ついにSeason3が放送されることになった「盾の勇者の成り上がり」ですが、Season2では異世界でのキョウとの戦いに勝った尚文たちが無事に元の異世界に帰ることができ、ルロロナ村に帰ってくるところで終わりました。 最終話はSeason2を振り返りながら、オストに無事終わったと報告に行く回が放送されましたが、物語的にはその前の回の帰ってきたところが一区切りになると思います。 では、Season3はどんな展開になっていくのか気になりますよね。 今回は発表されている新キャストを踏まえて、前半部分の考察をしていきたい思います。
Season3を考察する前に・・・
「盾の勇者の成り上がり」は『小説家になろう』で2012年から連載され、2013年に本編は完結しています。 2013年にMFブックスから書籍化され、2014年にはコミックフラッパーより漫画化されました。 実は「盾の勇者の成り上がり」は原作から書籍化され、そして漫画化されるごとに内容が改編されています。 基本的には原作に準拠しているのですが、内容がマイルドになったり、カットされている部分があったりします。 その一方で、追加されている部分もあったりしています。
アニメ版では!?
そして、アニメ化が決定し、2019年にアニメ放送が開始されます。 Season1ではキャラクターの性格の設定が変わっていたり、展開やキャラクターの言動や行動も改編されている部分があります。 アニメでは話数も決まっており、尺などを考えてやむなくカットや変更せざるを得なかったのかもしれません。 Season1は全25話でしたが、Season2は13話だったため、その傾向が顕著だったことを考えると、そう考えてしまいます。
Season3はどんな展開に?
Season2で尚文が異世界から帰ってきた時に他の勇者がいましたが、漫画版では帰ってきた時には全員行方をくらましています。 これからSeason3の前半を考察しますが、どんな展開で物語が始まるのかもよく分かりません。 全く違った考察になる可能性もありますが、観る前の予備知識として読んで頂ければと思います。
始まりはルロロナ村!?
まずは尚文が統治している「ルロロナ村」が物語の中心となって、物語が進んでいくと思われます。 尚文は第二の波の後でラフタリアのように奴隷として捕まった元ルロロナ村の子供達を探し出し、買い戻そうと考えるのです。
最初の舞台は?
Season2の12話の最後に少しだけ、今回の新キャラクターが登場していました。 槍で戦う女性と奴隷として檻の中にいた亜人の少年です。 戦っていたのが「ナディア」で、檻の中にいたのが「フォウル」です。 2人がいる場所は傭兵国家「ゼルトブル」です。 最初の舞台はこの「ゼルトブル」になるのではと思います。
ゼルトブルはどこまで原作を描くのか?
ゼルトブルでの展開をどう描かれるのか、非常に考察が難しいです。 それは、まず原作版と漫画版でもかなりの違いがあるからです。 ただし、Season2の最後でナディアが戦っていたことを考えると、漫画版に近い展開になるのではと推測します。 原作版ではナディアは奴隷として奴隷商のところで登場します。 一方、漫画版ではゼルトブルのコロシアムで戦う謎の女戦士として最初は登場するからです。
そしてもう1人のキャラクターも!?
新キャラクターとして情報が公開されている「アトラ」もゼルトブルで登場します。 なぜなら、フォウルとアトラは兄妹だからです。 フォウルがどのように描かれるのかは分かりませんが、アトラのためにフォウルがいるのは間違いありません。 そして、もしナディアがコロシアムで戦っているのであれば、何故戦っているのかがわかると思います。 実は「ナディア」と名乗っている時点で漫画版に近いのはほぼ間違いありません。 その理由は、アニメを見てご確認ください。
もう1人の新キャラクター
もう1人の新キャラクター、「セイン」ですが、ここで詳しく紹介するとかなりのネタバレになってしまいます。 どんな生い立ちなのか、なぜゼルトブルで傭兵をしているのかなど、全て今後の物語に関わってきてしまうので、ここで考察するのはやめておきます。 ただ、尚文たちの仲間になることだけは間違いありません。
ゼルトブル以降の展開は!?
公式HPで、旧ルロロナ村の住人を取り戻すために、ゼルトブルの地下賭博競技場にラフタリアとフィーロと共に参加するとあります。 そのゼルトブルでの展開以降はどうなるのか、公式HPではその他に「心砕けた三勇者」「暗躍するヴィッチことマイン」とあります。 この辺りが次の展開の鍵となっていくのです。
心砕けた三勇者
Season2の最後では、尚文たちが異世界で戦っている時に起きた波に対処していたというシーンがありました。 しかし、「霊亀騒動で失態を演じた三勇者は行方不明」と公式HPでは書かれています。 やはり原作通り行方不明になっているということは、「ヴィッチ」が関係してくると思われます。 もしかしたら全く違う展開もあるかもしれませんので、これ以上の考察は控えておきます。 ただ、原作通りであれば「ヴィッチ」は「クソヴィッチ」に格上げされるでしょう。
暗躍するヴィッチ
そして、「暗躍するヴィッチことマイン」とありますが、ヴィッチは今回のSeason3での鍵となる人物です。 公式HPにそう書かれているのであれば、ほぼ原作通りのことをするのではと思われます。 Season3で起きる騒動の殆どにヴィッチが関わってくると思います。 自分のためであれば誰でも利用し、邪魔なものは排除する最低最悪のキャラクターです。
Season3前半の考察のまとめです
「盾の勇者の成り上がり」のSeason3の前半を、情報が公開されている新キャラクターをもとにご紹介しました。 まずはゼルトブルでのコロシアムでの戦いが前半の見どころの一つになると思います。 そして、ヴィッチがどう暗躍するのか、それが物語全体にどんな影響を及ぼしていくのかをご注目ください。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。