2013年から『週刊少年ジャンプ』にて連載が始まったバトルアクション作品で、作者は葦原大介さんです。2019年からは『ジャンプスクエア』にて連載となっています。アニメ第一期(全73話)が2014年10月~2016年4月まで放送されており、2020年に第二期が放送予定となっています。ネイバー(近界民)から地球を守る組織「ボーダー」。そこに所属する主人公の三雲修はゲートの外から来たネイバーの空閑遊真と出会います。学校に襲来したネイバーと戦う三雲でしたが、力及ばず苦戦しているところに空閑が「トリガー」を使い助けに入ります。ボーダーの三雲とネイバーの空閑、本来敵対するはずの2人が力を合わせて戦うことになるのでした。今回は作中の敵であるネイバーについて解説していきたいと思います。
ネイバーとはそもそも何なのか?
ネイバーは英語ではneighbor表記され、「隣人や隣国人、隣り合うもの」を意味しています。作中では異次元からの侵略者を指しており、「近界民」を意味しているようです。わざわざ異次元からと言っているので、地球外の宇宙にある惑星に住んでいるわけではなく、全く別の次元に住んでいると考える方が良いでしょう。突如、日本の三門市に異世界からのゲートが開き、ネイバーは日本に侵攻してきました。ネイバーは地球とは異なる技術を持っており、地球上の兵器では効果がほとんどありません。また三門市以外での出現は確認されておらず、なぜ三門市限定で出現するのかは解明していません。
ネイバーから地球を守るボーダー
ネイバーには通常兵器では対抗できません。そこでネイバーの技術を独自で研究し、地球を守るために戦う組織、界境防衛機関「ボーダー」が設立されました。ネイバーが侵攻してきて4年経った今も、ゲートは開いたままで三門市へのネイバー侵攻は続いていますが、ボーダーの活躍のおかげで三門市から出ていく人は思ったより少ないようです。ネイバーは三門市にしか出現していないので引っ越した方が良いかと思いますが、それは現状での話であり、この先他の地域にも出現した場合、ボーダーの基地がある三門市にいた方が助かる可能性が高いからなのでしょう。
ネイバーの種類
ネイバーは大きく分けると人型かトリオン兵の2種類に分類できます。人型は遊真や、侵攻してきたアフトクラトルのように、見た目は人間とほぼ変わりません。知性がありトリガーを使って戦います。トリオン兵は知性を持っておらず、それぞれ役割が違うようです。「戦闘用」のモールモッド、「爆撃用」のイルガー、「情報収集用」のラッドなど多くの種類が存在します。レプリカもトリオン兵ですが、有吾に作られた特別仕様なので他のトリオン兵とは異なるようです。地球に侵攻してくるほとんどはトリオン兵で、人型のネイバーはそこまで多くないのでしょう。
ネイバーは異世界にある惑星国家の住民だった
ネイバーの世界ネイバーフッドは英語でneighborhoodと表記され、「近所や近隣地、周囲」などを意味します。作中では「近界」を表しており、ネイバーたちはここに住んでいます。ネイバーフッドの大半は夜の暗黒に包まれており、その中にネイバーの国々が星のように浮かんでいます。宇宙に惑星が浮かんでいて、その惑星が国というような感じですね。遊真の父有吾はこの在り方を「惑星国家」と名付けています。「惑星国家」なので、地球のように国境があるわけではありません。国と国が繋がっていませんからね。
大規模なネイバーフッド
ネイバーフッドに存在する惑星国家はこちらの世界をかすめて遠く近く周回しています。こちらの世界に近づいた時のみ、遠征船を放ちゲートを開いて侵攻することが出来るようです。一番近くになる場所がたまたま三門市ということなのでしょうか?ネイバーフッドには多くの国家が存在しているため、地球に侵攻してくる国家は毎回違います。どこの国が地球の近くにいるかを把握すれば、攻めてくる国を予想でき、事前に対策を打てるのです。ネイバーの大規模侵攻の際に、地球の近くにいた国は、広大で豊かな海を持つ水の世界「海洋国家リーベリー」、特殊なトリオン兵に騎乗して戦う「騎兵国家レオフォリオ」、厳しい気候と地形が敵を阻む「雪原国家キオン」、ネイバーフッド最大級の軍事国家「神の国アフトクラトル」の4つです。この中の国が侵攻してくると予想できますが、ネイバーフッドには「惑星国家」のように軌道を持たずに自由に飛び回る「乱星国家」も存在するため、そういった国が突然攻めてくることもあるようです。
ネイバーの目的
ネイバーがなぜ地球に侵攻してくるのか?それはトリオンの回収をする為でした。戦争の多いネイバーフッドでは、トリオンがいくらあっても足りません。トリオン能力が優秀な人間は生け捕りにして、戦争で戦わせ、トリオン能力の低い人間からはトリオン器官だけを取り、武器などにトリオンを使います。トリオン能力の優秀な千佳が狙われる理由もこれですね!
ネイバーだからといって悪いやつばかりではない
ネイバーはトリオンを求めて地球に侵攻し、人間を脅かす脅威ですが、ネイバー全てが敵という訳ではありません。地球に侵攻してくるネイバーはトリオンを求めて来ているのでほとんどが敵ですが、向こうで生活している普通のネイバーももちろん存在します。地球と一緒で、良い奴もいれば悪い奴もいるということです。遊真もネイバーですが、人間に害はなく、協力してくれていますもんね!ただ、三輪のように姉をネイバーに殺されたことから、ネイバー全てを恨んでいる人が多いのも事実です。簡単に打ち解けろというのも難しいのでしょうね。
地球に侵略してくるネイバーについて解説まとめ
いかがだったでしょうか?
ネイバーは簡単にいうと宇宙人のようなものですが、言語が通じるのは意外ですね(笑)ネイバーがトリオンを求める限り、地球に平和は訪れないのか?それともネイバーと地球人が手を取り合い生きていく未来もあるのでしょうか?