DJ活動に励む女子高生や、女子大生たちをテーマにしたアニメ『D4DJ』。2023年にはアニメの新シリーズが放送されることで注目されています。D4DJはアニメ制作会社が、大規模なプロジェクトとしてスタートしたコンテンツです。そのプロジェクトが、どのような物だったか皆さん興味ありませんか?今回は、D4DJの誕生の経緯を振り返ってみたいと思います!
企画の発足の経緯
D4DJは制作会社がブシロードです。「BanG!Dream」や「少女☆歌劇 レヴュースターライト」を手掛けた会社で、それら2作品と合わせて「音楽メディアミックス三部作」の一つとして作られることになりました。企画の発足の経緯として、ブシロード会長の木谷高明氏は、渋谷のハロウィンで若者が騒動を起こす様子を見て、楽しもうと思う気持ちが憂さ晴らしのようになってしまうのは何故だろうと思っていたそうです。シンガポールに拠点を置いていた頃、アメリカのDJユニットが、会場を盛り上げながらプラスの感情へと雰囲気を作っていく様子を見た時に、時代はDJだと感じたそうです。何か心を動かす大きなキッカケというのは、とても大切なんだと感じさせるエピソードですね!
プロジェクトの始動
2018年12月30日にブシロード関連のイベントにおいて、D4DJのプロジェクトが開始することが発表されました。翌年には担当声優の一部が発表され、その後一部のユニットを除く全ユニットの声優陣が発表されました。DJをテーマにしているということもあり、ライブパフォーマンスが重要視されるコンテンツです。音楽を場の雰囲気に合わせて構成するという、DJならではの難しさと醍醐味がライブには詰まっています。TVアニメ版の監督及びPhoton Maidenのプロデューサーを務める水島精二氏は、ライブに対する意気込みを凄く感じたとコメントしています。
ユニットの設定について:Lyrical Lily 編
Lyrical Lilyはお嬢様学園に通う箱入り娘4人組というコンセプトですが、プロデューサーの中村航氏によれば、これまで登場したユニットの中でも最後に登場するため、キャストも自分も手探りだったとインタビューの中で振り返っています。インタビューに同席した作曲家のエガワヒロシ氏は、DJとお嬢様という組み合わせのギャップが大きいからこそ、細かい設定に悩んでいたそうです。結果的には品位だけは保つべきと考え、アイドル的なかわいらしさを保ったユニットということで、ポップスとしても機能する曲を作るよう意識したそうです。
ユニットの設定について:Merm4id 編
Merm4idは、キャラクター設定の前の時点で、ゲームやアニメ以外の分野にも進出できるユニットを登場させようという考えの元に考案されました。キャスティングに当たっては、モデルやグラビア出身で、尚且つ歌手や声優業志望の者から募集しました。上記の経緯があり、グラビアもできる大人びたユニットとしてスタートしました。確かに、他のユニットと比べるとどこか色っぽい雰囲気を醸し出していますよね!サウンド面においては、プロデューサーの意向により、大規模なフェスをイメージしたサウンドを作ることにしました。一方で、ボーカルがかわいらしい声であることから、重低音を強化する必要が生じ、お祭り要素を重要視するユニットという方向性が立てられました。
D4DJプロジェクト発足の経緯まとめ
プロジェクト始動が正式に発表されてから、アプリゲームが始動するまで約1年、アニメ化までに1年半以上かかっています。音楽メディアミックスを一から作るというのは、時間も労力もかかり大変なことであり、それが分かるととても感慨深い気持ちになりますよね。誕生の経緯を知ると、アニメやゲームをもっと楽しむキッカケにもなりますよ!それでは今回はここまでです。読んで頂きありがとうございました。