人気アニメ「ようこそ実力主義の教室へ」ですが、生徒たちが競い合う学校の仕組みもその特徴の一つです。そこで今回は、主人公・綾小路清隆(あやのこうじきよたか)が通う「東京都高度育成高等学校」について解説していきたいと思います。
東京都高度育成高等学校
日本政府が作り上げた「未来を支えてく若者を育成すること」を目的とした学校。就職率・進学率100%を謳うこの学校は、都会のど真ん中にもかかわらず、カラオケやシアタールームなど数多くの施設を備えた60万平米を超える敷地の中にある超進学校でした。基本的に生徒全員、敷地内にある寮での生活を義務付けるとともに、特例を除き両親含め外部との連絡を一切禁じるという閉鎖空間で3年間を過ごすことになります。
Sシステム・学生証カード
この学校では、Sシステムというもので、生徒の実力を測り評価を下しています。このSシステムの評価に応じて、生徒たちにはクラス単位で月初めにポイントが支給され、このポイントで日用品や食料品などを購入できます。生徒には学生証カードが支給され、携帯からポイントの残高などができ、これがそのままクレジットカードの代わりになります。
寮
完全な全寮制の高度育成高等学校では、敷地内の超高層マンションで一人一部屋の個室の支給という好待遇で、日々の生活を送ることができます。男女は階層が異なり、エレベーターと玄関モニター、オートロック完備、電気ガスなどの光熱費は無料です。費用の面では、無料の山菜定食や水、コンビニで買える最低限の日用品の補償があり、ポイントの無くなった生徒でも何とか生活できるようにはなっているようですね。また、学費やクラスでの夏合宿の旅行なども基本的には費用負担はなしという夢のような待遇でもあります。
生徒会
学内には、かなり大きな権力を持った生徒会が存在し、支持が集まれば学校の規律やルールそのものを変えることができる権利を有しています。その主な仕事は、学生間のトラブルの解決や学校方針の打診などで、アニメ1期でも生徒会長の堀北学(ほりきたまなぶ)がこの仕事をしていましたね。また、各役員は1年生からでもなることができ、推薦や立候補などで毎年就任しているようです。
Dクラスとポイントについて
Sシステムによってポイントが支給されるこの学校において、入学当初の4月、全生徒に10万ポイントが支給されました。そこから5月までの生徒の成績によって、遅刻、欠席、授業中の私語や携帯を触った回数などが加味され、ポイントが減点されていくという仕組みでした。担任からこのような説明もなく、だらけきった生活を送ったDクラスは10万ポイントすべてを吐き出し、5月に支給されたポイントは0でしたね。
テスト・各種イベント
そんな落ちこぼれのDクラスがクラスの評価を上げるための最初の課題は、中間テストでしたね。中間・期末テストで1科目でも赤点を取ったら即退学、加えて悪い成績でもマイナス評価というポイント獲得には必要不可欠な要素の一つです。このようなテストの他にも、特別試験や学校行事、部活動での活躍や貢献度に応じて、クラスや個人にポイントが支給されるケースもあり、様々な方法でこれから生徒たちは競っていくことになります。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は、この物語の舞台、高度育成高等学校について解説しました。特殊なシステムとポイントの制度、完全隔離された生徒たちという環境がどのようにお話に関わってくるのかが見どころの一つなので、しっかり復習しておきたいですね。そして、2022年7月からはアニメ2期が放送予定、3期の制作もすでに決定しているので、そちらのほうも楽しみにしていきたいですね。