敏腕スパイの父親、殺し屋の母親、エスパーの娘、未来予知のペット。誰にも言えない秘密を抱えた人間達が家族となって生活を共にするのが本作品の大きな魅力と言えます。しかし、魅力的なのは彼等フォージャー家だけではありません。友人に扮した情報屋、秘密警察の弟、エレガント力を兼ね備えた学校の寮長、東西平和を脅かす危険人物の息子などなど、主人公達以外にも大きな魅力があるのがSPY×FAMILYです。本記事ではフォージャー家以外の登場人物の紹介を行います。
東国(オスタニア)関係者
エドガー
第一話に登場したロイドが変装した人物です。対西国の強硬派で、融和派である東国の外務大臣を失脚させる為に情報屋を使って証拠を集めさせました。その証拠はなんと、外務大臣がカツラを着けているという重大な機密情報でした。しかし、情報屋の取引時に変装したロイドに写真を撮られて目論見は失敗してしまいます。任務終了後は関わる事が無いと思われましたが、ロイドがアーニャを引き取った後に一悶着ありました。この一件は1巻の解説で行わせて頂きます。また、カレンという娘がいる事が判明しています。
フランキー
ロイドの協力者です。アフロの髪形をしており、アーニャからはもじゃもじゃと呼ばれています。バーリントで表向きはタバコ屋を営みながら情報を集めたり書類の偽造などを行ってロイドのサポートをしています。独身の彼女募集中の身で、家族がいるロイドの事を羨んでいます。ロイドに対してやっかみやからかう事もありますが面倒見はよく、ロイドとヨルのデートの際はアーニャの子守を担当したりしています。
ユーリ・ブライア
ヨルの弟で年齢は20歳です。ヨルの援助を受けながらエリートの道を進み、外務省に就職します。しかしながら一年前に国家保安局へ異動し、東国(オスタニア)内に蔓延るスパイの取り締まりを行っています。本編開始時では黄昏であるロイドの行方を追っています。重度のシスコンで姉の事になると理性が飛んでしまう体質をもっており、どんな苦しい言い訳も信じてしまいます。結婚しているロイドの事を警戒していますが、彼が黄昏だと言う事には気付いていません。逆に自分が国家保安局の職員だと見抜かれてしまいました。なお、国家保安局に努めている事はヨルには打ち明けていません。
ドノバン・デズモンド
オペレーション梟(ストリクス)が開始される原因になった人物で国家統一党の総裁です。用心深い性格で表舞台には中々姿を見せず、唯一姿を見せるのは彼の息子が通うイーデン校で定期的に開かれる懇親会のみです。詳しくは東国と西国の解説記事にて紹介しています。
東雲
後述するイーデン校に通う生徒のジョージが逆恨みで雇った自称スパイです。自信過剰な目立ちたがり屋で暗号名も黄昏と知られて有名なロイドに対抗心を燃やして自分で名付けました。勿論スパイとしては三流でジョージから依頼された任務はロイドの手によって失敗に終わりました。
ドミニク
バーリント市役所に勤めている職員です。カミラとは恋人関係です。職場ではヨルに強く当たる女性職員達が行う嫌がらせのフォローを行っています。また、彼女の弟であるユーリとも面識があります。
カミラ
ドミニクの恋人でヨルの後輩にあたる職員です。先輩であるヨルに対して敵意を向けており、高頻度で嫌味や愚痴を漏らしています。その反面、料理が出来ないヨルに料理を教えたりなど面倒見が良い一面もあります。
ミリー
カミラと同じくヨルの後輩です。カミラのように嫌味は言いませんが、ヨルに対して無神経な事をしばしば言ってしまいます。
シャロン
同じくヨルの後輩にあたります。イーデン校を受験する息子がいます。ヨルに対して無神経な言葉を浴びせるミリーの事を度々諫めていますが、その裏では同様にヨルの事を見下しています。
キース・ケプラー
バーリント大学の学生で、排外主義者グループのリーダーになります。東西和平の崩壊を企んでおり、犬に爆弾を括り付けるという非道な手段でテロを画策していました。しかしながらフォージャー家やWISEの介入によって計画は破綻、失敗し身柄を拘束されます。
西国(ウェスタニア)関係者
シルヴィア・シャーウッド
一分の隙をも生じさせない事から鋼鉄の淑女(フルメタル・レディ)の異名を持っているWISEの女性管理官でロイドの上司に当たります。東国(オスタニア)では大使館で外交官として潜入しており、その合間にロイドに指示を出しています。東西戦争時代を経験している為、冷戦状態ながら平和が維持されている現状を維持しようとしています。アーニャと同年代の娘が居た事が判明していますが生死は不明となっています。
フィオナ・フロスト
バーリント総合病院の事務員として勤務していますが、正体はWISEに所属する諜報員です。暗号名は夜帷(とばり)です。オペレーション梟(ストリクス)への関りを望んでおり、その理由はロイドのお嫁さんになりたいからです。その為、現在の奥さんであるヨルに対して対抗心を抱いている為、隙があればポジションを乗っ取る事を考えています。しかしながら心が読めるアーニャからはとても警戒されています。また、なんだかんだ面倒見がよく料理の出来ないヨルに料理を教える事もありました。
イーデン校関係者(教師陣)
ヘンリー・ヘンダーソン
担当教科は歴史で66歳のイケオジです。伝統やエレガントさを非常に重視しており、入試の際にも試験者達にエレガントを求めていました。面談の際にはフォージャー家に失礼な質問ばかりを行うマードックの事を殴るなど熱い面もあります。その後、フォージャー家は一度入試に落ちてしまいますが補欠合格させて無事入学させました。
ウォルター・エバンス
担当教科は国語で52歳です。温厚で実直な性格で誠実な人柄で教師だけでなく生徒からの信頼も厚い人物です。アーニャからも良い人と言われています。入学試験時にはフォージャー家の面接を担当していました。
マードックス・ワン
担当教科は経済学で47歳です。イーデン校先代校長の一人息子で親である校長の七光り的存在です。親の威光を盾にする悪漢で性格が悪すぎて妻と娘に逃げられてしまう程です。入学時の面接の質問では嫌がらせに近い質問を行って憂さ晴らしをしています。それをフォージャー家の質問でも発揮し、アーニャの事を泣かせてしまいました。その結果ロイドとヨルが激怒して退席してしまいます。その後、ヘンダーソンに顔面を殴られる事になりました。
イーデン校関係者(生徒)
ダミアン・デズモンド
ドノバン・デズモンドの次男でアーニャと同じ1年3組に所属しています。アーニャからはじなんと呼ばれています。ドノバンの威光で威張るガキ大将的存在で入学時から既に付き従う子分がいます。そんな典型的なガキ大将のダミアンですがドノバンに認めて貰う為に努力を怠らない努力家でもあります。当初はアーニャをいじめの標的にしていましたが、殴られた事が切っ掛けとなり彼女の事を気にする様子を見せます。
ベッキー・ブラックベル
アーニャの友人で同じクラスです。両親は大手の軍事企業のCEOでデズモンドが率いるデズモンド・グループと繋がりがあります。当初こそアーニャの事をパシリ扱いで扱き使おうと思っていましたが、アーニャがダミアンをベッキーの足を踏んだからという理由で殴った以降、仲良くなります。
ジョージ・グルーマン
アーニャのクラスメイトです。父親が経営する製薬会社のグルーマン製薬がデズモンドグループに買収されてしまいます。実際は友好的な買収だったのですがジョージはイーデン校の退学と家を失うと勘違いしてしまい、前述の東雲というスパイを雇ってデズモンド兄弟の試験の改竄を試みますがロイドの活躍もあり失敗に終わります。その後は誤解だったという事に気付き大恥をかく事になりました。
まとめ
以上が作中に登場するキャラクター達になります。彼等の魅力が伝わっていましたら幸いです。実際に彼等が本編でどんな活躍をしたのかは是非本作品を手に取って読んでください!ここまで読んで頂きありがとうございました!