2021年7月に第1期が放送された「死神坊ちゃんと黒メイド」ですが、今年の7月に第2期が放送される事になりました。今から楽しみにしている方も大勢いらっしゃると思います。そしてまだ「死神坊ちゃんと黒メイド」の事を知らないという方もいるかと思いますので、今回振り返りという形で第1期の前半6話をご紹介したいと思います。
目次
第１話「坊ちゃんとアリス」
物語は夜ピアノを弾く坊ちゃんの姿からはじまります。そして坊ちゃんの悲しい生い立ちが語られるのです。魔女に生あるものに触れると命を奪う呪いをかけられた坊ちゃんは、実の母親から「まるで死神みたいな子ね」と言われ別邸に一人で住まわされる事になったのです。魔女に何故こんな呪いをかけられたのか悩む坊ちゃんにはもう一つの悩みがありました。
唯一のメイド
死神と呼ばれている坊ちゃんに唯一仕えてくれたメイドのアリスが坊ちゃんのもう一つの悩みです。触れたら死んでしまうと分かっていながら挑発的な態度をして坊ちゃんのウブな反応をみて楽しんでいるようで、その逆セクハラが坊ちゃんの悩みの種でした。しかし唯一自分に仕えてくれているアリスの事は失いたくない大事な存在なのです。
思い出せない呪った魔女
坊ちゃんは５歳の時に触れた相手の命を奪う呪いを魔女にかけられました。しかし呪いをかけたのはどこの魔女なのか、何故呪いをかけられたのか記憶は曖昧ですが魔女に言われた言葉、
誰からも愛されず、誰も愛さず、惨めな人生を送ってちょうだい。
そう魔女が言った言葉は覚えていたのです。
幼馴染の来訪
ある日幼馴染のフィリップが会いたいと言ってきました。坊ちゃんはまた友達に戻れるかもと淡い期待をしています。しかしフィリップは坊ちゃんの母親から暮らしぶりを見てきて欲しいと頼まれ嫌々来たのでした。フィリップに化け物と呼ばれもう二度と来ないと言われた坊ちゃんは落ち込み悩むのでした。
アリスの想いに誓う坊ちゃん
フィリップの言葉を思い返し坊ちゃんはアリスに言います「全てに自信の無いこんな僕を君も嫌いだろ？」「僕は君に恋する資格すら無い気がする、僕は君に触れられないし何かプレゼントをしたくても花だってこんなふうに枯れてしまう」と摘んだ白い薔薇が枯れてしまいます。するとアリスは枯れた薔薇を手にとり、
坊ちゃん、知らないんですか枯れた白い薔薇の花言葉は「生涯を誓う」ですよ。プレゼントはこれで十分です、その呪い一緒に解きましょうね。
と言うアリスでした。その言葉にいつかアリスの薬指に指輪をと坊ちゃんは誓うのです。
第２話「坊ちゃんと執事と迷い猫」
ぎっくり腰で休みをとっていた執事のロブが戻ってきました。ロブは坊ちゃんが本邸にいた頃からの執事でたった一人坊ちゃんについて来てくれた親変わりのような存在です。怪我から復帰して久々の執務で張り切ってしまうロブでした。
突然の来訪者
穏やかに作曲をしていた坊ちゃんでしたがいきなりの来訪者が現れます。それは実の妹ヴィオラでした。ヴィオラは強気で破天荒な性格で別邸に突然現れては坊ちゃんに憎まれ口やダメだしをするのです。しかしスイーツや恋バナが大好きな一面を持つ女の子でもあります。実は枯れ専で執事のロブに好意を抱いており、今回も周りを散々掻き回していたのに最後はロブに話しかけられメロメロになり帰っていったのです。
次の珍客は・・・
突然アリスを呼ぶ坊ちゃんの声が響き渡ります。アリスが駆け付けると坊ちゃんの前に黒猫がいたのです。坊ちゃんは猫が嫌いではなく、動物は行動が読めないのでうっかり触ってしまうのが怖いのでした。その猫は首輪をしており飼い猫かと思った坊ちゃんでしたが首輪のところに紙がはさんであり「Please forgive me」と書いてあります。この猫は捨て猫だったのです。自分の境遇と重ねる坊ちゃんでしたがこの猫には新しい家族がいたのです。そして坊ちゃんの後ろにはアリスとロブがいるのでした。
第３話「坊ちゃんと満月の流星群」
坊ちゃんとアリスはビリヤードで「何でも一つ言う事をきく」という賭けをして勝負をします。あと一手で勝ちを決められた坊ちゃんでしたが、いつものアリスの逆セクハラで負けてしまいます。ハレンチなお願いをされたらどうしようと思っていた坊ちゃんでしたが、アリスのお願いは「私と街に出かけて欲しい」だったのです。そして「期待したものと違ってガッカリしてませんか？」とアリスにからかわれる坊ちゃんでした。
仮装のお祭り
アリスは週末に街で行われている仮装をするお祭りに坊ちゃんを誘いたかったのです。ぶつかってもいいように厚手の仮装をし参加する事になった坊ちゃんでしたが、思ったより人が多くてアリスとはぐれてしまいました。迷子の坊ちゃんは迷子の子供に懐かれて困っています、坊ちゃんはストリートピアノを演奏し迷子の子供のお母さんを呼ぶ事にしました。子供はピアノの演奏で無事お母さんと会えました、そして坊ちゃんも無事アリスに見つけてもらったのです。
夜の時計塔での２人
お祭りを楽しんだ２人は夜の時計塔に登ります。そこで坊ちゃんはアリスに「こんなに近くにいるのに一番遠くにいるみたい」「君の事たまらなく好きなのにデートしてても肩もだけないなんて」と本音を漏らします。坊ちゃんは、はぐれる寸前にアリスが言った「デートするのが夢だった」と言った言葉を聞いていたのです。楽しませてあげられなくて申し訳ないと言う坊ちゃんにアリスは、
楽しかったですよ、坊ちゃんのお傍にいられるだけで私は嬉しいんです。これからもお傍に置いて下さい、たとえ触れ合えなくても、一番近くで坊ちゃんを見つめていたいのです。
と言うのでした。
大流星群の夜
大流星群の夜に坊ちゃんは自分の想いをアリスに伝えようと決めていました。湖のボートで流星群を待っていると坊ちゃんの帽子が飛んでしまい取ろうとしたアリスはボートから落ちてしまいます。助ける事ができなくて落ち込む坊ちゃんに「キスして下さい」「坊ちゃんのキスで死ねるなんてロマンチックじゃないですか」とアリスはお願いします、キスしたい坊ちゃんは悩みますが「ごめん、僕にはできない」と断るのでした。「そう言うと思いました」とアリスは坊ちゃんをボートから落とし「流星群終わっちゃいましたね」と言うのでした。
第４話「坊ちゃんとアリスと雪の記憶」
冷え込んで寒い夜、もうすぐ雪が降るとロブが言っていた事をアリスは坊ちゃんに伝えます。寒いのは嫌だな、ますます外に出たくなくなると言う坊ちゃんに明日は雪で遊びませんかとアリスはお願いします。外に出るのを渋る坊ちゃんに手編みのマフラーを渡しアリスはお願いします、マフラーを貰って嬉しくなった坊ちゃんは外にでる気になったのです。２人は重ねない指切りげんまんで遊ぶ約束をするのでした。
雪合戦と落とし物
次の日坊ちゃんとアリスとロブは雪だるまをつくったり、雪合戦をしたりと楽しいひとときを過ごします。３人で遊んだ後屋敷に戻るとアリスの母の形見のピアスが片方無くなっていました、外で遊んでいる時に落としてしまったのです。しかし外は暗く雪も降っておりアリスは諦めてしまいます。そんなアリスを物陰から見ていた坊ちゃんは一人で雪の中を探すのでした、しかし外は雪が降りとても寒く坊ちゃんは倒れてしまったのです。
坊ちゃんを助けた魔女
倒れてしまった坊ちゃんを救ったのは魔女のカフでした。カフは幼馴染とはぐれてしまい迷子になっている時に坊ちゃんを見つけたのです。魔法で周りの雪を溶かしアリスのピアスも見つけてくれたカフを、坊ちゃんは屋敷に招待したのです。
ハーフの魔女
カフは父親が人間のハーフで人間からも魔女たちからも仲間外れにされていました。そしてカフと幼馴染の魔女ザインも両親が魔女狩りの人間に殺されていたのです。そんなカフは坊ちゃんのアリスに対する想いに興味をそそられ助けたのです。坊ちゃんは自分に呪いをかけた魔女の事や呪いの消し方などを訪ねますがカフは知りませんでした。そして食事をしローブをアリスに直してもらったカフは雪の降る夜空へ飛んでいってしまったのです。
第５話「坊ちゃんと烏とアイススケート」
また突然ヴィオラが遊びにやってきました。今回も憎まれ口を坊ちゃんに言いながらも本当はロブに会いにきたのです。そして今回はヴィオラ式愛嬌講座かわいい笑顔の作り方を強引にアリスに教えるのでした。アリスも上手くヴィオラをおだてながら相手をし坊ちゃんにヴィオラ式で愛嬌をふりまきからかうのです。そしてヴィオラは帰る時に、ロブにヴィオラ式で挨拶をしようとしますが全く出来なかったのでした。
ヴィオラの本音
全く別の日にやってきたヴィオラはロブに言われ料理を手伝う事になったのです。ロブと一緒にパンを作りながら坊ちゃんの事を羨ましいと漏らします、「ロブとアリスが傍に居て楽しくやってるみたいで、呪いの事はあったけどお兄様の心の支えになってくれる人がいて良かった」と、内心は坊ちゃんの事を心配していたヴィオラでした。
話しかける白い烏
アイススケートをしに坊ちゃんとアリスは湖に来ていました。アリスのスケートを見ていた坊ちゃんに白い烏が話しかけてきたのです。それはカフを探していた女好きのザインで坊ちゃんの呪いの魔力を感じ同類と思い話しかたのです、その時アリスが湖に落ちていた蝙蝠姿のカフを見つけ助けてきました。無事再開できたザインとカフは坊ちゃんとアリスと共にスケートを楽しんだのです。
サバトへのお誘い
一緒にスケートを楽しんで別れ際にカフが坊ちゃんに「次の赤い月の夜あんたをサバト、魔女の集会へ連れて行こうと思う」と告げるのでした。カフとザインは話し合い自分達は魔女の事は喋れないので、坊ちゃんに自分で調べる機会を作りたかったのです。月が赤くなったら迎えにくると言い残しカフとザインは飛び去っていったのです、そしてアリスは確認したい事があるから一緒に連れていってとヴィオラ式で坊ちゃんにお願いをするのでした。
第６話「坊ちゃんとアリスと魔界の一夜」
赤い月の夜、カフとザインが約束通り迎えにやってきました。魔女の集会に人間が行っても大丈夫なのか心配する坊ちゃんに、カフは魔女のローブを渡します。それを着ていると人間の匂いが消えるので坊ちゃんとアリスをザインの弟と妹という設定で連れて行く事になったのです。何でカフとザインが自分にここまでしてくれるのか疑問に思いながら、ザインが鏡に作った入口へ向かう坊ちゃんとアリスでした。
魔女たちの集まり
サバトの世界に入るとそこには様々な魔女や魔法使いがいました。そしてそれをまとめる魔界のボスはダレスという仮面をかぶった魔女だったのです。アリスに仮装のお祭りで母親と間違って声をかけてきたのもダレスでした、アリスはその事を確かめるためにサバトについて来たのです。ダレスはアリスの母親とはただの顔見知りとしか教えてくれませんでした。
魔界のボスのダレス
ダレスは坊ちゃんの事も知っていました。そして坊ちゃんに呪いをかけた魔女の事も知っていたのです。ダレスはその魔女は死んだと坊ちゃんに告げ、坊ちゃんは何故死んだのか、魔女が死んでも呪いは残るのか、何故自分に呪いをかけたのかと質問をなげかけます。そんな坊ちゃんに「私は呪いの解き方は知らない」「もうやめましょうこの話しは、私は彼女の事が嫌いなの」と言い「その呪いは中途半端な魔女がかけた呪いとは違う、早めに諦める事をお勧めするわ」と忠告し消えてしまいました。
坊ちゃんの友達
無事戻った坊ちゃんはカフとザインにお礼を言いました。そしてカフに「どうして僕に協力してくれるの？」と聞いたのです。カフは「あの日あんたと初めて会った時、誰かの為に必死になるあんたを見て友達になりたいと思ったんだ」と答えたのです。それを聞いた坊ちゃんもカフやザインと友達になりたいと思っていた事を伝えたました。カフは「これからは友達として遊びにくる」と言い残しザインと共に帰っていきました。
第１期前半の振り返りのまとめです
第１話から第６話までを簡単にご紹介しました、後半の振り返りも別の記事でご紹介したいと思います。もしよろしければ、そちらも読んで頂けると嬉しいです。最後まで読んで頂きありがとうございました。
