今年2023年にアニメ作品として甦ることが発表された『るろうに剣心』シリーズですが、皆さんは本作の魅力はなんだと思いますか?作中にて描かれる剣心を軸とした数々のキャラクターの人間ドラマや、詳細に設定まで描写されている数々の必殺技、剣心らの心に残る名言などなど、本作の魅力は挙げればキリがありませんが、中でも本作を際立たせている魅力として秀逸なのが、本作に登場する数多くの魅力的な敵キャラクターたちの存在ではないでしょうか?本作に登場する敵キャラクターはどのキャラクターも単調な悪者ではなく、明治維新という時代の過渡期の中で悲しき業を背負ってしまったキャラクター達なのです。文明開花の名の下に人々の生活が大きく変わっていく中で、江戸時代に置いて行かれてしまっているかのように、殺戮の限りを追求する本作の適役達の存在は、時に厄介ではありますが、そんな彼らがいるからこそ、本作のストーリーに重みができていると言えるのではないでしょうか?今回はそんな、本作の魅力の一つである的キャラクター達について詳しくまとめていきたいと思います!新アニメシリーズはおそらく進んでも京都編までだと思いますので、今回は京都編までの敵キャラクターを紹介します!
目次
東京編で登場した敵キャラクターを紹介!
まずは作中の冒頭である「東京編」にて登場した敵キャラクター達を紹介していきます!「東京編」は剣心が弥彦や薫などの主要キャラクターと出会う話がメインになっていますが、敵キャラクターとの戦闘描写も十分熱い展開となっていますので、是非とも注目しましょう!
鵜堂刃衛 ※黒傘編で登場
本作に初めて登場した手強い敵キャラクターは、この刀衛でしょう。刀衛は「不殺」の信念を掲げる剣心と対照的に殺戮を好み、自らの趣向の為に明治の世になっても人斬りを続けている人物です。剣心とは全く異なる人物ではありますが、かつて多くの人の命を奪った人斬りであるという点は一致していますね。
武田観柳 ※恵編で登場
観柳は恵編で登場した敵キャラクターです。観柳自身は剣客でもなんでもなく、アヘンを売り捌いている悪徳商人なのですが、その財力が強大で、当時としては最新のガトリングガンや有力な護衛を雇って剣心の前に立ちはだかります。このような頭脳や財力に特化した適役というのは本作では珍しいですよね。
石動雷十太 ※雷十太編で登場
雷十太は雷十太編にて登場した敵キャラクターです。古流剣術の流れを汲む真古流を立ち上げ非道の限りを尽くしてきた雷十太ですが、剣心の対立後、人を切ったことがないことが判明。剣心に殺人剣としての剣を恐ろしさを諭されるとそのあまりの剣幕に臆します。
京都編で登場した敵キャラクターを紹介!
さて、ここからは作中で最も盛り上がる京都編に登場した敵キャラクターについて紹介をしていきたいと思います。京都編は剣心の因縁の敵である志々雄真実が登場することもあり、非常に手強い敵キャラクターが多く登場するエピソードとなっていますので、ぜひとも注目してみてくださいね。
志々雄真実
京都編に登場する敵といえば語るまでもなく、志々雄真実ですよね。 真実は、剣心と同じく、幕末の剣客として活躍したキャラクターで、「強いものが生き残り、弱いものは滅びる」という考えを追求した信念を持つキャラクターとなっています。
剣心とは対照的
「剣は大切な誰かを守るためにある」という考えを持つ剣心とは、対照的な考え方のキャラクターであり、最も剣心と価値観が対立する理想の適役であるといえますね。
瀬田宗次郎(十本刀)
作中でも屈指の知名度を誇る真実が従えている十人の部下が十本刀と呼ばれるキャラクター達です。特に十本刀の1人である瀬田宗次郎は「天剣の宗次郎」とも言われ、剣心に匹敵する戦闘力を有しています。また性格も「喜怒哀楽」の喜以外を封じ込めているということもあり、殺戮に躊躇なく行動することができるという点も彼の強みであると言えるでしょう。
悠久山安慈(十本刀)
宗次郎の次に知名度のある十本刀といえばこの安慈でしょう。安慈は十本刀の1人でありながら、左之助に二重の極みを伝授した関係でもあり、左之助の成長に大きく寄与したキャラクターであるともいえます。
本家本元の二重の極み
本家本元の二重の極みを使いこなせるということもあり、パワフルな戦闘力には定評のあるキャラクターです。
佐渡島方治(十本刀)
十本刀の中でも、特に頭脳に優れ参謀として真実に仕えているのが方治です。方治はもともとは明治政府の官僚だったこともあり、 様々な外交や内政についての知識を有しています。
影の立役者
真実の束ねる組織を1つの巨大な軍団に仕立て上げたのは、彼の功績によるものであるとも言えそうです。戦闘力自体は高くはありませんが剣心たちにとっても特に厄介な敵の1人であったことは間違いありません。
魚沼宇水(十本刀)
盲目の剣士として剣心の前に立ちはだかるのがこの魚沼宇水というキャラクターです。宇水は元々琉球王国にルーツがあるキャラクターでティンベーとローチンといった琉球発祥の武器を使いこなすユニークなキャラクターとなっています。その見た目の独特さからもとにかく注目の集まりやすい敵キャラクターですよね。
沢下条張(十本刀)
剣客のみならず、刀剣収集家としての顔も持ち合わせているのが、十本刀の一人条張です。条張は剣心が愛用している逆刃刀と同じ製作者である新井赤空作の殺人奇剣を好んで集めており、数々のトリッキーな刀剣を使用することが特徴のキャラクターです。殺人奇剣も逆刃刀を作った人物が作成したとは思えないほど、殺人に特化した作りとなっており、刀剣とあわせて手強いキャラクターであると言えるでしょう。
本条鎌足(十本刀)
「女性の見た目をしているが実は男性」でお馴染み、本条鎌足も十本刀の1人として活躍します。当初は優しいお姉さんといった形での登場でしたが、後々、部下をためらいなく殺したりと、かなり冷酷な性格を持っている一面も描かれるようになりました。また、自身が女性になれないというコンプレックスからも、他の女性キャラクターと仲が悪く、かなりクセが強いキャラクターであると言えますね。
刈羽蝙也(十本刀)
「飛翔の蝙也」として空中からの攻撃で剣心達を翻弄した蝙也も十本刀の1人です。蝙也は、作中においてかなりトリッキーな戦略を使いますし、決して弱くないキャラクターだと思うのですが、運悪く、最年少の弥彦に敗れてしまったことで、噛ませ犬的なポジションとして認識されてしまったかわいそうなキャラクターでもあります。
「武士の価値は死に際で決まる」を体現した男
決して弱いわけではないと思うのですが、、「武士の価値は死に際で決まる」とはよく言ったものですね。
夷腕坊(十本刀)
十本刀の中でも特に影が薄いのが、この夷腕坊なのではないでしょうか?大岩のような大きな巨体で目立つキャラクターなのですが、いまいち活躍の場所がなくすぐに退場してしまいました。 しかし、夷腕坊自体は、この後の人誅編でも登場しており、その際に彼の本当の正体が明らかになることとなります。後半の印象が強いので、前半がかすれてしまうというかわいそうなキャラクターとなっているのです。
才槌(十本刀)
十本刀の頭脳として活躍をするのが才槌です。才槌は方治と同じように、力ではなく頭脳を使って活躍するキャラクターで主に巨大な力を有する不二とコンビを組んで活躍をします。方治とややキャラ被りが否めないキャラクターではありますが、そこそこ登場シーンも多いので印象に残っている方は多いのではないでしょうか。
不二(十本刀)
才槌とともに活躍し巨大な肉体から発せられる、超重量級の攻撃で活躍したのが不二です。不二は身長が約8.4メートルほどあるという、超巨大のキャラクターで並大抵の人間では太刀打ちすることができません。
比古清十郎と戦い、改心
もともとは心優しい人物だったようで、作中でも比古清十郎に諭されたことにより、武人としての誇りを取り戻し十本刀を抜けることとなります。
まとめ
いかがでしたか?今回はアニメ新シリーズで描かれるであろう京都編までに登場する敵キャラクターについてまとめて紹介をしていきました。特に後半の京都編では志々雄真実が率いる十本刀たちが活躍をし、非常にバラエティに富んだ戦闘描写を楽しむことができます。そのおかげで、活躍するのは剣心だけではなく、弥彦や左之助も十分に活躍する描写が多く描かれていますので、ここまでたくさんのバラエティーに富んだ、敵キャラクターたちが登場すると言うのは、ファンからしたら非常に嬉しい要素ですよね。新アニメシリーズではこれらのキャラクター達がどのように描かれるのは今から楽しみです!