今回は「アサシン」をご紹介いたします。
特に赤陣営のアサシンは主人公の一人「天草四朗」のサーヴァントです。
ぜひ最後までご欄下さい!
黒のアサシン
プロフィール
真名:ジャック・ザ・リッパー
性別:女性
身長:134cm
体重:33kg
スリーサイズ:B69/W49/H71
属性:混沌・悪
出典:史実
地域:ロンドン
イメージカラー:ブラッドレッド
特技:解剖
好きなもの:六導玲霞
苦手なもの:世界
天敵:スコットランドヤード
声優:丹下桜
概要
『Fate/Apocrypha』に登場するアサシンのサーヴァント。
元々は黒の陣営の一人であるホスト兼魔術師の相楽豹馬が召喚しようとしていたサーヴァントだったが、豹馬の呼びかけよりも、生贄として殺されかけていた六導玲霞の「死にたくない」という願いに強く惹かれ、現界直後に豹馬を殺害、玲霞のサーヴァントとなった。
黒のサーヴァントでありながら黒の陣営に属さず、どちらの陣営も敵とみなしており、自身の願いを叶えるために暗躍する。
マスターが一般人のために魔力供給が出来ず、魔力を補給をするため頻繁に魂を喰らっている。魔力補給のために魔術教会から派遣された魔術師たちを皆殺しにしたことで、両陣営に存在を気付かれてしまう。
ジークにとって生まれて初めての憎悪と、弱者への殺戮者とシステムの犠牲者の境界線の曖昧さを教え込む「宿敵」。光であるジークの物語にとっての闇と言えるほど重要な役割を示す。
真名
19世紀のロンドンを震撼させた連続殺人鬼。別名「切り裂きジャック」。
その本質は堕ろされた胎児達の魂の集合体として産まれた悪霊のような存在。
マスターの玲霞を「おかあさん」と「マスター」が重なった様な不思議な発音で呼び、慕っている。
正確には「切り裂きジャックの正体は堕胎された赤子の霊」なのではなく、「正体不明の切り裂きジャックの可能性のひとつ」である。英霊の座に刻まれたジャック・ザ・リッパーの正体は無数に存在し、例え“彼”の正体が判明したとしても、「謎の殺人鬼ジャック・ザ・リッパー」の伝説が信仰されている限りジャックの姿は固定されず、召喚される場所・時代・マスター・クラスに依って様々な形を取る。
聖杯への願い
聖杯にかける願いは「母親の胎内に帰ること」。
唯一無二の安楽の場を求め、彼女は聖杯にそれを望み続ける。
人物像
まさに幼子そのものといったあどけない少女。一人称は「わたしたち」。
生まれる前に堕胎された存在であるため、無邪気で正悪の倫理観に乏しい。ただし彼女たちの殺人行為は、生きるための糧であり手段であり回帰衝動であるだけで、嗜好ではない。
世間知らずではあるがジャック・ザ・リッパーとして召喚されているせいか、恐ろしいほどに頭の回転は速い。
また人懐っこいため、マスターが善良ならば混沌・悪の属性にありながらもある程度の自制が可能である。
裾丈の極端に短いノースリーブのジャケットにローレグの紐パンとかなり際どい格好をしているが、これがジャックの趣味というわけではなく、むしろこの恰好に羞恥心を抱いている。
能力
主武装として、六本のナイフを腰に装備するほか、太股のポーチに投擲用の黒い医療用ナイフ(スカルペス)などを収納している。
元々人間ですらない真性の「魔」であるため身体能力は非常に高く、その動きは人間を超越しており、他のサーヴァントの霊核を喰って自分を強化する。
また自分の幼い外見が相手の油断や戸惑いを誘うことを熟知しており、「暗殺者」としての技術を本能的に非常に高い水準で発揮している。その反面、悪霊の集合体であるため教会の「洗礼詠唱」による浄化は最大の鬼門。
ステータスは敏捷を除いて平均的だが、夜ならば無条件で先手を取れる「霧夜の殺人」、戦闘終了時に彼女の能力や真名などの情報を抹消する「情報末梢」など、伝承に因んだ強力かつ多数のスキルがそれを補っている。
宝具 暗黒霧都(ザ・ミスト)
ロンドンを襲った膨大な煤煙によって引き起こされた硫酸の霧による大災害を再現する結界宝具。
魔術師ならばダメージを受け続け、一般人ならば数ターン以内に死亡する。英霊ならばダメージを受けないが、敏捷がワンランク低下する。
また、結界から脱出するには「直感」などのスキルの効力か外部からの手引きが必要になる。
宝具 解体聖母(マリア・ザ・リッパー)
通常はDランクのナイフだが、「時間帯が夜」「対象が女性(または雌)」「霧が出ている」の三つの条件を満たすと対象を問答無用で解体された死体にする。
発動時には因果の混乱が発生し、まず解体された死体という「殺人」が発生し、その次に標的の「死亡」が起こり、最後に大きく遅れて解体に至るまでの「理屈」がやってくる。
この内、霧に関してはもう一つの宝具『暗黒霧都(ザ・ミスト)』によるものでも可能なため、実質制約が無いに等しい。またジャックを構成する怨霊が等しく持つ『胎内回帰願望』により、相手が魔術や宝具で外見・性別を隠していても看破することが可能で、正確に使用することができる。
赤のアサシン セミラミス
プロフィール
真名:セミラミス
クラス:アサシン(+キャスター)
性別:女性
身長:167cm
体重:51kg
スリーサイズ:B89/W58/H87
属性:秩序・悪
イメージカラー:パープルブルー
特技:毒薬作り
好きなもの:陥穽
苦手なもの:奪われること
天敵:シロウ・コトミネ
CV:真堂圭
概要
『Fate/Apocrypha』に登場するサーヴァント。
聖杯大戦における赤陣営のアサシンとして、シロウ・コトミネに召喚される。
暗闇のようなドレスを身に纏った退廃的な雰囲気を漂わせる美女。シロウと共に獅子劫を除いた赤のマスター達を傀儡とし、己の大望を果たすために策謀を巡らす。
人物像
美貌と英知を兼ね備えた、傲慢かつ好色で、派手好きな女性。
女帝として君臨していただけに、気位が高い。
彼女にとって「男性」というものは「玩具」であり、企みに嵌った事で富も権力も何もかもを奪われた人間は数知れない。
また女として振る舞い男を自由にして良いのは自分だけの特権である、という認識であるため、彼女にとって「女性」というものは「自分一人」だけ。母デルケットが男の誘惑に負けて姦通の末に自分を産み、その挙句に「お前は恥だ」と罵りながら水辺に捨てた事を根にもっており、男に弄ばれるような惰弱な女は神であろうと容赦しない。
聖杯への願い
聖杯への願い、と言うよりシロウの『救済』が行われた後の世界で望むのは「唯一の王として、この世界に君臨する事」。シロウに対する感情は、当初は彼が狂った理想を叶えるのも、志半ばで倒れ絶望するのも愉しめる、と利害の一致による同盟関係に近かったのだが・・・。
真名
アッシリア帝国に君臨したとされる伝説の女帝「セミラミス」。
人類最古の毒殺事件の犯人。幼少の頃より化粧、結髪、装身から舞踏、音楽、天文まで幅広く教養を修め、男を惑わす美貌を持っていた。一方で贅沢と退廃を好む情熱的な女性。この情熱は恋において1人の男を手に入れるために戦争を起こし、政治において夫であるニノス王を毒殺する容赦のなさに現れる。
数十年に渡って暴政を敷いたが女王としての手腕は確かで、城壁やイシュタル門の建設、多くの遠征を指導した。
ニノスを毒殺した件から悪女として広く名が知れ渡っているが、これに関しては最初の夫であったオンネスを破滅に追い込まれたことへの復讐を果たしたついでとなし崩しで王位を簒奪した、との説もある。
能力
極めて希少なスキル『二重召喚(ダブルサモン)』によって、「暗殺者」としての能力と「魔術師」としての能力を併せ持ち、魔術師ではない赤のキャスターの欠点を補っている。
生前の逸話からこの世の全ての鳩は彼女の下僕であり、魔術すら用いずに斥候の大群として使役し、ルーマニア全土を監視する黒のキャスターと同等の索敵網を構築、自陣営のサーヴァントとの連絡にも使っていた。
戦闘方法はキャスターのスキルに拠る所が大きく、空中庭園からEXランクの魔力を引き出し、全方位に発生させた魔方陣からAランクの対魔力を無理矢理貫通するほどの砲撃を乱れ撃ちし、地上に爆撃を行う。また、空中庭園の強化によって数千体の竜牙兵を生み出すことが可能で、空中庭園の警護として竜牙兵と妖鳥を融合させた「竜翼兵」を大量に有する。
庭園内であれば、毒を帯びた無数の鎖の魔道具、ヒュドラ以上の毒を持ち竜種と同格と言えるほどの階位にある巨大蛇バシュム等の幻想種の召喚、自由自在な空間転移、さらにはマスターのシロウから得た知識により相手の令呪の効果すら封じてみせるなど、サーヴァントとして規格外の能力を発揮できる。
基本的に近接戦闘は行わないが、シリアの魚神デルケットの血を引いており、黒い神魚の鱗を装甲として展開する事で防御を行う。
アサシンではあるが、暗殺に向いたステータスではない。やはりキャスターとして運用してこそのサーヴァントである。だが肝心の主力宝具を最初からは所有していないのが致命的なネックであり、そのために一城に匹敵する築材を調達出来るマスターでないと運用し難い。
そして、作成した所で秘匿性は本編の通りであるため、「材料を調達出来るコネクションを持ちながら」「神秘の秘匿に大して気を使わない」と言う特異なマスターでなければ扱えない、使用者を選ぶサーヴァントである。その一方、条件を満たしたマスターにとっては、たった一騎で万軍級の攻撃力・防御力・情報戦能力を誇ると言う、非常に強力なサーヴァントでもある。
宝具 虚栄の空中庭園(ハンギングガーデンズ・オブ・バビロン)
想像を絶する巨大な浮遊要塞。セミラミスが生前に作り上げられたと伝えられている空中庭園。
規則正しく並べられた緑豊かな浮島と、大理石で出来た床や柱で構成されている。全体にあらゆる種の植物が絡んでおり、混沌の醜さと絢爛の美しさが同一化している。
魔力による顕現は不可能で、彼女が生きていた土地(イラクのバグダット周辺)の木材、石材、鉱物、植物、水といった材料を全て揃え、最低でも三日以上の長時間の儀式を行ってようやく完成する。このような面倒なプロセスが必要なのは、彼女が実際は空中庭園など建設しておらず、後付けの神秘として自身に刻み付けられたためで、「虚栄」とは事実に反する紛い物である事を意味する。
だが、真実よりも遥かに巨大かつ出鱈目で、浮遊に使われている『逆しまである』という概念を利用し大聖杯を格納するための機能がシロウの要望によって組み込まれており、かつて建築関係で辣腕を振るった杵柄か、宝具でありながら持ち主の意思で作り変えることが出来る。
巨大な戦略拠点であるのはもちろんとして、キャスターのクラス別スキル『陣地作成』における『大神殿』に相当する効果があり、どこへ行っても内部は彼女の領域として扱われる。ステータス全てが強化され、最高クラスの知名度補正を獲得、さらに魔法の領域に踏み込んだ魔術すら使用可能となる。
庭園周囲には十一基の迎撃術式『十と一の黒棺(ティアムトゥム・ウームー)』が設置されている。庭園を囲むように配置された全長20mを超える巨大な漆黒のプレートで、対軍級の光弾による魔術攻撃を行う。その威力は、Aランクの対魔力を貫通してダメージを与え、十一基全て合わせれば『幻想大剣・天魔失墜』と拮抗すると推測されるほど。
移動可能宝具としては速度が遅く(ルーマニアを出国するのに数日かかっている)、隠密性にもやや欠けるが、一般人対策の認識阻害の効果や、最低限の魔力感知妨害は持っているようで、魔術協会の捜索の目を逃れている。何より、その防衛機構に加え、7500メートルと言うその高度自体が鉄壁の防御機構として働くため、攻略は非常に困難である。
宝具 驕慢王の美酒(シクラ・ウシュム)
王の間にいる限り、あらゆる毒への耐性を持ち、あらゆる毒を大気中に作り出すことができる。
対黒のアーチャーに備えてギリシャ神話に悪名高いヒュドラ毒すら生成してみせた。その毒は極めて侵食率が高く、魔術師であれば使い魔を通して中の様子を覗き見ただけで目が溶けてしまうほど。
宝具の兜である程度は毒を遮断できる赤のセイバーでさえも、徐々に神経が麻痺し、視界を喪失し、最終的には激痛に苛まれて行動不能に陥った。
キャスターとの二重召喚ではなく単なるアサシンとして召喚された場合はこちらの宝具を主軸として聖杯戦争を戦うことになる。
アサシンまとめ
最後までご欄頂きありがとうございます。
今回で「通常召還」されたサーヴァンを全て紹介させて頂きました。
次回は「天草四朗」と「ジャンヌダルク」をご紹介させて頂きます。
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