今年から放送を開始する「イジらないで、長瀞さん」のアニメ版ですが、本作をチェックしてみる前に本作に登場する数々の魅力あるキャラクターについて紹介していきます。本作に登場するキャラクターはどのキャラクターも超ド級のドSキャラばかりです。主人公の非力さを強調するためとはいえ、そのあまりのドSさにひかれてしまった読者も多いはず!今回はそのような個性豊かなキャラクターたちについて簡単にまとめて紹介していきますね。
八王子 直人(はちおうじ はやと)
本作の主人公です。数々のドS美少女に囲まれて高校生活を送っています。一部の読者からは羨ましくてしょうがないシチュエーションで高校生活を送っている八王子ですが、本人としては冒頭で後輩(長瀞さん)に泣かされたことを不甲斐なく思ったりと、男性として逞しくありたいという願望があるようです。
見た目
メガネに天然パーマといういかにもオタクな見た目をしています。体型もヒョロガリといった感じで、長距離走などのイベントの再には女子である長瀞さんよりも早くへばっていました。
主人公のちょっと面白い視点
本作は主人公である八王子直人の視点で描かれているのですが、本作を読んでいて八王子の「面白い癖」に気づいた方はいるでしょうか?よく観察してみるとわかるのですが、八王子は基本的に人の顔を直視することができません。その証拠として長瀞さんや長瀞フレンズと初めてあったシーンでも彼女らの顔は細かく描かれていません。これは主人公が無意識に人の顔を見ないようにしていることの表れなのです。
主人公から見たうざキャラ
このことがわかると本作に登場する主人公以外の男キャラクターが軒並みウザく描かれていることにも納得がいきます。というのも、これらのキャラクターは本当にウザいわけではなく、陰キャである主人公から見ると過度に絡んでいるように思えてしまっているだけなのです。
男らしいところも!?
上記の解説で皆さんの評価ガタ落ちしてしまったであろう本作の主人公の八王子ですが、長瀞さんのためなら恥ずかしさを顧みず、大胆な行動をとれることもあるようです。長瀞さんの一言がきっかけとはいえ、八王子から長瀞さんをデートに誘ったりと、進歩がないように見えて案外自身からちゃっかり進展させているのが八王子なのです。
内面と絵
本作ではキャラクターの本音や気持ちをそのキャラクターが描く作品として表現されています。例えば、八王子が作品を描くときに無機物しか描けないといっているのは、他人に目を向けて理解しようと思えない自身への逃避の表れだったりします。逆に考えると、八王子が長瀞さんだけは生き生きと描けるのは、それだけ八王子が長瀞さんと正面から向き合うことができているということの表れでもあるのです。
長瀞 早瀬 (ながとろ はやせ)
本作のヒロインです。本作に登場する数々の女性キャラクターの中でも、最もドSで主人公の八王子にあたりの強いキャラクターであるといえます。八王子と初めてあった瞬間から八王子をターゲットととしてからかっており、八王子の高校生活最大の悩みの種でもあるのです。
超ドS
長瀞さんを一言で説明するなら「超ドS」という一言に尽きるでしょう。本作の題名にもある通り、長瀞さんのあまりに激しい主人公いじりに「もう、これ以上いじらないで!」と心の中で叫んでしまった読者も多いのではないでしょうか?近年は大ヒット作品『からかい上手の高木さん』の影響で、内向的な主人公をヒロインがいじり倒すという作品が流行していますが、それにしても長瀞さんほどの過激なヒロインは珍しいのではないでしょうか、主人公泣かせてますし、、
他の男性キャラクターには興味なし!?
他の作品では見ることができないほどの超ドSぶりを発揮して、全国の読者をドン引きさせているヒロイン長瀞さんですが、どうやらよく読んでみると他の男性キャラクターにはこれっぽっちも興味がないようです。
本音もしっかり描かれている
そんな、一見ただの意地悪なヒロインにしか見えない長瀞さんですが、長瀞さんの本音もやはり絵として描かれています。一話一話の終わりのページに長瀞さんの本音が毎回鉛筆描きで描かれているのです。これもキャラクターの本音を絵として描くというルールに従った表現なのです。
主人公とは真反対
そんな超ドSの長瀞さんですが、性格だけでなくその他のスペックも主人公とは真反対なようです。本来、運動神経もずば抜けていて、ルックスもよく、他の男子からも評判のいい少女なのです。
サンズ!?
長瀞さんの最大の特徴といえば極度なまでに意地悪に描かれた、その表情でしょう。主人公をからかうときの悪魔的な表情の全てに虜になってしまった読者も多いのではないでしょうか?しかし、一方で長瀞さんの表情を意地悪に描きすぎて、アンダーテールのサンズのように片目が光ってしまっているシーンもあります。
桜
長瀞フレンズの一人で、ザ・ギャルな見た目をしているキャラクターです。しかし、概ねこのような作品は、一人はギャルが登場することが多いのですが、最近の学校にギャルはほとんどいないですよね。ギャルなんてとうの昔に絶滅してしまっているのです。桜を含めた創作に登場するギャルはもはや、創作物の中でしか見れない妖精のような存在であると言えるでしょう。つまり、ギャルは妖精です。桜ちゃんは妖精なのです。
主人公を誘惑
その見た目の通り、桜は作中で隙さえあれば主人公を誘惑しようとします。本作では桜の誘惑によってオドオドするしかない主人公と長瀞さんのなんともいえない顔芸を観ることができるんですね。
ガモちゃん
長瀞フレンズの一人です。本作に登場する女性キャラクターの中では長瀞さんに続いて二番目にキツイ性格をしているキャラクターでもあります。作中では長瀞さんのいないところで主人公を煽ったり、長瀞さんを逆に煽ったりするなど、どのキャラクターにも牙を見せるキャラクターでもあります。
珍しい立ち回り
主人公が一方的にからかわれることが多い本作において、長瀞さんに対して逆にちょっかいを出すことができるガモちゃんの存在は、ある意味なくてはならないものであると言えるでしょう。長瀞フレンズの中でも特に注目すべきキャラクターであることは間違いないでしょう。
ヨッシー
長瀞フレンズの一人です。長瀞フレンズの中でもずば抜けて精神年齢が低く、興味本意で主人公をからかうことがよくあります。他の長瀞フレンズと異なり計算しないでアクションを起こすことが多々あるので、作中でなんらかのトラブルを起こすことが多いのもこのキャラクターの特徴です。
本作のロリ枠
ヨッシーは本作に数多く登場する女性キャラクターたちの中でも唯一と言ってもいいロリ枠であり、一部のマニアックなファンから熱狂的な人気を得ているキャラクターでもあります。まさに、長瀞フレンズ内のダークホースなのです。
部長
主人公の所属している美術部の部長です。主人公が「部長はすごい」と太鼓判をおす程の画力と想像力を有しているキャラクターです。本作でダントツと言って良いほどの存在感とプロポーションを有しており、多くのファンを抱えています。
画題は自分自身
部長の特徴といえば、間違いなく自分自身しか画題にしないという謎のこだわりを持っていることでしょう。本作は自身の内面が絵として描かれるという解説をしましたが、自身の裸体を題材にしていることからも、部長の自身に対する強烈な自信がうかがえます。
愛
部長は絵に最も必要なものは描き手の「愛」であると発言しています。この作品において、絵というのは自分自身の内面の投影であって、つまりは自分の心そのものなんですね。だから部長の言うところの「愛」というのは、自分自身を愛するということなのです。まさに主人公に対してぴったりのアドバイスなんですね。
部長は自己愛の塊!!
だからこそ部長はあそこまで過激に自分自身を描いているのです。部長が自身を描き続けるのには部長の絵を描くことに対する独自の哲学が投影されているのです。
長瀞姉
突如として登場した長瀞さんの姉です。長瀞さんが風邪をひいて休んでいた際にお見舞いに行った主人公と初めて対面しました。長瀞さんとは一味違った魅力を持っているキャラクターなので、長瀞姉もまた人気のあるキャラクターとなっています。
通報されかけた!
今となっては主人公の存在を認知している長瀞姉ですが、初登場時には家の敷地に入っていた主人公を顔色一つ変えずに通報しかけるなど、平然と恐ろしいことを仕掛けてくるキャラクターでもあります。
まとめ
いかがでしたか?今回は『イジらないで、長瀞さん』に登場する数々のキャラクターについて解説していきました。本作では数々の魅力的なドSキャラクターが登場しますので、ぜひ今年放送されるアニメ版を見てみてくださいね!