幼女戦記 で何かと ターニャ に対しての警戒心が強い レルゲン 中佐は, ターニャの本性を唯一理解している軍人です. どうしてそこまでの警戒心を抱いていて, 他の軍人たちのようにターニャを受け入れることができないのでしょうか. レルゲンとターニャの因縁の関係を紹介していきます
目次
ターニャとレルゲンの出会い
士官学校でターニャが言うことの聞かない部下を銃剣で突き刺そうとしているところに偶然居合わせます. レルゲンはターニャとは違い人間性に優れているのですぐさま止めに入りました.
この時にレルゲンはターニャの持っている性格の異質さに気付いたのだと思います. 戦場での命令違反ならいざ知らず, 士官学校での命令違反を行った部下を銃剣で刺すなんて常軌を逸しています.
レルゲン は士官学校でのターニャの様子を報告
帝国軍参謀本部の作戦局で行われた会議では, ターニャの活躍に舌を巻く軍の上層部の連中に進言する形で人格は異質で危険なものだと進言するも, レルゲンが優秀な軍人で可能な限り意見は尊重したいと前置きされたうえで, すでにターニャの処遇は決まっていると釘を刺されました. 結果的に上層部の人間に聞き入れてもらえませんでした. 結果と実力主義に帝国ではこれが当たり前の判断なのかもしれません.
結果的にターニャの能力を参謀本部にアピールする機会を自ら作ってしまい, ターニャに興味をもたせてしまいました.
レルゲン はターニャの論文を読んだだけで違和感
レルゲンはターニャが書いた世界大戦に関する論文の内容に関してターニャの名前を見ていないにも関わらずに違和感を覚えました. 互いに優秀であるゆえに論文を読んで, 非の打ちどころがなく論理的だと認めています.
ターニャは軍大学で成長した?
即応魔導大隊の指揮官にターニャが任命されたことを知ったレルゲンは, 人間の本性は簡単に変わるものではないと焦りを隠せないでいました.
レルゲンは思考を巡らし, すぐさま論文をターニャが書いたものだと気づき, 論文を地面に叩きつけました. 恐らくレルゲンはターニャの人間性を危惧しており, どうにかしてターニャを重要な役目から外そうとしていたのでしょう. その目論見は失敗に終わってしまいました.
レルゲンとターニャの初めての対面
方面軍の視察から帰りターニャに昇進祝いと新しい作戦を告げました. 二人による会話は初めてだと言わんばかりに, お名前は兼ねてよりとターニャは言っていたので, 意識しているのはレルゲンだけなのかもしれません.
上陸作戦を言い当てるターニャ, 驚くレルゲン
ターニャが地図を使った目下の情勢から判断した一案が, 一部の将校しか知りえなかった作戦で, 言い当てられたレルゲンは焦りました. こうしたことからレルゲンはターニャに対して戦略家としての資質にも驚きを隠せないようでした.
ターニャが考えた市街戦を合法化するレポートに考える レルゲン
市街戦そのものをどうやって合法化させていくのか, という内容を国際法の抜け穴の探すことで都市砲撃の制限をなくすというものでした. もちろん考えたのはターニャでした. 極めて残酷な作戦だったためにレルゲンはゼートゥーアに提言しましたが, すでにターニャの有能さのとりこになっていました. ターニャに戦争終結に向けての大役を任せるつもりだという胸をゼートゥーアから聞いてしまいます. 道徳心を持つものが偉いわけではなく, 戦争で結果を出したものが偉いのだという現実をレルゲンは身をもって感じたことでしょう.
戦争終結後
ゼートゥーアを訪問したターニャでしたが参謀本部は勝利の美酒に酔いしれている最中でした. 無駄足に終わりターニャが帰路についていたのでレルゲンは呼び止めて一緒にコーヒーを飲むことにしました.
否定を続けてきたレルゲンもようやくターニャを認め, 功績を称えました. 進言があれば何でも言ってくれともターニャに言いました.
勝利の仕方を知っていても, 勝利の使い方は御存知ないように思われましたので
かりそめの勝利の美酒に酔った参謀本部に向けて次々と暴言を吐き, レルゲンは人間の本性はそう簡単には変わらないと再確認しました. しかしターニャは本心から戦争を終わらせるためも提言していたのに関わらず, 戦争狂だとレルゲンには思われてしまいました. ターニャは化け物だという認識がレルゲンの目を曇らせてしまったのかもしれません.
レルゲンのまとめ
レルゲンはターニャの人格は異質であるが, 能力は認めて歩み寄ろうとしました. しかし, ターニャという人間を理解することはできませんでした.
もし過去の因縁を忘れてターニャを理解することができていたなら, 戦争は集結していたのかもしれません.