しておきましょう。個人的には様々な科学知識をもとに犯人を追い詰めていく『探偵ガリレオ』シリーズがおすすめです。
コスパ最強の施設
図書館の魅力といえば何と言っても他の施設のように入場するのにお金が取られることがないということです。 おまけに中は明るい照明と空調設備が管理されていますので、家の中での光熱費も浮きます。税金を払っているのに使用しないのはもったいない施設となっていますので是非とも積極的に利用するようにしましょう。
科学教室に通ってみよう
また、図書館や博物館を訪れる他にも近くにある科学教室に通ってみるという手段もあります。ピアノを習わせたり、サッカーや野球のチームに所属させたりするのと同じような感覚で科学についても小さいうちから知見を持っておくと将来的に役に立つことが多いと思いますので是非とも検討してみてください。
意外と身近な場所にも!?
科学教室というとあまりピンとは来ないかもしれませんが、実は様々な場所に存在しています。中には期間限定で開いているものもありますので、こまめにチェックしておくことがおすすめです。筆者は小学生の頃に夏休みの間限定で近くの小学校の理科室で開かれていた科学教室に通ったことがありますが、普段は小学校の高学年などで経験する科学実験などを積極的に行うことができて非常にためになった記憶があります。
興味のあるジャンルを学べる
何よりも科学教室では自分よりも科学の知識に明るい先生と密にコミュニケーション取れるのが魅力です。普段から疑問に感じていたことや次に行いたい実験などを積極的に話しかければ融通を効かせてくれることが多くある点が他の施設とは異なる点です。
学校に科学部があるかも!?
近くに科学教室がない場合であっても、学校に科学部がある場合もあります。科学部では学校の理科の先生などが部活動として科学を教えてくれる部活となっていますので、学校でのテスト範囲などと結びついた学習を行うこともできます。理科に関する学校内の塾のような立ち位置の部活もあるのでコスパは最強ですよね。もし、科学部がある場合は積極的に活用するようにしましょう。
手段は無限大
このように日本では科学を学びたいと思えば様々な施設で学ぶことができるようになっています。この辺りは技術者大国日本と呼ばれるだけありますよね。中には税金で運営されているものも多くありますので、使用しないのはもったいないと思います。是非とも本作を通して科学に少しでも興味を持った方や子供が興味を持ったという方は積極的に活用するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?今回は本作を通して科学に興味を持った方々に向けて、さらに科学に対して一歩を踏み込める施設などを紹介していきました。他にもanimemiruでは アニメに関係する科学的な情報や解説などを紹介している記事がありますので、科学に興味を持った方々は合わせて本サイトの解説記事をチェックしてみてくださいね。