高校2年生になった源さくらはアイドルを夢見ていた、はずだった。朝ぱっらにオーディション応募の封筒を片手に自宅前で交通事故で死ぬまでは。 気が付くと謎の洋館におり、不気味な化け物少女たちに追われ、謎のサングラス男・巽幸太郎から衝撃的な事実と目的を告げられる。死んだ彼女たちはゾンビとし蘇り、佐賀県をご当地アイドルになれという。 無茶苦茶で意味不明な状況にさくらとゾンビ少女たちは巽のアイドル計画に振り回されていく。
巽幸太郎のプロフィール
ゾンビアイドルグループ「フランシュシュ」のマネージャー。 風前の灯火となったご当地アイドル業界と佐賀を救うため、「伝説」を持ちながら夭逝した少女たちをゾンビへと転生させ、アイドルグループに仕立て上げた。髪を七三に分け、サングラスをかけた謎のイケメン。 なぜかポケットにスルメを忍ばせているが、これは自我のないゾンビたちを沈静化するためのものである。終始ノリと勢いで生きている人物で、やることなすこと行き当たりばったりに見える。
一風変わった敏腕マネージャー!?
プロデュース方針も「アイドルの可能性を信じる」という名の丸投げ。 アイドルを叱咤しているようにも見えるが、脱走するメンバーを監視した上で泳がせたり、公式HPの日記には思わせぶりなことが書かれているなど、腹に一物ありそうである。源さくらが覚醒したばかりで何一つまとまっていないデス娘(仮)をいきなりライブハウスでファーストライブさせたりと計画性がなさそうに見えるが、ライブハウスの傾向に併せてデスメタル調の曲を用意していたり、根回しはある程度している模様。
謎に包まれたキャラクター!?
素性は名前以外一切不明で、そもそも人間なのかどうかすら怪しい。 なぜ、どうやって佐賀を救おうとしているのか、そのための手段としてなぜアイドルを選んだのかも何も語っていない。スタッフロールでなぜか一番上に記載されており、なにか重要な伏線があるかもしれない。
余談
幸太郎が常に所持しており、ゾンビっ娘に食わせていたりするゲソ。佐賀には呼子イカという名物がございます。とにかく旨い! というイカらしく……その辺りの関わりがあってプッシュされているのではないでしょうか。ちなみに、犬にイカを食わせてはいけない理由は、成分的に犬の体調に良くないということです。消化不良、嘔吐などを起こしてしまうことがあるそうです。
巽幸太郎のスキル
死人をゾンビとして蘇らせることができる。 はじめは一般的なゾンビと同じく、自我を持たない状態で徘徊しているが、何らかの「刺激」によって覚醒し、生前と変わらない知能まで回復することができる。 記憶もほぼ回復するが、なぜか山田たえのみ回復していない。 メンバーに幕末の花魁がいることから、死体さえあればかなり昔の人物でも蘇生できるようだ。
ゾンビから人間に!?
どうやって少女をゾンビにしているのか具体的には判明していないが、本人によれば「ゾンビ映画みたいな感じ」とのこと。 また、ハリウッド張りの特殊メイク技術を有しており、ゾンビの外見を生身の人間そっくりに変えることも可能。ただし、雨に濡れると落ちる。
余談
ちなみにたえちゃん以外のメンバーに関しては、見事覚醒を果たしたわけなのですが、ここで問題になるのは、その覚醒メンバーの内、さくらちゃんは記憶が甦っていないという状況です。ゾンビ化しても過去の自分の記憶をしっかりと持っていると仮定することもできます。
ご当地アイドルグループのプロディース
風前の灯火となった佐賀を救うために巽幸太郎が結成したご当地アイドルグループ。 メンバーは7人の少女。実は全員ゾンビだが、人間との衝突を避けるためにそれを隠して活動している。 腐り果てた体は、ライブの際には特殊メイクで生きた人間のような姿になっている。名前は、「ゾンビィ○号」のように番号を名乗る。何号なのかはTシャツに描かれている。
アイドルとしての結束
当初はメンバーのやる気も経験も、名前や曲調ですらバラバラだったためにまるでまとまりのなかった面々だが、唐津駅前でのゲリラライブをきっかけに、少しずつではあるがアイドルとしての結束と士気が高まりつつある。
チーム名「フランシュシュ」
方針が固まる前は、ゾンビ的ハプニングの数々でウケが結果的に取れるというイロモノ路線だったが、正統派アイドルとしての方針を決めた後は、本人たちの技術相応に戻っている。第1話では「デス娘(仮)」だったが、第2話では「グリーンフェイス」と毎回名前が変わっていたが、第3話でメンバーが話し合った結果、山田たえの案を採用し「フランシュシュ」に決定した。
余談
源さくら以外、全員何らかの「伝説」を持っている。 メンバーは「伝説の特攻隊長」「伝説の平成のアイドル」「伝説の昭和のアイドル」「伝説の花魁」「伝説の天才子役」「伝説の山田たえ」である。享年は10代-20代だが、没年がバラバラである。
フランシュシュの曲
ようこそ佐賀へ
幸太郎がいつの間にか用意していた楽曲。アイドルらしからぬデスメタルで歌詞はうめき声と叫び声しかないが、エンドロールにタイトルが載っており、「作詞・作曲」がクレジットされている。
不明
セカンドライブのために幸太郎が用意していた短調のアイドル曲。さくらたちはこの曲の練習をしていたが、たえが暴れたために一言歌っただけで中断され、詳細不明。
DEAD or RAP!!!
さくらとサキによる即興のラップバトル。 当然BGMは用意されていないので、幸太郎が急遽ボイスパーカッションを披露。ゆうぎりが三味線で合わた。
声担当は人気のあの声優!
担当声優は「宮野守」さんです。劇団ひまわり所属。 1983年6月8日生まれ。埼玉県出身。血液型B型。 カレーは作れないが既婚者である。 小学・中学・高校時代はサッカー部に所属していた。 長身(身長183cm)でスタイル(体重63kg)がよく、イケメンなので女性ファンがとても多い。 女性週刊誌・ファッション雑誌の「anan」や「JUNON」でイケメン声優として紹介された。 また、南海キャンディーずの山里亮太と仲がよく、隣に立つとみごとな顔のコントラストを見せている。
高い演技力で「巽幸太郎」を演じる
声優としてのデビューは海外ドラマ『私はケイトリン』のグリフェン・ロウ(2001年)、アニメの初仕事は『真・女神転生デビルチルドレン』のアキラ(2002年)。高い演技力を発揮した素晴らしい演技を見せてくれる。主人公、イケメンなどの評価が高いが、狂気を持ったキャラには特に高い定評がある(デスノート「夜神月」、東京グール「月山習」など)
巽幸太郎の名言
「お前は源さくらだ」「10年前、お前は死んだ」「だが、ゾンビになって復活した」「そしてこれからお前は、ゾンビ1号として、仲間たちと共に、佐賀を救うんだ!」
衝撃のセリフですね。まさかのゾンビとして復活し、アイドルになって佐賀県を救えとはいきなり過ぎて混乱するに間違いなしです。
「俺の名前は、巽幸太郎」「俺は、お前をアイドルにする男だ!」
自分が10年前に死んで、ゾンビになっている事実を知らされたさくら。そして謎の人物は、「佐賀を救う」という目的を伝えるのだった。
「はい、という訳で。今日から最強アイドル目指してがんばりましょう!」
最強アイドルを目指す7人のメンバー達。しかし普通なのはさくら1人だけ。もう何がなんだかって感じですね。
「佐賀を救うためじゃ」「そうだ。このご時世、ご当地アイドルなど、まさに風前の灯火。だがそれゆえに、有象無象も減った。お前たちはそこを狙って飛び込み、これまた、存在自体が風前の灯火である、佐賀を救う」「はい、ドン!」「名付けて、『ゾンビランドサガプロジェクト』じゃい!」
全てはこのセリフから始まります。「ゾンビランドサガ」という作品を象徴するセリフです。
まとめ
巽幸太郎については謎も多いですし、その振る舞いから、胡散臭さも存分ににじみ出ています。数少ない情報から考えるに現状はアイドルによる佐賀県の活性化については本当にそうしようとしている。ただし、それが最終目的かどうかは未だ不明。というか、振る舞いを見るにちょっとそれは怪しい…?元々、秘密主義というか謎が多いアニメであり、今後も目が離せません!