いよいよ2022年7月よりテレビアニメが始まる「転生賢者の異世界ライフ」。最近は転生モノの作品が非常に多く、「また転生モノか」と思われるかもしれませんが、本作は強力な魔物をテイムして戦うのではなく、最弱のスライム達と協力してドラゴンなども倒して行くという、ちょっと変わった作品となっています。今回はそんな本作のあらすじを一足先に紹介していきます。
目次
転移？転生？謎過ぎるいきなりの異世界召喚
基本的に異世界「転生」モノと言えば、不慮の事故や病気などで命を落とし、異世界で生まれ変わる事を言います。それに対し、異世界「転移」モノといえば、突然魔法陣などが現れ、姿や記憶を維持したまま異世界へと移動してしまう事を言います。では本作はどうなのかというと……ある日突然自宅で仕事中、パソコンに「あなたは、異世界に召喚されました！」というウィンドウが現れ、放置した結果、承諾したとみなされ異世界へ召喚されてしまいます。という事は異世界転移（異世界召喚）モノだと思うのですが……本作のタイトルは「転生賢者の異世界ライフ」。ハッキリ「転生」というタイトルを使っているので、召喚された時点で命を落としている？などなど……ちょっと謎の多いスタートとなっています。
うっかりいきなりスライムをテイム
ユージは異世界に召喚されると、「これは夢だ」と思い、真っ先に死んで目を覚まそうと考えました。そこで偶然近くにいたスライムを体に乗せて自分を殺させようとするのですが、スライムはユージに懐いてしまい、殺してもらうどころか仲間になってしまう事態に。さらにそのスライムを連れて廃墟に入ると、仲間のスライム達を連れてきてしまい、いきなり80匹のスライムをテイムする大所帯となってしまいます。そしてそのスライム達は廃墟の本を読み漁り、読んだ本はスライムを通してユージの経験となり、ユージは賢者の職業を手に入れます。
最初の敵はいきなりクライマックス？
80匹のスライムを仲間にした駆け出しテイマー（賢者）のユージ。とりあえずお腹が空いたと思い、廃墟の扉を開けると……そこにいたのは巨大なドラゴンでした。確かに肉を食べたいとは考えていましたが、あまりのハイレベルな肉にドン引きするユージ。スライム達もドラゴンを見て大慌てです。右も左もわからず、どの魔法がどんな威力なのかもわかっていなかったユージは、とりあえず強そうな「終焉の業火」を発動。するとドラゴンは骨だけになってしまいました。この時点でユージは「自分が本当に異世界へ召喚されたのでは？」と考えるのですが、「あのクソみたいな会社に戻るよりマシ」と考え、元の世界に戻ろうとは微塵も考えていません。ちなみにこの時倒したドラゴンは骨だけになってしまっていたため、食べるところは残っていませんでした。
ファスタンの街で冒険者登録
スライムを使って近くに街を発見したユージは、ファスタンという比較的小さな街へやってきました。そこでユージはお金を稼ぐため、冒険者登録する事にします。街ではユージが先ほど使った「終焉の業火」の影響が出ており、天変地異か、人知を超えた大魔法か……村人たちは戦々恐々としていたようです。ギルドでは自分の使える魔法を正直に書いたところ、信じてもらえず嘘つき扱いされる始末。それでも何とか冒険者試験を受ける事が出来たユージは、規格外の能力を発揮し、15年ぶりとなる優秀な人間に送られる特別枠での合格、さらに索敵者としては実質最高ランクの視覚である、Ｂ級索敵者の視覚も手に入れました。この「Ｂ級索敵者」という能力は非常に重宝されており、パーティーに1人いれば死亡率が1/5になると言われています。
新たな仲間、プラウド・ウルフ
ユージがテイムした二種族目となるモンスターは、プラウド・ウルフという大きな狼でした。名前と見た目は強そうだったのですが、ユージに捕まり「魔物意思疎通」を使って話をしてみると……超弱腰で、大泣きしながら命乞いをしだすプラウド・ウルフ。名前をそのまま直訳すると「誇り高い狼」になるのですが……この弱弱しい態度にユージはもちろんスライムさえもドン引きしていたのですが、移動手段として便利そうだという事で、ユージはプラウド・ウルフをテイムする事に。仲間になってからもすぐに隠れたりヘタレ狼なところは変わりませんでしたが、命令されれば少々危険な任務でも必死に遂行するなど、意外とガッツのあるところも。スライムは移動速度が遅いため、スライムの移動にも重宝されています。ちなみにプラウド・ウルフが仲間になるのはコミックス第2巻。今後もテイマーとしてどんどん仲間を増やしていくのかと思われましたが、次にテイムでモンスターが仲間になるのはコミックス第8巻でした。それまでモンスターの仲間は増えません。
弱ったドライアドを助けろ！
ギルドの依頼で「ドライアの花」を探しに森へと向かうユージたち。しかし以前ドライアの花が咲いていた場所に、花は咲いていませんでした。その理由は花を咲かせるドライアドが弱っていたから。スライムに案内され、ドライアドの元へ行くと、そこには呪いの力により弱りはてたドライアドがいました。最初は悪い人間が呪いの魔石を置いていったため、人間を警戒していたドライアド。しかしユージがドライアドの魔力を回復し、警戒を解くと、呪いの魔石がある場所へと案内してもらいます。解呪の魔法で呪いを解き、中から現れた数百の魔物も一網打尽にしたユージは、無事ドライアの花を大量にゲット。無事に依頼をクリアしました。
押し寄せる大量の魔物たち
ドライアの花を持ち帰ったユージたちを待っていたのは、次なる大事件でした。少なくとも1万はいる魔物たちが突如出現。ファスタンの街に向かって進行し始めます。打つ手なしと判断した冒険者ギルドは、市民の避難を考えるのですが、そこでユージは策があると言いだし、15分間凌げば何とかなると断言します。冒険者たちが時間を稼いでいるうちにスライムを配置し、「魔法転送結界」を街の外側に展開すると、ユージは「終焉の業火」を2発発射。ＭＰの枯渇により意識を失っていしまいますが、目を覚ますと魔物の大半は消し飛んでおり、冒険者たちが残党を討伐していました。その後ユージは「英雄」「竜殺し」など周りが大騒ぎして収まらない為、次の街へ移動する事を決意します。
神話級ドラゴンとの戦い
アース・ドラゴンの居場所を特定する依頼を受けたユージは、この世界にきて初めて4人パーティーを組む事になります。道中でそのうちの1人が裏切ったりもしましたが、ユージの能力であっさりと事を治めた3人は、見た事も無いドラゴンを発見。災害級と判断し、ギルドに報告するため街へ戻ります。道中でアース・ドラゴン（普通の森に現れるモンスターでは最強クラス）をあっさりと撃退し、街へ報告に戻った3人。そのドラゴンの特徴を話すと、神話に出てきたドラゴンと似ている事が発覚します。3日で大陸を破壊すると言われている神話のドラゴンに対し、ユージはスライム達を連れて1人で討伐へ向かいました。
ケシスの短剣
デライトの青いドラゴンとの戦闘を開始し、いきなり「極滅の業火」で先制攻撃したユージでしたが、弱点属性の攻撃が直撃したにもかかわらず、ドラゴンはかすり傷程度のダメージしか負いませんでした。そこでユージが取り出したのが、ケシスの短剣という武器でした。ケシスの短剣は先端部分に魔法を集中する効果を持っており、ユージは「終焉の業火」を使って剣先の威力を最大限まで上げる作戦をとります。一撃目で目を貫通し、大ダメージを与えたユージ。しかし倒しきるには至らず、反撃を受けてしまいます。絶体絶命のピンチを迎えたユージでしたが、その時「天撃」という特殊スキルが使えるようになり、この一撃でドラゴンを地上へ叩き落します。そして最後は地上へ落ちたドラゴンに対し、終焉の業火を使ったケシスの短剣で一撃。ドラゴンの首を斬り飛ばし、辛くも勝利する事が出来ました。
「転生賢者の異世界ライフ」あらすじまとめ
ここまで「転生賢者の異世界ライフ」のあらすじを紹介してきましたがいかがだったでしょうか？ここで一区切りつくので、この辺りまではアニメ化してくれると思うのですが……まだどこまでアニメ化されるかはハッキリわかりませんが、今からアニメ放送が楽しみです。
