『文豪ストレイドッグス』はヤングエースで2013年連載されている作品で、中島敦や芥川龍之介など、実在した文豪がキャラクターとして登場するのが特徴です。アニメは第3シーズンまで放送されている人気作で、2023年にはついに、第4シーズンが放送されることで注目されています。新シーズンとなれば当然気になるのは、アニメ化される新キャラクターは誰なのかということですよね。今回は、現在分かっている段階での新キャラクターを紹介したいと思います！
はじめに：第4シーズンは原作のどの辺り？
新シーズンは原作のどの辺りからスタートするのかと言うと、おそらく13巻からだと思われます。全シーズンではドストエフスキーとの戦いが描かれており、原作で言うと13巻の第53話辺りまでです。よって、更に詳しく予想すると原作の第54話から新シーズンが始まるのではないかと思います。アニメ化まで待てないと言う人は、この機会に原作を読んでみてはいかがでしょうか。
福地 桜痴（ふくち おうち）
最強の特殊部隊「猟犬」の隊長です。軍の警察の生ける伝説とも言われており、雨御前という刀を与えられた英雄です。口髭を生やし右頬に三本の傷があり、とても貫禄があります。強そうなのは見た目だけでなく実際に高い実力があり、導力も併せ持っています。豪快な笑い方で、作戦会議中に屁をするなど真面目に見えない部分も多いですが、凶悪犯を捕らえることに対しては絶対的な信念を持っています。伝説の英雄「サムライ」として世界的にも有名で、彼の活躍は3度も映画化されていますが、脚色もとても多いようです。福沢諭吉と幼馴染であり、尋問しに来た際も酒を酌み交わし、福沢からは『源一朗』と呼ばれています。戦いでは国家に命じられて多くの人間を殺害し、兵士だけでなく女性や子どもを含めた民間人に対しても拷問を行うなど、凄惨な経験をして来ました。そのような経緯から「善なる国家」など戯言で、国家や秩序が存在するから戦争という地獄が生まれると考えるようになり、国家を消滅させようと考えています。為政者に苦痛を持った死を与えるべく「天人五衰」を結成しました。残虐な行為を多く行ってきたものの、決して楽しんで暴力を振るった事は無く、テロも殺人も必要だから行ったことだと述べています。
能力：鏡獅子
持った武器の威力を100倍にする能力です。元々の戦闘力が高い福地が使用すれば、威力も当然絶大なものとなり、軍刀は切られても気づかないような威力にまでパワーアップ、ただの鉄棒でしかない欄干で船を切断、拾った小石が強力な投石になります。しかも他人の拳などでさえ100倍の威力で自分の武器にすることが出来ます。
大倉 燁子（おおくら てるこ）
「猟犬」の副長です。彼女の鞭は悪魔すら泣いて恐れるという程、敵だけでなく味方にとっても恐怖の対象です。外見は髪を左側のサイドテールにした幼い雰囲気ですが、猟奇的な発言が多く相手が黙るほどの殺気を放つこともあります。しかし、何故か福地に対してのみ態度や口調が大幅に優しくなります。一人称は儂（わし）で口調は古めかしい感じです。国の秩序を体現する為に強固な信念を持っています。肩車で機嫌が直るなど子供の様な姿を見せる一方で、即座な判断が出来るなど頭も切れます。正義感も強く、シグマに騙されて自分達を殺そうとした一般人に対して、決して反撃しませんでした。モンゴメリを追って立原と天空カジノに乗り込みます。副長が一番怖い時は、怒った時でも拷問の時でもなく、相手の言うことを素直に聞いた時だと言われています。
能力：魂の喘ぎ
自身を含む触れた相手の年齢を操作する能力です。触れるだけで勝利が確定するので、近接戦闘においても敵なしの能力となっています。拷問の際は相手を幼児化、あるいは老化させた状態で行っています。
ゴーゴリ
「天人五衰」のメンバーの1人で、マジシャンのような服装とフランクな口調が特徴です。「道化師」と呼ばれています。特技は変装で、半年もの間司法次官の秘書として活動しつつ、探偵社の情報を秘密会議の手の者たちに流出させるという一人二役をこなしていました。自首する小栗虫太郎を乗せたパトカーを襲撃して彼を拉致し、地下通路で敦の前に現れ能力を駆使して敦の動きを封じました。その後、主犯格として人質の前に現れますが、いつの間にか人質の一人となっており、国木田達の前で上体を切断されました。本来ならその際に死ぬはずでしたが、自らの能力によって隙間をつくり、別の人間の切られた胴体を接続するトリックで死んだように見せかけ、独自の行動を開始します。
能力：外套
最大30メートルの範囲で、外套の布面と離れた空間を接続することが出来ます。この能力で死んだように見せかけ、国木田達の目を欺くことに成功しています。能力名はキャラクターと同名の文豪、ニコライ・ゴーゴリの小説のタイトルから来ています。
小栗 虫太郎（おぐりむしたろう）
国木田独歩が逮捕される事件の原因となった偽の資料を作った人物です。「隠滅屋」とも呼ばれており、情報操作の専門家として活動しています。前髪を七三分けにして、蝶ネクタイとスーツを着た26歳の男性です。ドストエフスキーの協力者であり、ドストエフスキーが意図的に異能特務課に捕まった理由を知る唯一の人物です。ドストエフスキー逮捕後は自身の逃亡資金を手に入れるため、友人でもあった人気の推理作家を殺害します。その後、彼の最新作の未発表原稿を地下競売場に流しました。その後別の人物を自分に偽装して塔の上から落とし、自分が死んだように見せかける偽装工作も行いました。事件現場で事件の謎をすぐに見抜いた江戸川乱歩に対し、自分の能力を使い彼の超推理が出来ないようにします。しかし、乱歩からは証拠はないが彼が犯人だと気づかれ、さらに「完全犯罪」を解かせるためゴーゴリに拉致されます。その後ゴーゴリらに拷問を受けられ完全犯罪を解除し、太宰を逮捕するための証拠を復活させることになりました。
能力：完全犯罪
自身が行なった犯罪の証拠を完全に消滅させることが出来ます。盗品を持ったまま証拠を消すことで監視記録に映らず行動できる、といった応用も可能です。能力名はキャラクターと同名の文豪、小栗虫太郎の探偵小説から来ています。
新キャラクターの紹介まとめ
新キャラクターの登場によって、新シリーズも大いに盛り上がりそうな予感がします。ファンにとっては自分の推しキャラクターが画面で声付きで動くのはとても嬉しいことだと思います。来年の放送が待ち遠しいですね！それでは今回はここまでです。読んで頂きありがとうございました。
