本作のタイトルは「転生賢者の異世界ライフ」となっていますが、主人公は賢者兼テイマーという、職業を2つ持つ特殊な存在であり、テイムしたモンスターに賢者の能力を使いモンスターを倒して行く。このスタイルで物語は進んでいきます。そこで今回は主人公がテイムして仲間にしたモンスター、そして敵として登場した敵モンスターを紹介していきます。
スライム
スライムと言えばどんなアニメやゲームでも、一番最初に現れるだけの雑魚キャラなのですが、本作ではスライムが主人公と言っても過言ではありません。一番最初に現れて、まだ異世界に戸惑っていたユージにテイムされたのがスライム。というよりも、勝手にユージの手に乗っかり、勝手にテイムされて仲間になりました。スライムの強さ自体は他アニメ同様大したことは無いのですが、ユージの魔法を付与される事によって、強大な魔法を使う事が可能に。また、ユージがテイムしなくても勝手に仲間になっていくことが多く、その土地その土地でスライムがスライムを勧誘し、数百匹単位でどんどんスライムが増えていきます。
レッドスライム
スライムの亜種。火山へ向かった際、現地で発見し、スライムの勧誘により仲間になりました。頭に炎を持っているのが特徴ですが、他のスライムと能力は変わらず、特に特殊な技を使ったりするわけではありません。火山に生息しているものの、食べ物の好みも同じで基本的にはっぱを食べて生きています。
ドラゴン
本作にはドラゴンが多く登場するのですが、その中でも最初に登場したのがこのドラゴン。正式名称などは無く、「ドラゴン」と記載されていました。ユージが尻尾で殴り飛ばされても殆どダメージを負っていなかったり、初期レベルの「終焉の業火」一撃で骨だけになってしまっていたので、ドラゴンの中では弱い部類だと思われます。
プラウド・ウルフ
ユージがスライムの次にテイムしたモンスターで、スライム同様レギュラー化しているモンスター。プラウド・ウルフというカッコいい名前とは裏腹に、性格はヘタレで臆病。すぐに命乞いをしたり、強敵が現れると真っ先に隠れてしまったりします。仲間になってからは移動手段として使われる事が主な仕事。ユージを乗せて移動したり、スライムを背中に乗せて運んだりします。ちなみに魔道具をつけた状態なら、時速100km近いスピードで障害物にぶつかる事なく移動する事が可能。臆病ですが、ユージの命令はしっかり聞く真面目なところもあります。
ドライアド
モンスターではありませんが、森の妖精で薬を作ったりする事が得意。ユージにより森の危機を救ってもらい、テイムされた訳ではありませんが、困った時には度々表れてユージを手助けします。移動できる範囲内であれば、木を通って瞬時に移動が可能。例えば室内にある観葉植物であっても、外部から木を通して室内へ移動する事が出来ます。
アース・ドラゴン
Bランク上位のモンスター。Bランクと聞くと弱そうにも聞こえますが、一般的にBランク上位は、普通の森で出る魔物の中では最強クラスとされています。（Eランク冒険者程度なら、姿を見ただけで戦意喪失して隠れてしまうレベル）ちなみにアース・ドラゴンに対しては、ユージが「極滅の業火」一発で仕留めてしまいました。
デライトの青いドラゴン
災害級のさらに上、神話級レベルのドラゴン。強力な水の魔力を持っており、3日間で一気に成長し、成長しきれば3日で大陸1つを消滅させると言い伝えられています。弱点は火属性ですが、アース・ドラゴンを一撃で仕留めた「極滅の業火」が直撃してもかすり傷程度のダメージしか負いませんでした。最終的にユージは「ケシスの短剣」というアイテムを使い、「終焉の業火」を短剣の先端に集中。一撃目でドラゴンの眼をえぐり、特殊スキルの「天撃」で追撃。最後はもう一度「終焉の業火」を使い、ようやくドラゴンの首を刎ねる事に成功しました。
レッサーファイアドラゴン
ファイアドラゴンは大きく分けて全部で3種の種族が存在し、一番弱いのがレッサーファイアドラゴン。その中で特殊な力を持って生まれたのがブルーレッサーファイアドラゴン。そして全ての王的な存在がファイアドラゴンです。すべての種族に共通しているのは弱点が水だという事で、レッサーファイアドラゴン程度であれば、放水だけで倒す事が可能。ブルーレッサーファイアドラゴンになると放水では倒す事が出来ず、範囲凍結・中（周辺を氷漬けにする魔法）を10連発してようやく倒せるレベルでした。
ファイアドラゴン
そして最後のファイアドラゴンは、火山から登場してサイズも桁違いの大きさ。雨や川の水でダメージを受けますが、ブルーレッサーファイアドラゴンを倒した範囲凍結・中×10でも致命傷を与える事は出来ませんでした。最終的には「永久凍土の呪詛」により氷漬けにして倒す事が出来ましたが、過去に暴走した状態で放置した結果、街を3つ破壊した事もあると言われていました。
スラバード
「スラバードくん」「スライムくん」と呼び合うほど、スライムと仲の良いモンスターで、ユージがスライム、プラウド・ウルフに続いてテイムした3種族目のモンスターです。空は飛べますが戦闘はからっきし。スライムとは共生関係であり、スライムが移動したい時には乗せて移動し（スライムは乗っていると言っていますが、実際は頭を鷲掴みにされている）、代わりに雨が降った時はスライムたちに隠れ場所を教えてもらっています。ちなみに雑食のようで、肉もモリモリ食べています。
バオルザード
これまで戦ってきたドラゴンが小さく見えるほど、圧倒的な大きさを誇るドラゴン。「救済の蒼月」により呪術を使われ封印され、地下深くでとらえられていた所をユージたちが解放。その後、ユージにテイムされる事になります。身体は大きいですが穏やかな性格をしており、住処近くにある村からは、神のようにして崇められていました。
作中に登場するモンスターまとめ
ここまで作中に登場するモンスターを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。今回はコミックス9巻までに登場するモンスターを紹介してきましたが、意外にもテイムされたモンスターは4種だけでした。この先どれだけのモンスターが仲間に加わるかは分かりませんが、アニメではおそらくテイムしてもこの4種までだと思われます。
