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FAIRYTAIL

【フェアリーテイル】禁忌魔法・ロストマジックとは?各魔法の能力や特製をまとめて考察!

更新日:

ロストマジックを操る煉獄の七眷属

真島ヒロ作の『FAIRY TAILE』では、魔導士たちによる熱い戦いが繰り広げられており、その中で各キャラクターが特徴的な魔法を操っています。その中で、主に敵勢力が使用している禁忌魔法やロストマジックは、過去に作られた強大な魔法であり、ナツたち「妖精の尻尾」を苦しめていきます。禁忌魔法やロストマジックとは一体どんなものなのか、またどのような能力や特徴があるのかをまとめて考察していきます。

物語序盤から登場する禁忌魔法とは?

怒りをたぎらせるゼレフ
出典: フェアリーテイル ©真島ヒロ・講談社/フェアリーテイル製作委員会・テレビ東京

『FAIRY TAIL』に序盤から登場している禁忌魔法とは、主に黒魔導士ゼレフが作り出した魔法が多く、いずれも強大が影響をもたらすものばかり。ゼレフ以外にも古代人が作り上げた魔法も存在しており、作中の世界では存在しているだけで危険と見られ、現代の魔法世界を脅かす存在として認識されています。そんな禁忌魔法にはどのようなものがあるのか、それぞれ詳細に考察していきましょう。

禁忌魔法その1:呪歌(ララバイ)

ララバイを前に立ち向かう「妖精の尻尾」たち
出典: フェアリーテイル ©真島ヒロ・講談社/フェアリーテイル製作委員会・テレビ東京

『FAIRY TAIL』で最初に登場した禁忌魔法が、かつて黒魔導士ゼレフが作った魔笛を使った魔法「呪歌(ララバイ)」です。その笛の音色を聞いた者全てを呪い殺すという、効果範囲が非常に広い禁断の魔法。村や町一つを簡単に破壊できるほどの力を持っていましたが、作中では使用される様子はなく、事件が無事に解決されている様子が描かれています。

禁忌魔法その2:煉獄砕波(アビスブレイク)

アビスブレイクを前に立ち向かうナツ
出典: フェアリーテイル ©真島ヒロ・講談社/フェアリーテイル製作委員会・テレビ東京

空中に魔方陣を描くことで闇の波動を放つことができる大魔法が「煉獄砕波(アビスブレイク)」。「幽鬼の支配者」が使用した実績があり、「妖精の尻尾」がある裏の湖から町の中心に建つカルディア大聖堂が破壊されるなど、非常に強力な破壊兵器として描かれています。強力な一撃にして小さな町一つを破壊できるほどの力を持っていますが、その発動には時間がかかるといったデメリットもあります。

ジェラールが単体で使おうとする場面も

闘志を見せるジェラール
出典: フェアリーテイル ©真島ヒロ・講談社/フェアリーテイル製作委員会・テレビ東京

楽園の塔において、ジェラールは8年かけて築き上げた塔を破壊されたことにより、塔もろともナツを葬ろうとします。その時にアビスブレイクを使用する様子がありますが、最終的には発動することが叶いませんでした。ジェラール単体で発動できるなど、強大な魔導士であれば簡単に操れる様子が見受けられます。しかし膨大な魔力を消費するのも事実であるため、乱発できるほどの代物ではないことも分かるでしょう。

禁忌魔法その3:Rシステム

楽園の塔を支配するジェラール
出典: フェアリーテイル ©真島ヒロ・講談社/フェアリーテイル製作委員会・テレビ東京

「リバイブシステム」と呼ばれた禁忌魔法は、黒魔術思想を持つ魔導士集団によって作られ、その目的は一度死んだものを蘇らせるというもの。幼少期のエルザやジェラールが奴隷として建造に従事させられた代物で、その後はジェラールの手によって完成へと至ります。しかし利用するためには27億イデアもの膨大な魔力が必要になるため、ジェラールは評議院にエーテリオンを使用させることで、魔力不足を解消していました。

エーテリオンを使用するほどの危険因子

空高くに配置されたエーテリオン
出典: フェアリーテイル ©真島ヒロ・講談社/フェアリーテイル製作委員会・テレビ東京

死んだ者を生き返らせるという禁忌を防ぐため、評議院ではエーテリオンを使用して破壊するかどうかの議論を繰り返します。しかしジェラールの思念体が潜入して破壊の必要性を力説すると、やがて多数決で多数の承認を得られたことにより、エーテリオンの使用を決定。評議員は「Rシステム」を破壊するためにはエーテリオン以外にないと考えていましたが、それも全てジェラールの術中の内であることを知らされてしまいます。

ゼレフがナツを蘇らせるために作られたもの

ENDの書を手に持つゼレフ
出典: フェアリーテイル ©真島ヒロ・講談社/フェアリーテイル製作委員会・テレビ東京

黒魔術集団やジェラールがゼレフ復活のために建造した楽園の塔こと「Rシステム」ですが、元々はゼレフがナツを蘇らせるために作り出したものとなっています。ゼレフは天才魔導士と言われていましたが、ナツの死後は彼を復活のために研究に没頭。やがてそのことが原因となって学校を終われてしまいますが、その後ナツ・ドラグニルの復活、すなわち「END」が誕生することとなります。

禁忌魔法その4:ニルヴァーナ

光と闇を入れ替えるニルヴァーナ
出典: フェアリーテイル ©真島ヒロ・講談社/フェアリーテイル製作委員会・テレビ東京

400年前に古代人のニルビット族が開発・封印したとされる超反転魔法が「ニルヴァーナ」。光と闇を入れ替えることができる魔法で、心に光や闇を抱えている者の人格を正反対にするという、広範囲に効果が及ぶものとなっています。しかしその本質は世界のバランスを取るために作られた者でしたが、「六魔将軍」たちが手中に収めることで、闇ギルドの時代を築き上げる道具として狙っていた様子が描かれています。

6つの魔水晶の同時破壊でようやく停止

攻撃を繰り出すグレイ
出典: フェアリーテイル ©真島ヒロ・講談社/フェアリーテイル製作委員会・テレビ東京

「ニルヴァーナ」の軌道最終段階は、巨大な都市という姿になっています。また「ニルヴァーナ」事自体に6本の足が備わっていて、目標地に向かって移動することも可能。足は地面から魔力を供給する装置となっており、これを同時に破壊することで「ニルヴァーナ」が停止するという内容になっています。作中では魔水晶の1つにゼロが待ち構えており、ナツはジェラールの協力もあって、死闘の末に破壊に成功しています。

失われた魔法(ロストマジック)の効果とは?

ロストマジックを操る煉獄の七眷属
出典: フェアリーテイル ©真島ヒロ・講談社/フェアリーテイル製作委員会・テレビ東京

『FAIRY TAIL』の世界には様々な魔法が存在していますが、その中でも強力な効果を持つ「失われた魔法(ロストマジック)」が存在しています。いずれも既存する魔法とは一線を画すものとなっており、高い攻撃力を持っているだけでなく、相手をコントロールすることができるなど、その種類は様々。しかしあまりに強大すぎるため、次第に利用することが禁じられていき、その存在も失われていった魔法とされています。

術者への副作用を伴う禁じられた魔法

少し気分を悪くするウェンディ
出典: フェアリーテイル ©真島ヒロ・講談社/フェアリーテイル製作委員会・テレビ東京

「ロストマジック」はその強大すぎる効果を持つ一方で、使用する術者には副作用が生じてしまいます。しかし『FAIRY TAIL』作中では様々な「ロストマジック」が登場しているものの、その副作用については鮮明に描かれている様子はなく、ハッキリと触れられているのはウルティアの「時のアーク」くらいのもの。しかし煉獄の七眷属は副作用を感じさせることなく自在に操っており、使用する魔法の内容によって副作用の大小があると窺えます。

ロストマジックその1:スレイヤー系魔法

滅竜魔法を操るナツ
出典: フェアリーテイル ©真島ヒロ・講談社/フェアリーテイル製作委員会・テレビ東京

竜や神、悪魔といった人外の存在を倒すために作られた魔法が「スレイヤー系魔法」で、ナツたち「滅竜魔導士」やシェリアたち「滅神魔導士」、後にグレイが引き継ぐ「滅竜魔法」などが該当します。特に「滅竜魔導士」は各属性の魔導士が登場しており、作中では9人も登場しているほど。また「滅竜魔導士」にも第一世代・第二世代・第三世代と細かく分類されており、能力を得た起源などはそれぞれバラバラになっています。

同属性の魔法は無効化される

火を食べるナツ
出典: フェアリーテイル ©真島ヒロ・講談社/フェアリーテイル製作委員会・テレビ東京

「スレイヤー系魔法」の大きな特徴は、同属性の魔法攻撃は一切無効化できるというもの。火の滅竜魔導士であるナツであれば、炎の攻撃は一切ダメージにならず、さらには火を食べることで自身の魔力や体力の回復・強化も可能になっています。また、ナツやガジルは違う属性の滅竜魔導士の魔力を食らうことで、自属性と融合させることも可能となっており、さらにパワーアップして戦う様子が描かれています。

ロストマジックその2:アーク系魔法

割れた水晶玉を再生するウルティア
出典: フェアリーテイル ©真島ヒロ・講談社/フェアリーテイル製作委員会・テレビ東京

「ロストマジック」の代表格が、煉獄の七眷属メンバーが使用する「アーク系魔法」。いずれも魔法とは思えない能力を持っており、天狼島における「妖精の尻尾」と「悪魔の心臓」との構想では、一方的な戦いとなっていたのが特徴です。しかし一方で使用する術者に副作用が表れており、「ロストマジック」を使用することの危険性が同時に描かれています。

1分しか巻き戻せなかった「時のアーク」

ラストエイジスを使用するウルティア
出典: フェアリーテイル ©真島ヒロ・講談社/フェアリーテイル製作委員会・テレビ東京

「時のアーク」を使用するウルティアは、破壊された物体を元に戻すなどをして、相手を苦しめていました。中でも極めつけは世界の時間を巻き戻すことができる「ラストエイジス」で、エクリプスからやってきた竜たちと戦う魔導士の多くを救うことができました。しかしその代償として、自らの命を失ってしまい、事件が終わった後には老婆となったウルティアの姿が描かれています。

大地の魔力を支配することも可能な「大樹のアーク」

大樹のアークの副作用で取り込まれるアズマ
出典: フェアリーテイル ©真島ヒロ・講談社/フェアリーテイル製作委員会・テレビ東京

「大樹のアーク」を操るのはアズマで、天狼島においてエルザとギルド間の存亡をかけた死闘を繰り広げていました。天狼島にそびえ立つ天狼樹を倒す以外にも、植物を自在に操って攻撃から防御まで手広く行っています。しかしその本質は、大地の魔力を支配する魔法であり、土地に根を下ろしてこそ真価を発揮します。その一方で副作用は全身が大地に浸食されるというものになっており、エルザとの戦いで敗北すると、樹と一体化してしまうのでした。

願うものを具現化できる「具現のアーク」

何でも具現するラスティローズ
出典: フェアリーテイル ©真島ヒロ・講談社/フェアリーテイル製作委員会・テレビ東京

自身が願ったものをそのまま形にして具現化できる「具現のアーク」は、煉獄の七眷属の一人であるラスティローズが使用しています。右腕から魔物の爪を具現し、さらに守護聖獣を具現するなど、ラスティローズが願うもの全てを現実のものとしており、「妖精の尻尾」メンバーは為す術がありm千でした。しかしその後、エルフマンたちの援護もあって敗北し、最後にはゼレフによってハデスが殺されるのを見届けると、消息を絶ってしまいます。

ロストマジックその3:ヒューマレイズ

カプリコーンを乗っ取ったゾルディオ
出典: フェアリーテイル ©真島ヒロ・講談社/フェアリーテイル製作委員会・テレビ東京

煉獄の七眷属の一人であるゾルディオが使用していたのが、人間の魔力や身体能力を弱体化させて、隷属化で支配することができる「ヒューマレイズ」。人間以外への使用は禁忌とされており、犯すと使用対象と融合してしまうという効果があって、当初はカプリコーンの姿で登場していました。カプリコーンは星霊であるため、人間を隷属化しても影響がないことから、様々な英雄や名手と呼ばれる人物に使っていた様子が描かれています。

ロストマジックその4:丑の刻参り

ノーロさんで身体を強化したヒカル
出典: フェアリーテイル ©真島ヒロ・講談社/フェアリーテイル製作委員会・テレビ東京

華院=ヒカルが使用していた特徴的な「ロストマジック」は、対象者の髪の毛を人形「ノーロさん」に付けることで、人形と同様の動きをさせることができる「丑の刻参り」。また、ノーロさんの材質を変化させると、対象者も鋼鉄や光源体などに変化させることもでき、様々な環境に適応することも可能です。相手の髪の毛を採取するという準備段階が必要ですが、華院=ヒカルは難なくルーシィの髪の毛を一部手に入れることができ、「妖精の尻尾」に敗れてしまいます。

ロストマジックその5:マギルティ=センス

他者と感覚や感情を共有するメルディ
出典: フェアリーテイル ©真島ヒロ・講談社/フェアリーテイル製作委員会・テレビ東京

煉獄の七眷属、そして「魔女の罪」で活動するメルディが使用していたのが「マギルティ=センス」で、2人以上の人物の感覚や感情を共有させることができます。これによってジュビアとグレイが連結され、ジュビアが攻撃を受けるとグレイも同じ個所にダメージを受けて苦しめられました。しかし本来の使用方法は、信じあえる者同士と繋がることにより、その想いなどを何倍にも高めていくものとなっています。

ロストマジックその6:治癒魔法

体力を回復するシェリア
出典: フェアリーテイル ©真島ヒロ・講談社/フェアリーテイル製作委員会・テレビ東京

作中ではウェンディとシェリアが使用する「治癒魔法」も、「ロストマジック」の一種とされています。自分以外の傷や魔力を回復させることができ、ウェンディとシェリアはそれぞれ対照的な回復が可能となっていました。特に副作用について触れられている様子はありませんが、使用すると術者の魔力が大きく損耗している様子があり、何度も繰り返し使うと体調を崩してしまう恐れがあることが窺えます。

ロストマジックその7:アンクセラムの呪い

死の捕食で周囲を死に追いやるゼレフ
出典: フェアリーテイル ©真島ヒロ・講談社/フェアリーテイル製作委員会・テレビ東京

「矛盾の呪い」とも呼ばれる「アンクセラムの呪い」は、生と死を司るアンクセラム神の怒りに触れると掛かってしまう呪いとされています。生命を貴く思えば死のエネルギーを発し、逆の場合は命を奪わず、さらには不老不死の身になってしまうことに。そのため黒魔導士ゼレフは他人との接触を拒んで一人孤独に暮らしている様子が描かれ、天狼島で静かに暮らしていました。

作中で呪われたのはゼレフとメイビスのみ

出会ったころのメイビスとゼレフ
出典: フェアリーテイル ©真島ヒロ・講談社/フェアリーテイル製作委員会・テレビ東京

黒魔導士ゼレフ以外にも、「妖精の尻尾」初代マスターであるメイビスもまた、「アンクセラムの呪い」に掛かっていました。これによってゼレフは、メイビスとなら共に歩んでいけると感じますが、彼女を愛してしまったゆえに殺してしまう結果に。互いに愛している場合は、愛の気持ちが強い方が相手を殺してしまうという特性があるため、ゼレフがそれまで孤独に過ごしていた経緯から、大きな愛をメイビスに向けていたことが分かります。

まとめ

敵意を向き合うナツとゼレフ
出典: フェアリーテイル ©真島ヒロ・講談社/フェアリーテイル製作委員会・テレビ東京

『FAIRY TAIL』に登場した禁忌魔法とロストマジックについて考察しました。滅竜魔法がロストマジックであることは、意外だったのではないでしょうか?いずれも強力な魔法となっていますが、危険視されるだけでなく副作用を伴うなど、恐ろしい魔法であることが分かります。中でも「アンクセラムの呪い」は別格で、物語の始まりからゼレフを苦しめては、クライマックスのアルバレス帝国との戦いまで引きずらせています。

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KMT-Mitsuo

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