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私、能力は平均値でって言ったよね!

【私、能力は平均値でって言ったよね!】マイルは「普通」の女の子?魅力や強さを徹底解説!

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慌てるマイル

『私、能力は平均値でって言ったよね!』はアース・スターノベルから刊行されている作品。「小説家になろう」に投稿された小説で、コミカライズを含めてシリーズ累計80万部を突破しており、2019年10月から満を持してアニメ化されることに。今回は「のうきん」「平均値」の愛称で親しまれる『私、能力は平均値でって言ったよね!』に登場する主人公のマイルについて、詳しく見ていきましょう。

異世界に転生したマイル

窓から顔を出すマイル

『私、能力は平均値でって言ったよね!』は異世界に転生したマイルを主人公とし、ハンター生活の様子を描いたコメディ作品。異世界転生の際に創造主から能力を与えられますが、これがきっかけで目指している「普通の女の子」とはほど遠い生活を送るようになります。まずは主人公であるマイルの簡単な経歴から紹介していくことにしましょう。複数の名前を持っていますが、どのような生活を送っていたのかをチェックしてみてください。

前世は栗原海里として過ごす

異世界に転生する以前は、栗原海里という女子高校として過ごしていました。成績は優秀で家族とも仲良く過ごしていましたが、友達らしい友達を持っていません。実は学校では天才ともてはやされており、親戚周りからも将来を期待されながら育った経緯を持っています。しかしある日、子どもがトラックに轢かれそうになった現場に遭遇し、とっさの行動で庇って代わりに事故死してしまいます。これが転生のきっかけとなり、異世界での「普通の女の子」を目指す物語が始まるのでした。

転生直後は貴族令嬢アデルとなる

栗原海里が異世界に転生すると、子爵の家の娘として生を受けることに。アデル・フォン・アスカムとなり、10歳の時に強い頭痛がきっかけで前世の記憶を思い出します。しかしその頃には、アデルは後妻と連れ子のプリシーから苛められており、子爵家も乗っ取られていました。やがてアデルは家を追い出されるような形でエクランド学園へと入学することになり、事実が明るみにされると殺されるという背景も負って過ごしていきます。

学園逃亡後はハンター・マイルと名乗る

命の危険があったものの、アデルは特に気にしていませんでした。それよりもエクランド学園で新しく学校生活を送れること、そこで友達を作ろうという期待や希望の方が勝っていたからです。しかし「普通」であることに努めていたアデルですが、転生時に授かった能力と生前からの器用さもあって、かえって目立つ存在となります。やがて第3王女のモレーナにも目を付けられ、アデルは学園を逃亡し、ハンター・マイルとして生きていくことになるのでした。

マイルはどんな性格をしている?

慎重に進むマイル

主人公のマイルは、とにかく「普通」であろうとすることに努めます。しかしその行動は逆に目立つことになり、「赤き誓い」の仲間たちからは驚きを通り越して呆れられてしまう始末。もちろん協力する他のパーティーも同様の反応をしますが、驚きが連続していくため、やがて慣れて反応することをやめようとしていくことに。そんな周りを仰天させてばかりのマイルがどんなキャラクターなのか、じっくりと見ていきましょう。

「普通の女の子」を目指す少女

マイルは生前、友達がいなかったことから「普通」を求めて異世界生活を送ります。しかし転生時に創造主から授かった能力は人間離れしたもので、マイル本人が普通だと思っていても、周りからは非常識に見えるのでした。それでも平然と行動していくマイルは、自分の能力の高さを理解すると、それでも変わらずにマイペースに過ごしていきます。マルセラや「赤き誓い」の面々は、マイルの粗相に戦々恐々とするばかりですが、それでもなんとか誤魔化していくのでした。

人よりも「ちょっと」できるだけ

生前のころもそうでしたが、マイルは他の人よりも「ちょっと」できるだけの人物です。しかし異世界は前世の世界よりも文明レベルが低いため、栗原海里として過ごした頃の知識は、異世界において全て異常なものに。文化に関しても大きく異なっているため、マイルがドロワーズではなくふんどしを作ってみた際も、マルセラからきつくお?りを受けていました。また拠点とする宿屋の庭に戦闘を1人で作ってしまうなど、もはや「ちょっと」どころではない器用さを見せていきます。

成績優秀で合理的な思考を持つ

栗原海里として過ごしていた頃から成績優秀であったため、前世の知識を引き継いでいるマイルもまた、異世界の知識を難なく理解していきます。しかしそれでもまだまだ無知なことが多く、前世の記憶をそのまま利用しているため、異世界の常識に合わせきれていない様子が目立ちます。また言い寄ってくる相手を追い払う際も、合理的な思考で正論を飛ばしており、根本的には頭が良い少女として描かれていきます。

マイルを名乗るまでの生活

廊下を歩く栗原海里

ここからはアデルとして過ごしていた頃の様子を紹介していきます。エクランド学園から逃亡するまでの間、アデルとして過ごしていましたが、作中でもマルセラやモレーナが行方を追っていることから、アデルの名前がしばし登場します。『私、能力は平均値でって言ったよね!』の物語においても、大切なワードとなりますので、アデルとして過ごしていた頃の様子を詳しくまとめていくことにしましょう。

10歳の時に前世の記憶を思い出す

アデル・フォン・アスカムとして転生すると、10歳になるまでは普通に過ごしていました。しかし強烈な頭痛が襲ったことで、前世の記憶を取り戻すことに。その日を境に、アデルはナノマシンとの会話もできるようになり、人間離れした能力を少しずつ披露していくのでした。また、前世の記憶を取り戻した後、子爵家を乗っ取った後妻とその子供によって虐げられ、追い出される形でエクランド学園へと入学することになります。

エクランド学園に入学してマルセラと出会う

エクランド学園への入学は、不安よりも期待の方が大きかったアデル。前世では友達がいなかったため、異世界で友達を作って「普通の女の子」として生きようと、決意を新たにしていました。そこで出会ったのがマルセラで、最初こそすれ違いがありましたが、魔法のコツを教えたことで慕われていくように。アデルが学園からいなくなってからも、マルセラはハンターになって行方を追うほどであり、この点では目的が達成できていると言えます。

モレーナとの出会いがきっかけで逃亡

エクランド学園ではマルセラという友達ができたにも関わらず、アデルは家の事情から逃亡するほかありませんでした。そのきっかけがブランデル王国第3王女のモレーナとの出会いで、とっさに未知の魔法を使ってしまったため、国王からの謁見を求められるのでした。それはすなわち、後妻たちにバレて命の危険性があったためで、異世界で「普通の女の子」になれていないアデルは、生き抜くために逃亡を画策して異国の地へと旅立ちます。

ハンターとして活動するマイル

飛び跳ねるマイル

エクランド学園から逃亡したアデルは、地方都市に行ってハンターとして生活することを決意します。学園にいたことから、いつかは自給自足の生活を送ることになると考えていたため、ハンターになる決断に至るのは難しくありませんでした。そしてハンター登録時に本名ではなく、マイルとして新たな人生を歩むことにします。ここからはハンターとして生きていくことになったマイルについて、詳しく見ていくことにしましょう。

ハンター養成学校で仲間と出会う

マイルはハンター登録を済ませ、一番下のランクからスタートします。しかし飛びぬけた能力を持っていることを申告せず、また登録をしたギルドも適正な依頼を発注できないことから、マイルをハンター養成学校へと入学させるのでした。卒業すれば、ハンターとして最低限の生活を送れるようになりますが、ずば抜けて能力を持つマイルにとっては不要なもの。しかし養成学校に入ったことがきっかけになって、「赤き誓い」の仲間たちと出会い、その後も一緒に行動していくことになります。

Cランクハンター「赤き誓い」の1人として活動

ハンター養成学校では突出した能力から、相変わらず目立ち続けたマイル。そんな異世界の非常識とも言える彼女を匿うため、寮の同室だったレーナ・メーヴィス・ポーリンはあれこれ考えながら行動していくことに。やがて4人一緒に卒業すると、その後も「赤き誓い」としてハンター活動をしていくのでした。そこでもマイルは、変わらずトラブルメーカーとして活躍しますが、収納魔法を使って素材などの運搬などを一挙に引き受け、楽しく生活している様子が描かれていきます。

マイルの実力について

剣を抱きかかえるマイル

やはり『私、能力は平均値でって言ったよね!』も異世界転生作品の例に漏れず、マイルは創造主からチート能力を授かっています。その力は関わった全員が絶句するほどで、当の本人は涼しい顔をして「普通」と言い張るばかり。そんなマイルが持っている能力は具体的にどれほど凄いのか、その詳細を解説していくことにします。また、どうしてチート能力を身につけてしまったのか、その事情についても触れていきましょう。

魔力は普通の人間の約6,800倍

マイルは「赤き誓い」で魔法剣士として活動します。持っている魔力は通常の人間の約6,800倍となっており、異世界最強の種族とされる古竜の半分の力とされています。また、通常魔法は詠唱をして発動するものですが、マイルの場合は無詠唱で発動しています。これはナノマシンを利用できる力があるためで、実際にはイメージするだけで魔法を放っているのが事実に。このやり方をマルセラやレーナ・ポーリンにも教えており、いずれも戦闘で使えるほどの力を身につけていきます。

ナノマシン利用の権限レベルが5

『私、能力は平均値でって言ったよね!』では、魔法はナノマシンが人の思念波に干渉して発生する現象を指します。マイルはナノマシンとの会話ができるほどの権限を持っており、具体的には権限レベル5の力を持っています。より上位の権限を持つ者は創造主などの人物に限られているため、マイルが特異であることがより際立つばかり。またナノマシンとの会話ができるため、異世界の情報を収集するきっかけにもなっています。

創造主の勘違いで授かったチート能力

栗原海里は異世界に転生する際、「能力は平均値で!」とお願いしましたが、実際は人間としては異常なほどの力を持っています。これは創造主の勘違いから起こったもので、人間の平均的な値ではなく、異世界に存在する全種族の平均値を取ったものだったことが判明します。さらに言ってしまえば、平均値というよりも中央値の方がしっくりくるばかりで、これが災いして「普通」とは縁遠い生活を送る羽目になるのでした。

日常生活におけるマイル

慌てるマイル

最後にマイルの日常生活における様子についてまとめていきます。ハンター活動や戦闘などでは、チート能力によって敵う相手がいないほどですが、こと日常生活においてはレーナたちからお?りを受けることが多くなっています。しかし日常生活がかなり便利になっているのも事実で、アデルの存在は迷惑である一方、欠かせない存在とも言えます。果たしてマイルはどんな日常を送っているのか、その詳細をチェックしてみてください。

前世の知識を活かして生活をする

異世界は前世と比べて文明レベルが低いことから、マイルの知識は様々な面において便利そのものでした。例えば拠点としている宿屋にはお風呂がなかったものの、マイルは中庭を改造して入浴場を作ってしまいます。内装は日本の温泉そのもので、「赤き誓い」は全員が女性メンバーであることから、大いに喜ぶ結果となるのでした。また料理の腕も達者で、魚料理を振る舞ってあげるなど、レーナたちは未知の文化を目の当たりにしていきます。

作家「ミアマ・サトデイル」としても活動

マイルは前世で友達を持っていなかったためか、漫画やゲームなどの知識が豊富でした。そのため、夜になると「日本フカシ話」として創作の物語を語り始め、これを「赤き誓い」のメンバーは楽しみにしています。中には他作品のオマージュも含まれており、初めて聞く人からすれば驚きを隠しきれません。また、マイルの創作能力は思いのほか好評となり、後に作家「ミアマ・サトデイル」として執筆活動をして、原稿料を貰うようにもなるのでした。

まとめ

ボーっとするマイル

『私、能力は平均値でって言ったよね!』の主人公であるマイルは、異世界の常識を知らないこと、またチート能力を身につけていることから、「普通」とはかけ離れた生活を送っていきます。それでも「普通の女の子」を目指していきますが、物語が進むにつれて、それも遠ざかっていることに気づかないのが面白いところ。どんどん普通ではなくなっていくマイルが普通になる日が来るのか…。決して来なさそうですが、マイルの様子から目が離せないばかりです。

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