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【BEASTARS】の原作者・板垣 巴留先生とは一体どのような人物なのか

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大人気漫画作品である「BEASTARS」って知っていますか?アニメも大好評のうちに放送終了し、2021年現在アニメ第2期もスタートしたことで、かなり盛り上がっている作品の1つです。そんな「BEASTARS」の原作者は板垣 巴留(いたがき ぱる)先生です。板垣巴留先生とはいったいどのような人物なのでしょうか。こちらの記事では原作者の板垣巴留先生について紹介していきます!

原作者・板垣 巴留(いたがき ぱる)先生ってどんな人物なの?

作者

板垣 巴留(いたがき ぱる)先生は女性の漫画家さんであり、1993年9月9日生まれ、東京都出身です。左利き。代表作は「BEASTARS」。週刊少年チャンピオンにて連載しています。ちなみにお父さんは同じく漫画家の板垣恵介先生です。

板垣巴留先生の来歴について

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「BEASTARS」は擬人化された動物たちが登場する漫画作品ですが、板垣巴留先生は幼少期から動物をモチーフにしたイラストや絵画を描くことを趣味としていました。他にない個性を持っていたということもあり、小学校時代から周囲の子どもたちによるイラストへの矛盾点の指摘、からかって遊ぶような態度が嫌だったということで、キャラクターひとりひとりの細かい設定を決めた上で絵を描くようになりました。ちなみにそのときは父親の板垣恵介先生は仕事の都合により家にいることは少なく、お母さんと過ごすことが多かったようです。ちなみに父親の作品に関しては板垣巴留先生が好んで読んでいた少女漫画(「ちゃお」など)と並行して読んでいたとのこと。

学生時代の板垣巴留先生について

作者

その後、垣巴留先生は映画製作を志して武蔵野美術大学造形学部映像学科(現造形構想学部映像学科)に進学します。そこで映像制作の苦労を痛感しましたが、映画製作作業と漫画家の共通点を見出して漫画家を志すようになります。その後、大学時代にてこれまで描いていたイラストをもとに描いた漫画作品を同人誌にして学祭で販売し、そのときの楽しさをきっかけに大学での就職活動と並行してプロ漫画家を目指したいという思いが強くなっていったそうです。ちなみにこのとき執筆した同人誌にはすでに、のちの「BEASTARS」に登場するレゴシとハルの原型とも言えるキャラクターが出てきています。

就職活動と漫画家デビュー

また父親からのアドバイスを受けていた板垣巴留先生は、プロ漫画家を目指すことについては大学を卒業し、就職して落ち着いてからという予定にしていたのですが、なんと就職活動に失敗をします。さらにアルバイトでの失敗も重なり悩む日々でしたが、大学時代に執筆した同人誌を読んだ父親が感銘を受け、かつての担当編集者にも同人誌を見せたことで、編集者から面会の希望を受けます。

漫画家デビュー

その後持ち込んだネームが編集者から認められたことにより「週刊少年チャンピオン」での掲載が決まり、2016年には「BEAST COMPLEX(ビーストコンプレックス)」の第1話「ライオンとコウモリ」が掲載され、漫画家としてのデビューを果たします。こちらの作品は短期連載作品でしたが、その後ついに「BEASTARS」の連載を開始し、複数の受賞を果たします。

顔出しをしていない板垣巴留先生

作者

ちなみに普段の板垣巴留先生は顔出しNGとしており、公の場に登場するときには「BEASTARS」の登場人物「レゴム」のかぶり物を被っています。第11回マンガ大賞の授賞式でもこの姿で登壇していました。

板垣巴留先生の受賞歴について

代表作「BEASTARS」ではさまざまな賞を受賞している板垣巴留先生。受賞歴としては2017年 このマンガがすごい!2018(宝島社)オトコ編 第2位、2018年 第21回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞、2018年 第11回マンガ大賞大賞、2018年 第22回手塚治虫文化賞新生賞、2018年 第42回講談社漫画賞少年部門があげられます。

板垣巴留先生の作品一覧

そんな板垣先生の作品一覧としては、「BEAST COMPLEX」(「ライオンとコウモリ」「トラとビーバー」「ラクダとオオカミ」「カンガルーとクロヒョウ」「ワニとガゼル」「キツネとカメレオン」「シマリスと(ユキウサギ)」まで収録)「BEASTARS」「パルノグラフティ」などがあげられます。また読み切り作品としては「白ヒゲとボイン」「マンガ麺」などがあげられます。

板垣巴留先生の代表作「BEASTARS」が生まれるまでの経緯

ビースターズ

そんな板垣巴留先生の代表作といえばやはり「BEASTARS」でしょう。「BEASTARS」は、板垣巴留先生が同様のテーマを掲げて描いた短期集中連載作品である「ビーストコンプレックス」の人気をきっかけとし、本格的に連載が始まった作品の1つです。大学時代に執筆していた同人誌のキャラクターのひとりである「レゴシ」を高校生にし、舞台を高校にしました。世界観をそのままに少年漫画っぽく仕上げて連載がスタートします。

どのようなストーリーなのか?

「BEASTARS」については擬人化した動物たちをモチーフとして描かれています。動物たちがメインとはいえ、いわゆるほのぼのストーリーとは大きくかけ離れていて、表面上平和な高校生活のなかに潜むヒューマンドラマを描いています。普段人間が隠しているような人間の本性の部分を動物たちに置き換えて、種族を超えた恋、友情、対立などをリアルに描いた作品として評価を得ました。

講談社漫画賞・少年部門受賞

そんな「BEASTARS」は、週刊少年チャンピオンとしては第3作目の「講談社漫画賞・少年部門」を受賞します。これは「ブラック・ジャック」「弱虫ペダル」以来の大快挙であり、そのほかにも第11回マンガ大賞にて大賞も受賞。秋田書店のマンガの中では、大賞を受賞した初めての作品となります。さらに単行本の売れ行き具合もかなりのものであり、2019年8月の時点で単行本累計発行部数は300万を突破し、さらに2019年10月にはアニメもフジテレビ「+Ultra」枠にて放送、ネットフリックスでの独占配信も開始しました。そしてさらに2021年には待望のアニメ第2期放送開始しています。

板垣巴留先生の描いたエッセイが発売!

エッセイ

また板垣巴留先生はエッセイ漫画も執筆されています。「パルノグラフティ」という作品は、自分の家庭環境や学生時代について綴った作品です。板垣巴留先生の父親である板垣恵介先生は格闘マンガの金字塔とも言える作品である「刃牙」シリーズの作者です。そんな父親と、母親、姉2人、そして祖父や祖母と過ごした日々を垣間見ることができます。漫画作品の中ではなかなか見ることができない板垣巴留先生の生活ぶりを知ることができる作品であり、ファンにとっては新鮮な作品となるでしょう。

大学時代に執筆していた漫画がきっかけ

ちなみにこのエッセイについても、大学時代に執筆していた漫画がきっかけとなっています。板垣巴留先生は大学時代の1年間、継続して週に1回ブログにエッセイ漫画を上げていました。それを読んだ編集さんからエッセイ漫画連載の話を持ちかけられたことがきっかけです。板垣巴留先生にとってこのエッセイ作品は、記憶の断片を自分の脳内の中で解析するものだったんだとか。

「BEASTARS」の原作者!板垣巴留先生についての紹介まとめ

作者

以上が「BEASTARS」の原作者である板垣巴留先生についての紹介まとめでした。いかがだったでしょうか。大人気漫画作品の原作者である板垣巴留先生の来歴や受賞歴、その他作品などについても紹介しました。お父さんも漫画家というのには驚きですね。またかなり前からレゴシのもととなるキャラクターが存在していたというのもびっくりです。大学時代に執筆した同人誌がもとになっていたのですね。板垣巴留先生についてもっと気になる方はぜひ、その他の作品についてもチェックしてみてくださいね。

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