「薬屋のひとりごと」が10月21日より日本テレビ系列で放送されることになりました。後宮を舞台に『毒見役』の主人公猫猫が、薬師としての知識などを駆使して後宮で起こる問題や事件を解決していく謎解きエンターテインメントです。舞台が後宮ということもあり、一癖も二癖もあるキャラクター達が大勢登場します。原作人気の高いこの作品ですので、放送前ですが独自の人気キャラクターランキングを行ってみたいと思います。特に今作品を知らないという方には、是非放送前の参考にして頂ければと思います。
５位：梨花妃
人気キャラクターランキング5位は「梨花妃」です。梨花妃の初登場シーンが、自身と子供が原因不明の病に侵されていたことを玉葉妃のせいだと罵倒しているところだったので、原作を読まれた方は印象が悪かったと思います。猫猫も最初の印象は良くなかったようです。この時、玉葉妃の子供も病に侵されており、猫猫が匿名で原因と対策を梨花妃と玉葉妃に教えました。玉葉妃は猫猫の教えた通りにした為子供は助かりましたが、梨花妃の方は侍女が握り潰したため、子供（東宮）は亡くなってしまいます。
梨花妃の体調と心を救う猫猫
梨花妃自身も病のため命が危なくなりましたが、皇帝自ら猫猫に梨花妃を診てやって欲しいと頼みます。皇帝の診るは治すという事ですので、猫猫は二ヵ月かけて梨花妃の体調と心を癒しました。その時に病の原因と、梨花妃を本気で看る気のない侍女たちに猫猫の怒りが爆発します。スッキリするシーンですので、是非アニメでご覧になってください。この件以降、梨花妃の猫猫に対する信頼はもちろん上がりました。
本来の梨花妃はどんな人！？
梨花妃は黒髪で切れ長の瞳を持つクール系な美女で、五行の「青(木徳)」を担っています。性格は品性や知性に加え、帝を想う気持ちが強く、自尊心はあるが尊大ではない、器の大きい妃と猫猫の評価は変わっています。冒頭のシーン以外では、本当に玉葉妃とは違うタイプの美しい妃で、猫猫の味方です。
４位：高順
人気キャラクターランキング4位は「高順」です。壬氏の補佐をしている武官でお目付け役でもあります。実は代々皇族を守護する馬の一族の生まれで、本来ならばとんでもなく偉い人なのですが、お人好しの性格もあって全く偉いように見えません。ただ、気が利き仕事もできるため、壬氏からの信頼は厚く、とても優秀な補佐官です。
実は癒し系キャラ！？
猫猫と初めて仕事をした際に、「猫猫様」と呼び、猫猫から「位は高順様の方が上なので、様はいらないのでは」と言われ、「では小猫。」と呼び、猫猫に「いきなり小（ちゃん）付けか。おちゃめだ、このおっさん・・・」と思われました。その後も愛嬌のある一面を見せる高順を猫猫は「癒し系」と呼んでいます。
３位：玉葉妃
人気キャラクターランキング3位は「玉葉妃」です。『薬屋のひとりごと』で猫猫が最初に関わった事件で、玉葉妃の子「鈴麗」の命を助けることになります。そのことがきっかけで、猫猫は玉葉妃の侍女となります。「私と公主の恩人」として玉葉妃の信頼を得て、その後も猫猫を気にかけていくことになります。
猫猫を信頼している玉葉妃はどんな人物？
玉葉妃は物語が始まった時点では皇帝の寵愛を１番受けている妃ですが、それを鼻にかけることもなく、聡明で思慮深い妃です。赤い髪と翡翠の目をもつ美女で五行の「赤(火徳)」を担っており、茘の国の中で最も赤の似合うと言われています。普段はいつも笑顔で落ち着いた雰囲気の持ち主で、物事に動じる姿を殆ど見せることはありません。その一方で慎重で用心深い一面も持っています。後宮での自身の立場もあるのでしょうが、そのおかげで過去２度毒を盛られましたが無事回避しています。
猫猫にとって大切な理解者
何かあっても「あらあら」と動じず、ほんわかしている様に見えますが、実は隙を見せず疑り深い一面もあります。猫猫に対してはいつも味方で、大事に思っています。壬氏の猫猫に対しての気持ちの変化に気づいており、こっそり覗いたり、からかったりして楽しんでいます。猫猫にとっては大切な理解者です。
２位：壬氏
人気キャラクターランキング2位は「壬氏」です。この作品のもう一人の主人公と言っても良いほど重要なキャラクターですね。猫猫がしっかりとキャラクター設定してあるのとは逆に、「薬屋のひとりごと」のストーリーの中で壬氏の謎は重要な要素となっており、その秘めている謎がストーリーに大きく影響を及ぼしています。
女性であれば「傾国の美女」だった！？
壬氏は後宮を管理する宦官で、絶世の美女と例えられるほどの美しい容貌で、「天女の微笑み」、「花の顔（かんばせ）」などと形容されています。下級妃や若い宦官などからは夜のお誘いがあり、下女などは話しかけられて失神する者もいるほどです。ただ、猫猫には全く相手にされておらず、逆に邪険にされている程です。
ただの宦官ではない裏の顔！
その一方で、後宮では絶大な権力を誇っており、国の重要人物とも深い繋がりがあるなど謎の部分が多い宦官です。そして、見た目とは裏腹に粘着質な性格をしており、利用できるものは目的のためであれば何でも使うところがあります。猫猫を最初玉葉妃の侍女に抜擢したのも、自分のために使える人材を増やす為でした。それは後宮の安定を図り、もう一つの使命のためでした。そこはアニメを視聴してご確認ください。
猫猫との関係性は？
最初は猫猫の能力を評価し、使える人物と思っていましたが、期待以上の働きと自分を邪険にする人物が初めてだった事もあり、猫猫に対して執着心を持つようになります。それが好意に変わっていき、自分を頼らない猫猫にへそを曲げたりしてしまいます。当初は利用する相手だったのが、頼りにする相手に変わっていき、猫猫に対する態度も徐々に変わっていくのです。
極めて優秀な後宮の守り手
極めて優秀なため、厄介ごとを引き受けされることもしばしばで、手に負えない事件が起きると猫猫に頼っていくようになります。権力者であり、謎の多い壬氏は命を狙われることも多く、その事件に猫猫がどう関わっていくのかもアニメの方でお楽しみください。
１位：猫猫
人気キャラクターランキング1位は「猫猫」です。これは皆さん納得して頂けるのではないでしょうか。「猫猫」がいなければこの作品が成り立ちません。「名探偵コナン」に江戸川コナンがいないのと同じといってもいいのではと思います。公式ホームページに「謎解き後宮エンターテイメント」と銘打ってあったので名探偵コナンを引き合いに出してしまいましたが、コナン君と同じくらい強烈なキャラクターだと思います。そして、この作品とは直接関係はないのですが「名探偵コナン」コミックス第99巻『青山剛昌の名探偵図鑑』にて猫猫の事が紹介されています。
猫猫が後宮に来た理由は？
猫猫の魅力の一つにキャラクター設定の秀逸さがあります。花街で薬師をしていましたが、攫われて後宮に売り飛ばされてしまうところから物語が始まります。その性格は花街で育ったため口が悪いところがあり、育った環境もあり男女の関係は裏の裏まで知り尽くしており、男性に甘い幻想は一切持っていません。壬氏に対しても「無駄に美しい」くらいの感想しか持ってなく、壬氏の性格が苦手でナメクジを見るような目で見ることもしばしばです。
一見クールだけれども実際は！？
普段はドライな一面を見せている猫猫ですが、自身の周りの人達に降りかかる理不尽に対しては許さない正義感を持っています。独善的な理由で自分が仕える妃に対して悪意を向ける侍女には一目もはばからず激昂したり、理不尽な事で誰かが傷つけられる事が許せず、行動を起こしてしまいます。本人は「クールでドライな人間」と自分のことを思っていますが、結局はツンデレに近いのかもしれません。
薬師としての豊富な知識
そして、猫猫は薬師だった事もあり、薬や毒、病気などに対しての知識が豊富で頭の回転も速いです。特に毒に対しての執着は異常なほどで、好奇心や研究心が止まらず、自身の体で実験をしてしまうほどです。それ以外は興味がなく、年季が明けるまでは目立たず過ごすつもりでしたが、皇帝の子供達が呪いで死んでいるという噂に我慢できず解決してしまいます。匿名で原因を訴えたのですが、壬氏に見破られてしまい、玉葉妃の侍女として抜擢され、壬氏に手駒として使われるようになってしまいます。
本人の評価は低い容姿ですが・・・
あと忘れてはいけないのは、猫猫の観察力と洞察力です。その力はシャーロックホームズを彷彿させるほどで、その観察力と洞察力を生かすのが猫猫の経験と知識なのです。それらの能力を使って猫猫は後宮でおこる事件や問題を解決していきます。そして本人は「豊満」とか「絶世の美女」とかとは縁遠い貧相なやせっぽちと自身の評価は低いのですが、わざと書いているそばかすを落とし、きちんと化粧をして身なりを整えると壬氏でさえ最初わからなかった程の器量もちなのです。
キャラクター人気ランキングまとめです
独自の視点での人気キャラクターランキングでしたが、いかがだったでしょうか。放送前ですので、序盤で登場するキャラクターから選んでみました。1位と2位は皆さんの予想通りだったと思います。是非アニメ放送を見る前の参考にして頂ければ嬉しいです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
