大人気のヒロアカこと「僕のヒーローアカデミア」もついにアニメ5期がこの4月からスタートします！今やジャンプの看板作品の一つとなったヒロアカですが、そこまでの道のりは楽なものではなかったと思います！今回はそんなヒロアカの作者、堀越耕平先生について紹介していきたいと思います！
目次
堀越耕平先生のプロフィール！！
生年月日は1986年11月20日、愛知県出身で東邦高等学校を卒業後、名古屋芸術大学デザイン学部イラストレーションコースに進学・卒業。デビューは『赤マルジャンプ2007 SUMMER』で読み切り作品を掲載しデビューとなり、2010年に「逢魔ヶ時動物園」で連載デビュー。「僕のヒーローアカデミア」は『週刊少年ジャンプ』2014年32号より連載を開始しています。
大ヒット作！「僕のヒーローアカデミア」のルーツは？
堀越先生はアメコミが好きで映画『スパイダーマン』をみたことがきっかけでアメコミに触れる機会が多くなったそうです。それがヒロアカの連載に繋がっていると考えると、スパイダーマンがヒロアカのルーツなのかもしれません。アメコミのフィギュアもたくさんもっているらしいですが、漫画家さんなら資料用ということで違和感はないですね！
読み切り作品「僕のヒーロー」
堀越先生は過去に「僕のヒーロー」という読み切り作品が『赤マルジャンプ』（集英社）2008 WINTERにて掲載されています。これは堀越先生がデビューの翌年に描いた作品です。掲載から6年後に連載する「僕のヒーローアカデミア」の原型となる読み切りで、この作品がヒロアカのルーツとなっています。「僕のヒーロー」は堀越先生が過去に連載していた「逢魔ヶ時動物園」の5巻に収録されています。
堀越耕平先生が影響を受けた作品は？
堀越先生が影響を受けた作品は前述のアメコミ作品以外にも、『ONEPIECE』『AKIRA』『鉄コン筋クリート』『ボーイズ・オン・ザ・ラン』『NARUTO -ナルト-』『ちびまる子ちゃん』を挙げています。『ONEPIECE』や『NARUTO -ナルト-』に影響を受けた世代がジャンプに台頭してきたという訳です。他にも漫画家として影響を受けたと語っているのは新井英樹氏や長田悠幸氏と語っています。
ONEPIECEのイラストに投稿していたのは有名！
デビュー前に『ONEPIECE』の単行本巻末のイラストコーナー『ウソップギャラリー海賊団』でイラストを投稿していました。23巻での収録で発売当時は2002年だったので、堀越先生が18歳だった頃にイラストを投稿していたということになります。この顛末はワンピースの織田先生が77巻で語っており、ジャンプの新年会で本人から直々に教えてもらったそうです！まさか織田先生もイラストを投稿していた本人と肩を並べて仕事をするとは思ってなかったことでしょう。
プロデビューした人がもう一人
堀越先生がワンピースのイラストを投稿し採用、その後大ヒット作家としてジャンプで連載するようになりましたが、実は他誌でもう一人ウソップギャラリー海賊団に投稿し、プロになった方がいらっしゃいます。『りぼん』で連載をもっていた藤原ゆか先生です。藤原先生の作品『CRASH!』の一巻では織田先生が帯コメントを送っています。現在はLINEマンガを連載しているようです。
堀越先生がヒロアカを連載するまでの軌跡！過去作品を紹介！
堀越先生は今でこそジャンプで「僕のヒーローアカデミア」を連載し看板漫画まで上り詰めたものの、そこまでの道のりは決して順調なものではありませんでした。ご存じの通り、ジャンプはアンケートが悪ければすぐに打ち切られてしまうとても厳しい世界です。ジャンプでは三回打ち切られたら戦力外通告という暗黙の了解があるらしく、堀越先生は過去二回短期での打ち切りを経験しています。ヒロアカ連載時は崖っぷちだったと考えられますね。
2010年32号から連載『逢魔ヶ時動物園』
2010年32号から『逢魔ヶ時動物園』を連載します。実は堀越先生がデビューした際に発表した読み切り作品は『逢魔ヶ時動物園』のような絵柄ではなく、殺伐としたNARUTOに近いような絵柄でした。それと比べるとかなりポップで親しみやすい絵柄に変わっていると思います。しかし、『逢魔ヶ時動物園』はコミックス全五巻、1年に満たないほどの連載期間で打ち切りとなっています。ポップな絵だけど若干暗くて、ホラーなのかコメディなのかバトルなのかイマイチよくわからないところがウケなかったのかもしれません。しかし、ヒロアカにも動物に変身するようなヒーローが出てきます。いろんなヒーローのデザインの元になった作品だと思います。
『逢魔ヶ時動物園』について
ドジな自分を変えて憧れの飼育員になるため、逢魔ヶ時動物園のアルバイトに応募した女子高生の蒼井華でしたが、その動物園は夜になると動物たちが動物のバケモノに変わってしまう呪われた動物園だったのです。なし崩しに飼育員となってしまった華はウサギの姿の園長である椎名とともにこの動物園を天下一の動物園にしなくてはならなくなってしまいます。
2012年25号から連載『戦星のバルジ』
2012年25号からは『戦星のバルジ』を連載します。堀越先生にとって二回目の週刊連載になるも1年も経たずに打ち切り。まごうことなき打ち切りになってしまいます。これには堀越先生も相当応えたようで、大きなスランプに陥ってしまったようです。しかし、この打ち切りによって得るものが無かった訳ではなく、以前書いた読み切りの中で最も書きやすかったヒーローものに着手するきっかけや、自分の得意なキャラクターを見つけることができたことが、「僕のヒーローアカデミア」の糧になっていると思います！
『戦星のバルジ』について
異星人に侵略された「インダストリア」という星は戦国時代ならぬ戦星の時代でした。孤児たちと暮らしていた少年アストロは、自分とそっくりの王子バルジと出会い、王子の立場を押し付けられそうになります。しかし、その直後バルジは何者かに狙撃され、王子に間違えられたアストロはそのまま間違えられたまま星の平和のために旅に出るハメになってしまいます。
【僕のヒーローアカデミア】作者堀越先生についてまとめ
ヒロアカの作者である堀越耕平先生についてまとめてみました！ワンピースのイラストコーナーに投稿していた本人がワンピースと肩を並べて連載していることも驚きですが、過去二度の打ち切りからヒロアカの連載に至るまで多大な苦労もあったことも驚きの内容です。ヒロアカも様々な伏線が回収されてきて今めちゃくちゃ面白いです！アニメの5期が放送なので、是非見てみてください！
