2023年秋から放送されるアニメ、暴食のベルセルクは小説家になろうで連載されていた作品を原作とするダークファンタジーアニメです!役立たずだと思っていたスキルが実はとんでもなくハイリスクハイリターンなスキルだと判明したことで、主人公の人生が良くも悪くも一変し、そのスキルに翻弄されながらも無双していく作品となっています。今回は本作の世界観がどういったものなのか、どういった作品なのかを紹介していきたいと思います!
目次
ここは生まれついてのスキルが全ての世界!
この作品では、全ての優劣が生まれついて持っているスキルによって決まるといってもよい世界で、良いスキルを持っているものであれば強さや富、名声といったものを得ることができますが、逆に役にたたないはずれスキルを持って生まれてしまった者は最底辺の生活を強いられることになってしまいます。かくいう主人公のフェイト・グラファイトも『暴食』という役に立たないスキルを持っていたことで最底辺の生活を強いられていました。
主人公、フェイトの持つ『暴食』スキルとは?
『暴食』のスキルはただお腹が減るだけのはずれスキルだと思われていましたが、実は殺した相手の能力やスキルを奪い取るというスキルでした。暴食のスキルによって殺せば殺しただけ能力を上げることが可能になりますが、殺さなければ強烈な空腹感に襲われて、最悪の場合精神に異常をきたしスキルに取り込まれてしまう危険性も備えたスキルでした。しかも、強くなればなるほど、より強い魂を際限なく求めてしまうハイリスクなスキルでもあります。
大罪スキル所持者と専用武器の大罪武器
フェイトの持つスキルは大罪スキルと呼ばれており、同じ大罪スキルを持つ者が存在しています。現時点では《憤怒》のスキルを持つマインと《色欲》のスキルを持つエリスが登場しています。また、大罪スキルの所持者の実質的な専用装備である大罪武器という武器も存在しています。大罪武器には意思が宿っており、フェイトの持つ黒剣グリードのように協力的な存在もあれば、所持者との意見が対立してしまうこともあるようです。
フェイトの『暴食』スキルと黒剣グリードの詳細設定
フェイトの持つ暴食スキルは殺して喰らった魂を永遠に閉じ込め、死してもなお永遠に苦しみ続ける無間地獄を味合わせるスキルです。さらに喰らった魂が強ければ強いほど、得る力も大きいですが大きな力を取り込むたびに強烈な高揚感と狂気を感じてしまいます。専用武器である黒剣グリードはフェイトが暴食スキルで得たステータスを捧げることで形態を変化させ、様々な能力を発動することが可能となります。
王都セイファートは聖騎士様たちが守っている!
王都セイファートでは聖騎士と呼ばれる騎士たちが治安を守っています。聖騎士たちは国王直属の部下であるらしく、それぞれに領地を持っています。有事の際には遠征して魔物を討伐することもあるようです。ただし、聖騎士たちは選民思想が強く、個人個人が実力を有しているからか持たざる者に対しての風当たりは強く、圧政を強いたり、中には犯罪行為に手を染めているものもいるようです。
中にはまともな聖騎士も存在する!
スキル史上主義によって高慢になる聖騎士も多い中、ヒロインであるロキシー・ハートや後にフェイトの義父となる百戦錬磨の聖騎士アーロン・バルバトスなど民の事を第一に考える清廉潔白な聖騎士も存在します。ただし、聖騎士の中には派閥が存在しており、そういったまともな聖騎士たちは目の敵にされているようです。
力無き者にはとことん優しくない世界!
主人公のフェイトははずれスキルだったが故に、父親の死後に子供でありながら村を追放されました。というのも、スキル至上主義の世界で力のない者に対しては差別されるだけでなく、周辺には村を襲う魔物も出没し、常に危険が隣り合わせであるためか人々の心は荒み気味です。しかも、そんな辺境の村が魔物に襲われれば、助けてくれるような存在もなく、壊滅は必至。力無きものにはとことん優しくありません。
魔物の中には『冠』と呼ばれる強敵がいる!
世界には魔物と呼ばれる怪物が存在しており人々の生活を脅かしていますが、その中には稀に『冠』と呼ばれる上位の魔物が発生することがあります。『冠』の魔物は独自に個体識別名を持った魔物で同種の魔物とは桁違いのステータスを有しています。『冠』の魔物は敵から狙われる敵対心を意味するヘイトの蓄積が発生原因となっています。『ヘイト』の強さと蓄積によってより強力な個体が発生し、それは魔物だけでなく人間にも適用されるらしいです。
人間のステータスの限界“Eの領域”を超える存在
フェイト以外の人間は魔物を倒すことによって経験値を得てパワーアップしていますが、常人には限界値が存在し999999999でカンストします。それ以上はEの領域となり、常人では到達することができずEの領域に到達していないものからの攻撃が通用しなくなります。大罪スキルの所持者や天竜といった特別な存在の身がEの領域に至ることが出来ますが、大罪スキル所持者が信頼するものであれば、人の身でもEの領域に至ることが可能です。このEというのはエクセルなどで使われる指数表記で、ファンタジーとしては似つかわしくないSF的な要素を感じさせるものとなっています。
失われた古代文明はファンタジーじゃなくSF?
大陸の南に位置するガリアは現在魔物の巣窟となった不毛の大地ですが、そこにはかつて発達した文明が存在し現在は滅びています。文明自体は滅んでしまっていますが、その遺物は各地に点在しており、古代兵器である機天使などが存在しています。その遺物の研究は王都の軍事区で研究がおこなわれており、そこではファンタジーらしからぬ高度な文明の研究施設が存在しています。登場人物の一人で、《憤怒》の大罪スキルを持つマインは、ガリアが滅ぶ以前から生存していたことが示唆されています。
【暴食のベルセルク】世界観・設定紹介まとめ
2023年秋より放送されるアニメ、暴食のベルセルクの世界観や設定についてまとめてみました!ダークファンタジーでド迫力の戦闘シーンが魅力的なアニメになりそうですが、SF的な要素も見えてくる作品です!個人的に期待している作品なので、是非見て欲しいです!