ゴブリンスレイヤーは、ただただゴブリンを復讐のために狩り続ける主人公の物語。そんなゴブリン を狩り続けていた主人公ですが、様々な仲間と出会い、一緒にゴブリン を殺していくことにより、いつの日か冒険者になりたいと願うようになります。いつかこのゴブリン からの呪縛にとき放たれ、冒険者となるための物語なのです。今回は、そんなゴブリンスレイヤーと一緒にパーティーを組んだ蜥蜴僧侶についてご紹介させていただきます。
目次
【ゴールデンスレイヤー】蜥蜴僧侶とは?
出典: ゴブリンスレイヤー ©蝸牛くも・SBクリエイティブ/ゴブリンスレイヤー製作委員会
蜥蜴僧侶は珍しいとされるリザードマンの僧侶。銀等級の冒険者です。宗教家であり、彼の宗教では、異端を殺すことにより位階を高め、竜となることができるらしいのですが、現在は竜司祭である蜥蜴僧侶。熱心な宗教家である彼の宗教では、祖先を敬っていることが会話の節々から感じることができます。また、竜というのが本当に姿形から竜になると言われているのか、竜というのが階級的な概念で、世に言う英雄と同義なのかは物語では語られていません。ちなみに、竜と言われる伝説上の生物は、蛇もしくはトカゲを模して描かれているとされています。
【ゴールデンスレイヤー】ゴブリンスレイヤーとパーティーを組んだ蜥蜴僧侶
出典: ゴブリンスレイヤー ©蝸牛くも・SBクリエイティブ/ゴブリンスレイヤー製作委員会
ある日、ゴブリンスレイヤーのいる町にハイエルフ、ドワーフとともにやってきた蜥蜴僧侶。やってきた理由は、他の町で詩われたゴブリンスレイヤーを勇者として歌った詩をハイエルフが聞いたことからでした。そんなゴブリンスレイヤー に依頼を持ちかけた蜥蜴僧侶。その依頼をゴブリンスレイヤー が了解したことで、一緒にパーティーを組むことになります。ちなみにこのゴブリンスレイヤーに依頼を持ちかけた三人のうち唯一蜥蜴僧侶のみが定命です。
【ゴールデンスレイヤー】蜥蜴僧侶の能力とリンタオロン
出典: ゴブリンスレイヤー ©蝸牛くも・SBクリエイティブ/ゴブリンスレイヤー製作委員会
蜥蜴僧侶は触媒を用いて竜牙兵を作り出すことが可能です。戦いに参加させたり、モノ運びを頼んだり。それとは別に竜兵刀を奇跡により作り出すことも可能です。また、治療も使用可能です。意外と有能な蜥蜴僧侶。そんな蜥蜴僧侶が竜牙兵を作り出すときに「リンタオロンの鍵たる翼」と唱えるのですが、このリンタオロンとは小型の恐竜ヴェロキラプトルのことです。この恐竜は、映画ジュラシックパークに登場したことで有名になった恐竜でもあります。化石は中国、モンゴル、ロシアでしか見つかっておらず、リンタオロン自体が中国語の呼び名であることから、蜥蜴僧侶は中国をモチーフにして作られたキャラなのかもしれませんね。
【ゴールデンスレイヤー】チーズを好む蜥蜴僧侶
出典: ゴブリンスレイヤー ©蝸牛くも・SBクリエイティブ/ゴブリンスレイヤー製作委員会
初めてゴブリンスレイヤー たちとパーティーを組んだ蜥蜴僧侶。そこでゴブリンスレイヤーの出したチーズを頬張った蜥蜴僧侶は甘露!!と叫ぶのでした。チーズを知らなかった蜥蜴僧侶。リザードマンの種族では、家畜は育てるものではなく、狩る対象なのでした。確かに蜥蜴が牛を放牧するって言うのも変な話ですね。それからもちょくちょくチーズをおねだりする蜥蜴僧侶。それを見たハイエルフは、真面目すぎる性格だからいい息抜きが見つかったと喜んでいる様子。ちなみに甘露の語源はやはり中国で、昔の中国の伝説で、天子が仁政を行った治世に、天が降らせたという甘いつゆのことをさし、今では甘く美味しいを指しているのだそうです。
【ゴールデンスレイヤー】常識人の蜥蜴僧侶
出典: ゴブリンスレイヤー ©蝸牛くも・SBクリエイティブ/ゴブリンスレイヤー製作委員会
リザードマンの司祭であると同時に常識人でもある蜥蜴僧侶。ドワーフとハイエルフが争いを始めると仲裁するのも謝るのも蜥蜴僧侶。話をスムーズに進めるようお手伝いするのも蜥蜴僧侶。ゴブリン と言う単語を知っていたのも彼。ゴブリンスレイヤーへの依頼の際も、ゴブリンスレイヤーの報酬額等を決めたのも恐らくは口ぶりからして蜥蜴僧侶でしょう。ドワーフ、ハイエルフともに自分よりもかなり年上ですが、そんな2人と行動をともにしていた時はまとめ役であった彼。そんな中で、ゴブリンスレイヤーとパーティーを組んだ際、常識人である女神官がいたことはありがたかったんじゃないでしょうか。
【ゴールデンスレイヤー】蜥蜴僧侶 竜と蜥蜴を考察
出典: ゴブリンスレイヤー ©蝸牛くも・SBクリエイティブ/ゴブリンスレイヤー製作委員会
蜥蜴僧侶の宗教では、異端を殺していくと最終的には竜となれるとされています。そして、リンタオロンという小型の恐竜を触媒で召喚することと、とあるゴブリン たちとの集団戦で、彼は叫んでいます。恐るべき竜よ!末裔の戦働きをご覧あれ!と。つまりちょくちょく先祖に顔向けできないと言っていた蜥蜴僧侶の先祖とは、竜、そしてそれはいわゆる伝説の竜ではなく恐竜を指しているのではないでしょうか?つまりなんらかの恐竜の末裔であるという伝承もしくは、事実であるリザードマンは、数多くの功績を出せば、称号として竜と称えられるのではないでしょうか。リザードマンに関しての過去の話や詳しい宗教の話はまだ出てきていませんが、どこかで出てきて欲しいですね。
【ゴールデンスレイヤー】蜥蜴僧侶まとめ
出典: ゴブリンスレイヤー ©蝸牛くも・SBクリエイティブ/ゴブリンスレイヤー製作委員会
良識人であり、常識人、近距離戦もでき、小型恐竜を召喚することもできる有能な蜥蜴僧侶。彼の甘露!!という叫びがチーズ以外で出てくるのでしょうか。またリザードマンという種族もほぼ出てきていないことも考えると、彼の故郷への冒険なんていうものもあっていいかもしれません。今後ますます目が話せないゴブリンスレイヤー。楽しみですね!