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Fate/Apocrypha

【Fate/Apocrypha】さらっと復習!全話のあらすじをまとめる!

更新日:

アポカリファ

Fate/Apocryphaの大まかな内容をさらっと復習したい。見る時間はないけども、どんな話だったかだけ確認したい方。ぜひご覧ください。第三次聖杯戦争の折に冬木の地から失われた大聖杯「第七百二十六号聖杯」が発見されたことから物語は始まる。大聖杯を奪い、隠匿していたユグドミレニア家はその聖杯をシンボルに掲げ、魔術協会からの離反を宣言する。

あらすじまとめ 第1話から第6話

聖杯戦争

あらすじ11

第二次世界大戦前夜、日本の地方都市・冬木で、あらゆる願いを叶えるとされる万能の杯「聖杯」が発見されたことで、その聖杯を巡って7人の魔術師と、彼らによって召喚された7騎のサーヴァント(英霊)による戦い「聖杯戦争」が執り行われた。しかしその最中、ユグドレミニアと呼ばれる魔術師の一族がナチスと共謀して聖杯を強奪し、冬木の聖杯戦争を強制的に終了させてしまう。その後、ユグドレミニア一族とその指導者であるダーニック・ブレストーン・ユグドレミニアは聖杯をシンボルに掲げ、自分たちが所属していた魔術師たちの組織「魔術協会」からの離反を宣言。この報告を受けた魔術協会のイギリスの本部「時計塔」はユグドレミニア討伐の部隊を派遣するが、ダーニックが召喚したサーヴァント・黒のランサーによって49人近くが一瞬にして全滅させられた。

宣戦布告

あらすじ10

その後、生き残ったただ1人にダーニックは、不敵な笑いを浮かべてこう言い放った。「君には言伝を頼もう。我々、ユグドレミニアからの宣戦布告だ…」
しかしその最後の1人は、ユグドレミニアが奪った聖杯の目の前まで潜入していたことで、聖杯戦争の緊急システムを起動させていた。そのシステムこそ、ユグドレミニアによって独占された7騎のサーヴァントに対抗するため、新たに7騎のサーヴァントを召喚するものであり、魔術協会もユグドレミニアに対抗する戦力を手に入れることに成功した。そして時計塔は、自分たちの戦力となる7騎のサーヴァントのマスター候補として獅子劫乖離をはじめとした6人の魔術師と、監督役である神父シロウ・コトミネを招集。

各陣営

あらすじ8

獅子劫は赤のセイバー、シロウは赤のアサシンを、そして他5人もそれぞれのサーヴァントを召喚して「赤の陣営」を結成し、ユグドレミニア一族こと「黒の陣営」の討伐に乗り出す。対する黒の陣営も時を同じくして黒のアサシンを除く5騎のサーヴァントたちを召喚しており、彼らの筆頭には黒のランサーが名を連ねることになった。そして、拠点であるユグドレミニア城塞には、戦闘用のゴーレムや人造人間「ホムンクルス」が製造され、さらにサーヴァントの力の供給として、生贄とするための大量のホムンクルスが導入される。こうして着実に、赤の陣営を迎え撃つ準備を整えられていくのだった。そんな中、第3勢力として15騎目のサーヴァントが突如として召喚される。それがこの聖杯大戦における審判役・ルーラーだった。聖杯大戦の審判役として戦いの地を目指すルーラーだが、この召喚を察したシロウは、自分が聖杯大戦にかける願いを叶えるのにルーラーはいつか障害になる存在だと判断し、赤のランサーを動かして彼女を排除するように指示を出す。

黒のセイバーVS赤のランサー

あらすじ9

その一方、黒の陣営のマスターのひとりであるゴルドがルーラーを味方につけるべく、自らと契約するサーヴァント・黒のセイバーを動かして赤のランサーを妨害。両者一歩も譲らない激しい戦いの末、ルーラーの排除を諦めたシロウが命令を下したことで赤のランサーは撤退する。ゴルドは保護を名目にルーラーにユグドレミニア城塞へ来るよう申し出るが、聖杯大戦の審判役として「それでは公平性が保てません」とルーラーは辞退。ゴルドは仕方なしに黒のセイバーを率いて帰還した。

聖杯戦争の始まり

あらすじ7

こうして聖杯大戦の戦いの火蓋が切って落とされた中、ユグドレミニア城塞の工房である1人のホムンクルスの少年が人知れず目をさます。彼はサーヴァントの力の供給のための生贄として作り出されたホムンクルスのひとりであり、自我が薄く、魔術師の命令に従うだけの人形だった。だが、ふとした弾みに薄い自我を持って「死にたくない」と自分が閉じ込められていた試験管を破壊し、全裸のまま工房を脱走した。しかし、途中で力尽きて城塞の廊下で力尽きてしまい、そんな彼を見つけたのが黒の陣営のサーヴァントの1騎である黒のライダーだった。

ライダーの行動

あらすじ6

「どうしたの、君。そんな格好で。風邪ひくよ?」不思議そうに声をかけてくる黒のライダーに、少年は弱々しい瞳で「助けて」と懇願する。すると黒のライダーは笑顔を浮かべてこれを承諾し、少年を匿うと共に同じく黒の陣営のサーヴァントで参謀的存在である黒のアーチャーに協力を仰ぐ。そこで黒のアーチャーが提案したのは「この城からの脱出」であり、少年は何千何万と代替品のいるホムンクルスで、脱走が判明したら間違いなく価値なしと判断されて処分されてしまうと言った。そこで戦闘中の混乱に乗じた脱出作戦を計画し、その機会を伺うほうがいいということだった。そして黒のアーチャーはなぜ少年を助けたのかと黒のライダーに尋ねたが、黒のライダーは笑顔で「助けたかったから!そんなこと知ったこっちゃない!」と言い切った。そんな天真爛漫ぶりに呆れながらも、黒のアーチャーは「君は最後まで責任を持つつもりですか?」と最後に問うたが、黒のライダーは「僕は僕が納得いくまで助けるよ。見捨てるなんてしない」と、真剣な表情を見せてそう答えた。

陣営対決

あらすじ5

その矢先、ユグドレミニア城塞に赤の陣営のサーヴァントである赤のバーサーカー、赤のアーチャーと赤のライダーの3騎が攻め入ってくる。対する黒の陣営は6騎全てを招集して迎撃し、大乱戦が始まる。戦いの末、赤のバーサーカーは黒のランサー、黒のキャスター、黒のライダーの連携によって捕縛され、そして赤のアーチャーと赤のライダーが形勢不利とみなして撤退したことで、この戦いは黒の陣営の勝利に終わった。そしてこの戦いの混乱を好機と見た黒のライダーは、少年の元に駆けつけて彼を城の外まで送り出すことに成功する。だが、脱出まであと一歩といったところでダーニックに嗅ぎつけられ、ゴーレム軍団、そして黒のセイバーを率いて向かってきたゴルドに阻まれてしまう。

欠陥品

あらすじ4

黒のセイバーと黒のライダーが戦いを始める中、ゴルドは少年を追い詰める。走ることはおろか歩くことも自由にできない少年を欠陥品と罵るゴルドだが、逆に少年に抵抗されて手傷を負う。逆上したゴルドは少年に暴行を振るい、瀕死の重傷を負わせる。そして一方で黒のセイバーは黒のアーチャーと同じようになぜ少年を助けたと問うと、「僕が自分の意思であの子を助けたいだけだ!生きていた頃、確かにあった慈愛を、誇りを、正義を忘れろっていうのか?僕はあの子を見捨てないと誓ったんだ!」と、黒のライダーは堂々と返した。するとその表情に嘘も偽りもないと見なした黒のセイバーが、ゴルドに少年を助けられないかと聞いたが、ゴルドはさらに逆上して「役立たずの使い魔ごときが私に意見するな!」と突っぱねる。

黒のセイバーの選択

あらすじ3

すると黒のセイバーはゴルドに一撃を浴びせて昏倒させ、黒のライダーにこう言った。「俺はまた道を違えてしまった。自分で考えるのではなく誰かに選択を委ねようとした。だがそれでも、彼に捧げるべきものがある」その言葉と共に、黒のセイバーは自らの心臓を抉り出し、少年にそれを埋め込んで傷を回復させた。この行動に黒のライダー、そして異変を察して駆けつけてきたルーラーが驚く中、黒のセイバーはこう語った。自分は誰かの願いを叶えるのではなく、自分の意思で誰かを助けるという形で自分の願いを叶え、それを誇りにしたかった。乞われることがなくとも願われることがなくとも、ただそうしたいとずっと思っていた、と。その言葉と思いに胸を打たれる黒のライダーとルーラーに、黒のセイバーはゴルドへの謝罪と少年の保護を託し、消滅していった。

ルーラーの言葉

あらすじ2

そして傷を完治し、目を覚ました少年にルーラーは優しく「約定に基づきあなたの命、あなたの魂を守ります」と言った。だがその直後、ダーニックと黒のランサー率いる黒の陣営の面々が現れる。サーヴァントの力の供給源という貴重な資源である少年を引き渡せと要求するダーニックに、ルーラーは黒のセイバーが自分の心臓を託してまで少年が生きることを願ったと語り、死に際に残したその願いを無にすることは許さないと言い放つ。その揺るぎない決意を目の当たりにした黒のランサーが、ダーニックらを抑えて引き揚げを指示。黒のライダーも自分にできるのはここまでだと言い、少年に「生きろ。君にはその資格がある」と笑顔で言い残して去っていく。

ジークという名

あらすじ1

ルーラーと共に城を無事に後にした少年は、「ジーク」と名付けられ、彼女の保護を受ける身となった。ルーラーと行動を共にすることになったジークは、自らが勝ち取った自由を噛み締めつつ、これからの生き方について模索することになった。こうして、黒のライダーがジークを逃し、ゴルドが黒のセイバーに叛逆と自害を許されたり、そして黒のアサシンとそのマスター・六道玲霞が好き勝手に動いたりとで黒の陣営では内輪揉めが勃発する中、赤の陣営は次の戦いに向けての準備を進めていた。シロウと赤のアサシンが「空中庭園」と呼ばれる移動要塞を完成させたのだ。空中庭園を得意げに誇り、決戦に意気込む赤のアサシンに相槌を打ちながら、シロウは空を見上げて「悲劇は繰り返さない。聖杯も俺たちのものだ。」と呟いた。

あらすじまとめ 第7話から第12話

奴隷化されたバーサーカー

あらすじ2-9

空中庭園を新たな拠点にし、赤の陣営は総力を挙げてユグドレミニア城塞への侵攻を開始。対する黒の陣営も、すべてのホムンクルスやゴーレム、黒のキャスターに隷属させた赤のバーサーカーと持てる限りの戦力をもって迎撃する。そして時を同じくして、戦いが始まったのを察知したジークは「ユグドレミニアに残っている他のホムンクルスを助けたい」と立ち上がる。さらにルーラーも監督役として戦場へと向かい、ユグドレミニア城塞の戦いは大乱戦となる。

赤のセイバーVS黒のライダー

あらすじ2-8

ユグドレミニア城塞に乗り込み、戦場で散る同胞たちを救うべく奔走するジークだったが、そこで赤のセイバーと黒のライダーとの戦いを目撃。赤のセイバーの猛攻を前に追い込まれる黒のライダーを放っておけず、無謀にも赤のセイバーに挑みかかるが、蝿でも追い払うかのようにはねのけられてしまう。そして、この状況を目撃した黒の陣営のマスター・カウレスが自らのサーヴァントである黒のバーサーカーを向かわせるが、赤のセイバーは相手にすることなくこれも撃破。黒のバーサーカーにとどめを刺そうとする赤のセイバーだが、そこへジークが特攻をかけて止めに入る。

戦う理由

あらすじ2-7

またしても横槍を入れられたことに業を煮やした赤のセイバーは容赦ない一撃を浴びせて吹っ飛ばす。「この俺に一太刀浴びせて満足したか? そこまでしてなぜ戦う?」と、問う赤のセイバーに、「ライダーは俺を救ってくれた…! 戦う理由はそれで十分だ!!」と叫び、ジークは再び特攻をかける。だが、その特攻もむなしく、赤のセイバーはジークを一突きにしてとどめを刺した。それを見て、涙と怒りの叫びをあげて黒のライダーが突撃をかけ、そして黒のバーサーカーが最後の手段として、カウレスのバックアップで自らの中の全ての力を凄まじい電撃として放出する自爆攻撃を浴びせるが、それでも赤のセイバーは倒れない。最早ここまでか、と思われたその時、なんとジークが黒のバーサーカーの自爆の電撃によって息を吹き返す。さらに黒のセイバーの心臓に込められた力により、黒のセイバーを憑依させることで彼の力を手に入れ、赤のセイバーと激突。互角の勝負を繰り広げ、見事退けることに成功した。

最終局面

あらすじ2-5

その一方、赤のアーチャー・赤のランサー・赤のライダーと、黒のランサー・黒のアーチャー・黒のキャスターによるユグドレミニア城塞の激闘も最終局面を迎えていた。ルーラーと赤のアサシンと対峙の中、突如乱入してきた赤のバーサーカーの肉体が膨張し、さらに赤のアサシンがルーラーと戦わせていた「竜牙兵」という髑髏の怪物たちに食らいつかれながらも取り込んで、原型も留めない巨大な肉塊のようなおぞましい姿へと変貌していく。赤のバーサーカーの持つ能力であり、ダメージを蓄積すれば蓄積するほどパワーが上がっていき、最終的に自爆という形でそのパワーを解き放つものだった。
そしてパワーを溜めながら赤のバーサーカーは、最初はルーラーに狙いを定めていたが、「圧政者」と自らが憎む存在を叫びながら、何かに引きつけられるようにジークと赤のセイバーの元へと向かい、そこで自爆攻撃を仕掛けてきた。

聖杯

あらすじ2-4

赤のセイバーは咄嗟に撤退したが、撤退が間に合わなかったジークと黒のライダーは、ルーラーが手にしている旗の力で呼び出した結界でこの自爆を防いだ。
だがその自爆の威力は凄まじく、自爆の余波でユグドレミニア城塞が半壊。そこでジーク、ルーラー、黒のライダーは、城塞の奥深くに隠されていた聖杯の姿を目撃した。これを好機と見た赤の陣営は空中庭園を城塞の上空まで移動させ、庭園の力を使って聖杯の奪取にかかる。対する黒の陣営は奪取を阻止するべく空中庭園へ乗り込むが、今度の地の利は赤の陣営にあるため逆に劣勢に立たされ、そして黒のランサーも、赤のランサーの猛攻を前に防戦一方に追い込まれてしまう。

使ってはならない能力

あらすじ2-3

その時、この状況を見ていたダーニックは、以前に黒のランサーから「決して使ってはならない」といわれていた最後の手段を解き放とうとする。黒のランサーは他の能力を捨てる代わりに多くの伝説に伝わる吸血鬼ドラキュラの姿に変貌するという宝具「鮮血の伝承(レジェンド・オブ・ドラキュリア)」を有していたが、彼自身は「王としての誇りのないただの化け物」に成り下がるとしてこれをひどく忌み嫌い、絶対に使用しないと公言していた。ダーニックに対し目を剥いて驚き、あの手段は生前、自らにつけられた忌まわしい汚名そのものであるからこそ使わないと言ったはずだと叫ぶ黒のランサーに、ダーニックは今まで「領王(ロード)」と呼んで傅いていた態度を豹変させる。そして「無能な使い魔」として呼び捨てながら、「令呪」と呼ばれる聖杯戦争のマスターの象徴であり、3度まで使えるサーヴァントへの絶対命令権によって強制的に「鮮血の伝承」を発動させた。「余は吸血鬼などではないのだぁぁあああ!!!」と、黒のランサーは絶叫しながら、ダーニックが発動した最後の手段によって、自らが忌み嫌ったその生前の汚名、「吸血鬼」という怪物へと豹変していく。

魂の融合

あらすじ2-2

それを嘲笑しながら、ダーニックは黒のランサーに自らの血肉を吸わせ、なんと自らの魂を黒のランサーへと移植、融合させた。「これであなたは私! 私はあなただ! 全ては聖杯のため! 我が夢、我が希望は怪物のうちに根付き永遠に生き続ける!!」と、ダーニックは勝ち誇った。意外な事態に驚きを隠せない赤の陣営、そして黒のアーチャーと黒のキャスターは、その場に現れたルーラーの提案によって、怪物と化したダーニックの暴走を食い止めるべく一時休戦・共闘の構えを取り、総出で吸血鬼と化したダーニックの迎撃に打って出る。兵力として連れてきたホムンクルスを自らと同じ吸血鬼へと変え、さらに圧倒的な暴力を振るいながら聖杯へと猛進するダーニック。するとそこへシロウが現れ、その行く手を阻む。そしてシロウの姿を見て、ダーニックが驚きと畏怖に身を強張らせた。「バカな…ありえない! なぜお前が生きている!?」と、叫ぶダーニックに、シロウは悠然とした表情で答えた。「この時を60年待ったぞダーニック。お前にあの聖杯を渡しはしない!!」その言葉と共に、青い輝きを放つ儀式用の投擲剣「黒鍵」を投げつける。黒鍵に貫かれ、青い炎と光に包まれ、断末魔の叫びをあげながらダーニックは消滅していった。

16人目のサーヴァント

あらすじ2-1

その時、追いついてこの光景を目の当たりにし、驚きに目を見開いたルーラーは「思いもよりませんでした。まさか16人目のサーヴァントがいるとは」と言った。その言葉にシロウは首を振り、自分こそが1人目のサーヴァントであり、冬木の聖杯戦争にてルーラーと同じく裁定者の英霊として召喚されたと語った。ルールを守るべき裁定者の英霊でありながら、シロウはそのルールの中で生きていても誰も救えなかったと語り、ルールを破ることになっても自分の夢の邪魔はさせないと言い放つ。「あなたは何が目的なのですか? 天草四郎時貞!」と叫ぶルーラーに、シロウこと天草四郎時貞は不敵な笑みを浮かべて「知れたこと。全人類の救済だよ、ジャンヌ・ダルク」と答えた。

あらすじまとめ 第13話から第18話

赤の陣営の勝利

あらすじ3-17

ダーニックが死んだことで、黒と赤の陣営の戦いは赤の陣営の勝利に終わったが、空中庭園によって聖杯が完全に奪取され、天草四郎の正体が明らかになったことでさらなる局面を迎えようとしていた。天草四郎は冬木の第三次聖杯戦争に召喚された英霊であり、ダーニックによって奪われた聖杯に触れることで受肉を果たして生き残り、それから60年間もの間、聖杯を奪う機会を伺っていた。そして、聖杯を求める理由についてルーラーに尋ねられた時、天草四郎はこう答えた。聖杯の力を使い、全ての人類を不老不死の新たな存在に書き換えることで、個人の欲望と争いをなくす。つまり争いはおろか夢や未来も含めた全ての可能性を否定してまでの「人類全ての救済」というものだった。

宣戦布告

あらすじ3-16

「我々に許されるのは世界とそこに住まう人間を救うことだけ。望まれもしないのに人類すべてを救うなどあってはならない!」とルーラーに反論されるが、「あの戦争で受肉して60年この時を待った! 今更引き返す選択肢など俺にはない!」と毅然として返し、この千載一遇の機会のためならば誰であろうと邪魔者は排除すると宣戦布告。そして、今を生きる人々に祈りを託さないならあなたに英霊の資格はない、と食い下がるルーラーに、自分は聖人でも英霊でもないだろうとその言葉を受け入れ、人類を救済するという奇跡は起こしてみせると天草四郎は動じなかった。

マスターの変更

あらすじ3-15

その時、赤のランサー・赤のアーチャー・赤のライダーがその場に現れ、自分たちのマスターが変更されたと天草四郎に言う。それに天草四郎は自分が赤のセイバーと赤のアサシン以外のマスターの令呪を奪ったことを悪びれもなく明かし、今は自分がセイバーとアサシンを除く赤の陣営のサーヴァントのマスターだと宣告したのだった。その一方、地上にいるジークと黒のライダーの前に、黒の陣営のマスターの一人で、黒のライダーのマスターであるセレニケが現れた。自分が愛しているサーヴァントがジークと親しげにしている一面を目の当たりにし、半狂乱になるセレニケはそのジークと、自分の思い通りにならない黒のライダーへの怨嗟を口汚く叫び、ジークに容赦ない攻撃をしかけ、令呪を使って黒のライダーにジークを襲わせるという暴虐までもを働く。

殺戮処刑

あらすじ3-14

悲痛に制止を叫ぶ黒のライダーを嘲笑い、むしろその苦しみと絶望に顔が歪むさまを楽しみながら、セレニケはさらに令呪を使ってジークを襲わせる。そしてたまりかねて「そんなことをして何になる!? お前のサーヴァントじゃないか!」と制止を叫ぶジークだが、セレニケは「ホムンクルスごときが調子に乗りやがって! ゴミみたいに死ぬのがお前たちの役割だろうが!!」と、罵倒して蹴りを浴びせ、再三令呪を使って黒のライダーにジークの惨殺処刑を命じようとした。

新たなマスターの誕生

あらすじ3-13

その時、「うるせぇよ」の一言と共に放たれた刃が、セレニケの首を刎ね飛ばした。首を落とされ、崩れ落ちるセレニケの後ろに立っていたのは、なんとセイバーだった。こうして、赤のセイバーの思わぬ助勢に危機を免れたジークは、マスターを失った黒のライダーと再契約を交わし、黒のライダーはジークのサーヴァントとなった。同じ頃、天草四郎は赤の三騎と共に現れた黒のアーチャーと黒のキャスターに、自分の軍門に来ないかと勧誘する。黒のキャスターはマスターであるロシェに手を出さないという条件で勧誘を受けるが、黒のアーチャーはあいにくと現状それほど不利ではないと断り、ルーラーと共に徹底抗戦を選ぶ。

陣営からの離反

あらすじ3-12

そしてさらに、赤のセイバーが乱入してきて、黒のキャスターが動かしたゴーレムたちに包囲されかけたルーラーと黒のアーチャーに加勢し、獅子劫と共に赤の陣営からの離反と宣戦布告を言い渡し、ルーラーと黒のアーチャーと共に姿を消した。それからジークは黒のライダーと共に、ゴルド、カウレス、そしてそのカウレスの姉で黒のアーチャーのマスターであるフィオレと接触し、自分が黒のライダーのマスターとなったと宣告。

ジークの願い

あらすじ3-11

「あなたたちは解放を望むのですか? その先に何の保証もないのに? 命令されずとも何かを目的として動けるというのですか?」と問いかけてくるフィオレに、「俺たちの先に安息がなく、絶望しかなかったとしてもせめて自分で考えた道を歩きたい」とジークは迷わずに言い切り、戦う意思と覚悟を捧げる代わりに、自分も含めたホムンクルスたちにその道を選ぶ自由を与えてほしいと懇願した。その時、フィオレの元に黒のアーチャーから、黒のキャスターが裏切ったとの報告が届き、フィオレはマスターであるロシェの安否を探らせようとした。
しかし時すでに遅し、ロシェは黒のキャスターによって、黒のキャスターにとって最高傑作というに相応しい巨大なゴーレムの心臓として取り込まれようとしていた。

感情

あらすじ3-10

「先生」と尊敬していたサーヴァントでゴーレム作りの巨匠の裏切りに愕然となるロシェに、黒のキャスターは自分はすでに赤の陣営に降ったことを明かす。「どうして先生!? 僕は先生を尊敬しています! 崇拝しています! なのにどうしてっ!?」と叫ぶロシェに、「君が僕に向けてくれた感情は実に心地良かった。けれど僕は人間嫌いで厭世的だ。そんな僕が君を切り捨てる算段を整えないとなぜ信じられたのだ?」と、黒のキャスターは素っ気なく返す。ゴーレムを作りたいけどゴーレムなんかになりたくない、と泣き叫びながら取り込まれていくロシェの死に様を眺め、君には僕を恨む資格がある、と一言だけ詫びを入れながら、黒のキャスターはついにその巨大ゴーレム「アダム」を完成させたのだった。

圧倒的なパワー

あらすじ3-9

「行こう。全ての悲しみを払うためにことごとくを殺し尽くすんだ」アダムを従えた黒のキャスターは、ジークたちのいるユグドレミニア城塞へと進撃を開始。進路上にいるホムンクルスを次々と取り込み、そしてその巨躯ゆえの圧倒的なパワーでジークたちを追い詰める。その最中、黒のアーチャーは黒のキャスターに一矢を浴びせて致命傷を負わせるが、「僕の役割は全て終わっている…この宝具を起動した今、心残りは何もない。任せたぞ…お前ならばこの大地を、必ずや楽園を創造できる…!」と、言い残し、自らの持てる力の全てをアダムに託して消滅していった。そして、その場にルーラーと赤のセイバーが駆けつけ、大激闘の末に赤のセイバーと、再び黒のセイバーの力を借り受けたジークの同時攻撃によって見事アダムを粉砕した。

共闘

あらすじ3-8

獅子劫もジークたちと合流し、さらにルーラーから天草四郎の聖杯にかける望みを知ったフィオレは、ダーニック亡き後のユグドレミニア一族の長代行として獅子劫らへ共闘を持ちかけ、赤の陣営の拠点である空中庭園を追う決断を下した。すると今度は、今まで姿を見せずにいた黒のアサシンと六道玲霞が活動を再開し、彼女たちによって魔術師も含めた何十人の人々が殺害されるという事件が発生した。この事態を重く見たフィオレは、ルーラーとジークたちに黒のアサシン討伐の話を持ちかけようとしたが、その矢先、黒のアサシンが乗り込んできた。

黒のアサシンの撤退

あらすじ3-7

ユグドレミニア城塞に毒霧を発生させ、ルーラーたちを撹乱し、ホムンクルスなど城内の人間を次々と死に追いやった後、黒のアサシンはフィオレの前に現れた。「それじゃね。バイバイ」と、笑顔でナイフを振り上げる黒のアサシン。するとそこへジークが現れ、フィオレと黒のアサシンの間に割って入り、さらに黒のアーチャーやルーラーも駆けつけてきた。形勢不利と判断した黒のアサシンは、「次は絶対だからね」と言い残して一時撤退する。その後、黒のアサシンをおびき出すべく、ジークとルーラーは囮としてユグドレミニア城塞の付近にあるトゥリファスの街へと向かう。するとトゥリファスの街に再び毒霧が発生し、次々と街の人々が倒れていく。

一矢

あらすじ3-5

街の人々を助けようと動いたその時、ジークは玲霞に、ルーラーは黒のアサシンの襲撃を受けた。しかし、ジークとルーラーはかろうじて襲撃を切り抜け、反撃を開始する。その反撃を前に玲霞と黒のアサシンは一時撤退を図ろうとしたが、天草四郎の指示を受けて様子を探りにやってきた赤のアーチャーと遭遇。出会い頭に赤のアーチャーは、玲霞めがけて弓を放った。その一矢を胸に受けて倒れる玲霞。「お母さん! お願い! 私たちを置いていかないで!」と泣き叫んで縋り付いてくる黒のアサシンを玲霞は優しくあやしながら、「あなたは私がいなくても大丈夫」と、令呪を使って思いと力を託し、そのまま事切れた。

包み込む霧

あらすじ3-4

子供の姿をした黒のアサシンを、どこか思い入れがあるかのように見つめる赤のアーチャー。すると黒のアサシンは、不気味に目を赤く輝かせ、首だけでこちらを振り返った。異変に驚いてもう一矢を放つ赤のアーチャーだったが、その瞬間、凄まじく濃い霧が発生して彼女を、そして街にいたジークやルーラーを包み込んだ。そして次にジークが目を開けた時、辺りの光景は一変していた。霧に包まれたロンドンの街並みと、生気すら感じられない子供や女性などの住人と思しき人々。さらにジークの目の前に、黒のアサシンによく似た小さい少女が現れる。「お兄さんもこの世界に来るの…? この醜い世界で生きたいの…? ねぇ」そう問いかけてくる少女の目が、不気味に輝く。

不運な過去

あらすじ3-3

さらに一方、赤のアーチャーも霧の中で生気のない子供たちに取り囲まれ、取り縋られていた。「どうして? どうして? お母さんを殺したの?」その異様な光景に恐怖と悲しみを覚える中、赤のアーチャーはかつて生まれてすぐに親に捨てられ、獣に育てられて生きてきたという不運の過去を思い出していた。「お前たちだって愛される資格がある! 私が救われたようにお前たちだって…!」そんな自分と同じ不運の過去を送っている世界中の子供たちを救う。その思いにして聖杯に託す願いを、赤のアーチャーは悲痛に叫んだ。そして同じ頃、ルーラーも霧の中で黒のアサシンによく似た小さな少女と対峙していた。ルーラーはこの少女が、ロンドンで死んでいった子供たちの悲しみや苦しみなどの負の感情が結晶となり、切り裂きジャックの伝説とつながることで凶悪なサーヴァントとして誕生した存在であると看破する。よって、もはや滅ぼすことしか救いがないと言い切ったルーラーは手のひらをかざし、聖なる光を呼び起こし、黒のアサシンを形作る子供たちの姿をした負の感情を浄化しようとする。しかし、それを阻むかのように一本の矢が飛んできた。その矢をかわしたルーラーが振り返ると、赤のアーチャーが立っていた。

魂の帰還

あらすじ3-2

「何をやろうとしている! この子たちは悪ですらない犠牲者だ! それを殺すというなら私は貴様を許さない!」と、鬼気迫る表情で叫ぶ赤のアーチャー。だがルーラーは落ち着き払った表情で「その子たちが生きることは仲間を増やすという意味に他ならない。魂を帰還させることが救いなのです」と返す。赤のアーチャーは、ルーラーが生前剣を抜かずに旗を振るったのは聖女として殺さないためつまりその手を血まみれにしないためだろう、と問いただす。すると「そう思いますか?」と、言ったルーラーの表情も鬼気迫るものとなり、戦うと決めた瞬間から、自分の手はすでに血にまみれている。だから黒のアサシンを滅ぼすことに迷いなどないと毅然と返した。それに詰まった赤のアーチャーは、今度は貴様は聖女ではない、と叫ぶが、ルーラーは自分を聖女だとは思わない、とそれでも動じない。そしてこのロンドンは黒のアサシンの記憶が作り出した幻影の世界だと語る。「永遠にここの曖昧な世界でその子たちを苦しませるつもりですか、アーチャー! さぁ、そこをどいてください!!」と叫ぶルーラーに、赤のアーチャーは「私がこの子たちを見捨てたら誰がこの子たちを愛してくれるというのか!? 貴様の神か!!」と追いすがるようにして叫び返す。その時、ひとりの少女がルーラーの前に進み出てきて、「あなたは私たちを本当に殺すつもりなの?」と、問いかけてくる。幼い頃の自分によく似たその少女にルーラーは胸が詰まりそうになるが、それでも私たちは前に進まなければならない、と諭すように言った。「どうかあなた方の魂に、安らぎがありますように」と、浄化の光を放つルーラー。やめてくれ、と泣き叫ぶ赤のアーチャー。そして、光に包まれ、霧が晴れて元の世界の姿を取り戻していく中、最後に黒のアサシンが再び現れ、光に包まれながら、寂しそうにルーラーに笑いかけた。そして、黒のアサシンが浄化、消滅した後、ルーラーとジークたちはトゥリファスに戻っていた。

相容れない気持ち

あらすじ3-1

赤のアーチャーは、虚ろな表情と瞳でルーラーを見据えていた。「お前は彼女たちを殺めたな…? あの子たちは…救えたんだ!!」やがて涙を流し、徐々に悲しみと怒りに表情を歪めていく赤のアーチャーだったが、「救えません。あの子たちは悪霊だった。いくら温もりを求め続けても、その温もりを与えるべき者を必ず台無しにしてしまう」と、ルーラーは最後まで動じなかった。そのルーラーの態度に悲しみと怒りの絶叫を挙げながら、赤のアーチャーは彼女目掛けて矢を乱射するが、そこへ駆けつけてきた黒のアーチャーと黒のライダーによって阻まれる。悲しみと怒りで鬼の形相になった赤のアーチャーは「偽の聖女…! お前は絶対に許さん!! 聖杯を取るなら取りに来い! 1人残らず射抜いてやる!!」と、捨て台詞を残した後、その場から飛び去っていった。

あらすじまとめ  第19話から22話

突入部隊

あらすじ4-9

玲霞と黒のアサシンを討ち、ジークたちは決戦の準備を整え、ついに飛行機で空中庭園への空襲を決行した。突入部隊として選ばれたジークと黒のライダーは、黒のライダーの乗騎である魔獣「ヒポグリフ」、ルーラーと黒のアーチャーは飛行機、獅子劫と赤のセイバーは戦闘機とそれぞれに乗って空中庭園を目指す。対する天草四郎は彼らを撃ち落とそうと赤のアーチャーと赤のライダーを派遣し、黒のアーチャーが赤のライダー、ルーラーが赤のアーチャーと対峙する。
ジークと黒のライダー、獅子劫と赤のセイバーは、赤のアサシンが起動させた空中庭園の迎撃システムの攻撃をかいくぐりながら破壊していき、空中庭園の突破口を見出そうとする。

赤のセイバーVS赤のアサシン

あらすじ4-7

しかしそこへ、赤のランサーが姿を現して「悪いが落ちてもらう」と、ジークと黒のライダーに攻撃を仕掛けてきた。黒のセイバーを憑依させてジークがこれを迎え撃ち、黒のライダー、獅子劫、赤のセイバーはついに空中庭園への突入に成功し、待ち構えていた赤のアサシンとの対決に臨むのだった。黒のアーチャーが赤のライダーに、天草四郎の計画に協力している理由は何だと尋ねると、赤のライダーは賭ける価値があるからだと答え、人類を殲滅するでもなく、選出するでもなく、何かを破壊するわけでもない、まさに救済に相応しいという計画だとも述べた。「そんな都合が良い方法があるはずがない!」と反論する黒のアーチャーは、天草四郎も含めた多くの聖人などの人間がどんな犠牲や代償を払いながらその救済を目指しても到達できなかったと叫ぶが、赤のライダーは不敵に笑いながら「たとえこの世の理で不可能だとしても、それを可能にするのが聖杯なんだよ」と返す。そして、自分も友や愛するものを失うことになった戦いの歴史から人間を解放できるのであれば、それが英雄のすることだと語り、槍を構える。黒のアーチャーも「それは傲慢というものです。あなたは運命に抗うのではなく運命を支配しようとしている」と毅然と否定し、弓を構えた。

絶望

あらすじ4-あらすじ4-4

「あの子たちもきっとこの私のように痛かったろう…この世に生を受け何かを成すことすらできずに殺されるのは…一体どれほどの絶望なのだろう…!」黒のアサシンを思い返し、沈んだ声でそう言い放つ赤のアーチャーと対峙したルーラーは、彼女の様子が一変していることに気づいた。そして「我々は最早互いの存在を認められぬ。何があろうと何が起きようと私は貴様を殺す! 貴様を倒さずして何が正義か! 何が英雄か!!」と、赤のアーチャーはさらに叫んだ後、禍々しい瘴気を放つ黒い魔獣の皮を召喚し、その身にまとった。そして、狂戦士というに相応しい姿へ変貌して、凄まじい暴威と力でルーラーに襲いかかる。対するルーラーも負けていなく、「全ての子供達が慈しまれ愛される世界を願うのは決して間違いではない。けれどその為ならばあらゆる悪を許容し執行する行いは決して認められません!!」と、渾身の力で反撃を繰り返す。

執念と殺意

あらすじ4-5

だが、赤のアーチャーはそれでも倒れることなく、空中庭園へと戦いの場を移しても、執念と殺意でルーラーに挑みかかる。そんな中、その場に割って入ったのは、黒のアーチャーとの戦いを制してきた赤のライダーだった。意外な乱入者に驚くルーラーに、「これは俺と姐さんの問題。魔性に落ちた者を討つのは英雄の役割だ」と言って、ルーラーを先に進ませる。そして赤のライダーは、自分と同じギリシャ神話の英霊として「姐さん」と呼んで慕った同郷の英霊を止め救うべく、敢えて赤のアーチャーの前に立ち塞がるのだった。

立ちふさがる

あらすじ4-1

それぞれがそれぞれの激闘を繰り広げる中、天草四郎は己の野望を果たすべく、空中庭園の最奥に聖杯への願いを叶えようとしていた。そんな中、赤のアーチャーから逃れ、最奥へと急ぐルーラーの前に赤のキャスターが現れる。「さあ開幕だ! 席に座れ! タバコはやめろ! 写真撮影お断り! 世界は全て我が舞台! 開演をここに! 万来の喝采を!」大仰で芝居がかった口上と共に、赤のキャスターは手にしていた本を開く。すると、ルーラーの周りの光景が一変する。それは、ルーラーが生きて、「オルレアンの聖処女」として名を馳せた時代のフランスだった。赤のキャスターの能力によって英雄として生きた軌跡を辿らされる中、ルーラーは残酷な光景を見せられて心を揺さぶられる。魔女として火刑に処せられる最期の場面で自分の代わりに幻影のジークが登場させられ、彼が代わりに火刑に処せられる光景。

ジル・ド・レェ

あらすじ4-2

そして、赤のキャスターの能力によって、かつて自分の右腕として付き従い、後に自分の死によって「青髭」の悪名を轟かせた殺人鬼となったジル・ド・レェとの邂逅。ジル・ド・レェが見せてきた幻影のジークの生首。それらを見せられて激しく動揺したことで、ルーラーは自分自身が気づかずにいたある事実を暴かれる。神の啓示を受けたからには全ての人の命を等しく扱わなければならなかった自分が、ジークと共に過ごし、彼と親しくしているうちに、彼を特別扱いする「好意」という感情を芽生えさせていたということ。そして、天草四郎の野望を止めるためという目的のために彼の力を必要とし、この空中庭園という死地に付き合わせてしまったこと。生前、聖女という名の英雄として大義を成すために人間らしい感情を捨て去ったはずの自分が、一人の少年と共に戦い、共に過ごす中で手に入れたひとつの人間らしい感情による温かさと罪悪感を否応なしに感じさせられ、その痛みと重さに膝をつくルーラーに、赤のキャスターは嬉々としてこう言い放つ。「人としての感情を置き去りにした時点で、人の感情を描き続けた我が輩に勝てるはずもないでしょう!」

あらすじまとめ  第23話から最終話

勝利宣言

あらすじ5-9

そこへついに天草四郎が現れ、自分の願いは叶ったと勝利宣言する。誰も傷つかず誰も穢されず誰も殺されない楽園。自分たちの誰もが夢見た世界がついに実現される、と。その世界が実現されれば、自分が好きだと思い、自分が危険な目に遭わせることになってしまったジークも救われるかもしれない。その言葉にさらに揺らがせられるルーラーの元に、赤のランサーとの激闘を制してきたジークが現れる。黒のセイバーの力を全て使い切り、傷だらけとなってここまで来た彼に驚くルーラー。「戦ってた時、死ぬことを覚悟した時、思ったんだ。あなたに会いたいと」と、静かに、真摯に思いを伝えてくるジーク。
そんな彼にルーラーは、一人の人間として自由に生きさせることを約束しながらも、死ぬかもしれない危険な目に遭わせてしまったことを詫びた。そして、その約束を守るために、ジークに憎まれることになっても置いていくべきだったという後悔を打ち明けた後、ルーラーは天草四郎に向かって一歩進み出た。しかしそれは天草四郎への降伏と協力を決意したのではなく、最後まで立ち向かうという意味の一歩だった。天草四郎への最後までの敵対と同時に、彼の人類救済を否定するルーラーに「この救済がなければ人は悪しき者として苦しみ続けるでしょう! 善性などこの世には存在しないのです! 貴方ですらも!!」と、ジル・ド・レェは狼狽する。だがそこへジークがこう割り込む。「人ひとりの力ではどうしようもない存在があるのも、善が悪に寝返ることも事実だ。でも大抵の人間は善き者であろうとしていて、その在り方を間違えることは罪じゃない! 善性などないと悲しいことを言わないでくれ!!」その叫びに後押しされ、一筋の涙を流した後、ルーラーも天草四郎とジル・ド・レェへ向かってこう訴えた。天草四郎がやろうとしている救済は人に不老不死の軌跡を与えて救うのではなく、その奇跡で人の意思や可能性の全てを押し潰し、奇跡を与えたものを永遠に敬い続けるだけの無意味な生命体の生きる世界に変えるということ。

救い

あらすじ5-8

ジル・ド・レェが青髭として犯した罪のない子供たちへの残虐の償いを天草四郎の救済に求めてもいけないもので、犠牲になった者に償う方法はないということ。自分は永遠に許されないのか、と慟哭するジル・ド・レェに、ルーラーは自分自身を憎みながらも英霊として生者を救わなければならない、と伝えた。だが、天草四郎はそれでも無意味なものにはならないと主張する。何も変わることはなくても、苦しみもなく喜びや幸福を享受することができる世界になる。これまでの60年間ずっと考え抜いたことで見出せた答えだからこそ、誰が何と言おうともこれが全人類への救いだと叫ぶ。こうして、お互いに一歩も譲れないものがあると明白になったこの瞬間、天草四郎とルーラーは刀と旗をそれぞれ突きつけあって「それゆえ私はあなたを殺す」「それゆえ私はあなたの夢を壊す」と言い放った。そして、ルーラーはジル・ド・レェに旗を手渡した後、腰に差していた剣にゆっくりと手をかけた。その瞬間、彼女の体が神々しく美しい炎に包まれ、剣の形をした凄まじい力となる。それを見て、聖杯に特攻を仕掛けるつもりだと見て取った天草四郎は、聖杯の力をルーラーにぶつけて相殺にかかり、ジル・ド・レェが旗を掲げて結界を展開し、決死の覚悟で防御にかかる。

最後の炎

あらすじ5-7

激突する両者。この勝負の結果、天草四郎の力よりもわずかにルーラーの力が上回り、炎となった彼女自身を核とした剣が聖杯に叩きつけられた。崩壊する聖杯だったがあと一歩という所で届かず、8割以上が欠損した状態でその機能は維持され、力を使ったことでルーラー、ジル・ド・レェもこの場から消滅してしまう。だが、間髪入れずに死線を掻い潜ってきた黒のライダーが現れ、ヒポグリフに跨って聖杯に特攻をしかける。その時、激闘の末に獅子劫と赤のセイバーを倒すも逆に二人の決死の攻撃で致命傷を負わされた赤のアサシンが現れて、渾身の力で相殺にかかる。これで、こちらに残された戦力は黒のセイバーの力を失ったジークのみとなった。対する赤の陣営も赤のランサーはジークによって倒され、赤のアーチャーと赤のライダーは激闘の末に相討ちとなった。

相応しい幕引き

あらすじ5-6

さらに赤のキャスターもまともに戦う力を持たないことから天草四郎はサーヴァントを全て使い切った状態となり、もはや動けるのは自分自身となっていた。「この戦いの勝者が全てを得るか…なるほど、聖杯戦争に相応しい幕引きだ」そう言い放った後に天草四郎は刀を唸らせ、ジークも剣を引き抜いて構える。そして、ふたりは互いに名乗りを挙げた後、最後の力を持って突撃し合った。激しく剣戟を交わすジークと天草四郎。天草四郎はルーラーの特攻を防ごうとした代償で右腕を失い、さらに体も傷だらけと文字通りの満身創痍だが、気概は衰えていなかった。「隻腕だと思って甘く見るな! この程度の修羅場飽きるほどくぐっている!!」そう吠えると共に、空間から召喚する大量の黒鍵も絡めて猛攻を仕掛ける天草四郎。

黒のバーサーカーの姿

 

だがその時、ジークの体が輝き出し、信じられないほどの力が彼に満ち溢れ出し、天草四郎を押し返し始めた。意外な事態に驚く天草四郎、赤のキャスターと赤のアサシン。その時、後をこっそりとつけてきて、道中で黒のライダーと合流してこの場にまでやってきたカウレスは、ジークの放つ輝きに黒のバーサーカーの姿を見た。そして、赤のセイバーとの戦いで放った黒のバーサーカーの最後の電撃が、力をジークに譲り渡していたことに気づいた。「そうか、お前、そこにいたのか…ずっと、ずっと、一緒に戦ってくれていたんだ!」と、カウレスは声を震わせる。黒のセイバーと同じようにジークと一体になり、サーヴァントとしての形を失ってもなお一緒に戦ってくれた黒のバーサーカーに奮い立ったカウレスは、全力でジークを声援した。

決した勝負

あらすじ5-5

思わぬ猛反撃に追い詰められるも、逆上してその勢いに乗って最後の最後まで抗戦を試みる天草四郎。「人の明日を拒むなジーク!!」と叫ぶ天草四郎に、「俺はお前をどこにも行かせはしない!!」と、ジークは黒のバーサーカーと同じ自爆の電撃を最後の一撃として叩きつける。天草四郎を貫く電撃。その瞬間、勝負は決した。そして、致命傷を負った上に、マスターである天草四郎も倒されたことで主である赤のアサシンが完全に力を失ったことで、空中庭園は崩壊を始める。天草四郎が赤のアサシンに看取られながら共に消滅していき、マスターを失った赤のキャスターも聖杯大戦の結末を見届けられたことに狂喜乱舞しながらも空中庭園と運命を共にしていく。しかし、天草四郎は願いを既に成就させて聖杯を発動しており、ジークたちには彼を倒すことはできても聖杯を破壊する力は残されていなかった。

ファヴニール

あらすじ5-4

そこでジークは最後の手段として、聖杯を「世界の裏側」と呼ばれる、人間では行くことができない場所へと運ぶことで願いを阻止する決断を下した。そしてこの決断の裏側には、令呪を使い果たしたジークの体が、黒のセイバーが生前に重ねた幾多の冒険の中でファヴニールと呼ばれる邪竜と戦い、これを討ち倒す際、心臓に受けてしまった呪いによって、邪竜ファヴニールの姿に変貌を始めているという事実があった。さらに幻想種と呼ばれる生き物でもある竜は人間の世界では生きていけないため、世界の裏側に移り住まないといけないことでもあった。

望まない結末

あらすじ5-3

その決断に驚き、泣きじゃくって、黒のライダーはジークに縋り付いた。「それは誰も望まない結末だ! 僕はそんな運命の為に君を助けたんじゃない!」涙ながらに訴えてくる黒のライダーを、ジークは「短い間だが俺は色んな物を見てきたつもりだ。人間は複雑だ。でも確かな事が1つだけある。ライダーもルーラーも、人間を信じているんだろ?」と、優しく諭す。黒のライダーやルーラーがここまで傷ついても守ろうとした世界に生きる人間の足掻きや必死の努力を価値のないものにしたくないから、自分はこの結末を選ぶ。だから黒のライダーには自分の代わりに誰かを助け、誰かと一緒に喜ぶことでこの世界に関わってくれともジークは頼んだ。その言葉に黒のライダーも泣くのをやめて、「参ったな…マスターの命令なら従わなきゃね」と、笑顔で頷いた。黒のライダーはジークと別れ、カウレス、そしてルーラーがこの世界に召喚される憑代として選ばれた少女・レティシアを連れて、ヒポグリフで空中庭園を脱出する。その直後、聖杯を抱えて、空の彼方へと向けて羽ばたいていく巨大な黒い竜の姿を見た。そうして邪竜ファヴニールに生まれ変わったジークを見てカウレスは息を呑み、黒のライダーとレティシアは静かに、だが喜びに涙を流した。

再会

あらすじ5-2

こうしてジークの活躍により聖杯大戦は終結し、カウレスやフィオレら生き残ったマスターたちは、それぞれの日常へと帰っていき、黒のライダーはヒポグリフと共に世界への自由気ままな旅に出た。そして、ファヴニールとなって世界の裏側へと旅立ったジークは長い間、たった1人で世界を彷徨ったが、そこでルーラーと再会を果たす。ファヴニールから人の姿へと戻ったジークの手を手に取り、ルーラーは頬を赤らめながらこう告白した。「――私は、あなたに恋をしています」。

あらすじまとめ 最後に

あらすじ5-1

最後までご欄頂きありがとうございます。
如何でしたでしょうか?アポカリファは「様々な関係」と「思い」がテーマだと個人的に思います。この作品は魅力が詰まっているからこそ人気のアニメだと思います。
また、フェイトシリーズの「ヘブンズフィール」もまとめますのでぜひ
そちらもご欄下さい!

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