盾の勇者の成り上がりは2019年1月より2クールのアニメ化が決定している人気作品。いわゆる転生モノで亜人なども登場するファンタジーなのですが、事あるごとに憎しみや復讐というような負の感情が描かれている作品でもあります。今回は、そんな盾の勇者の成り上がりに登場する、弓の勇者、川澄樹について紹介させていただきます。
目次
弓の勇者として召喚された川澄樹とは?
出典: 盾の勇者の成り上がり ©アネコユサギ/KADOKAWA/盾の勇者の製作委員
弓の勇者として召喚された川澄樹は17才の高校生。実は異能力のある日本が出身で、盾の勇者、尚文の知っている日本とは別の世界から召喚されています。この世界に召喚された際は、コンシューマーゲーム、ディメンションウェーブと似た世界だと語っています。魔法適性は風と土であり、ダウンという敵の能力を下げる魔法を使用することが可能です。いろいろな能力はあるものの、まだまだ幼く、剣の勇者、天木と同様に自分の無知を知らなく傲慢になることが多々見受けられるような存在です。
澄んだ心も持っている弓の勇者 川澄樹
出典: 盾の勇者の成り上がり ©アネコユサギ/KADOKAWA/盾の勇者の製作委員
ナフタリアが奴隷であることを知った槍の勇者である元康は尚文に決闘を申し込みます。盾の勇者のペースで戦いは進行していくのですが、マインの介入により尚文は負けてしまいます。憎しみに蝕まれていく尚文に対し、私に証をくださいと抱きつくナフタリア。そんな中で、樹は元康にいうのでした。この試合はお前の負けであったと。王の娘の介入で誰しもが声を潜めている中に、樹は声を出します。槍の勇者がそれでも洗脳を疑わない中で、樹が言った、あれを見てまだそんなこと言えるなんてすごいですよ、は名言でした。高校生らしく、まだまだ周りに流されやすくも、ピュアなハートを持っている樹なのでした。
やっぱり幼い弓の勇者 川澄樹
出典: 盾の勇者の成り上がり ©アネコユサギ/KADOKAWA/盾の勇者の製作委員
まだまだ幼い樹。世の中の悪い人間を退治すれば世界が平和になっていくと思っているのでしょうか。悪い領主を懲らしめたりしているみたいですね。それはそれでいいことなのでしょうが、その国がどんな実情かはまだまだ把握しきっていない様子。事実、盾の勇者に説教を食らっていました。しかし、好感が持てる点も。自分が勇者だということは明かさずに彼の思う人助けもしているのです。そう、だから樹のウワサは何も聞こえて来ないのです。何もしていないわけでは決してありません!人助けを自慢することが、彼の正義にたまたま反しているのでした。
かっこいい登場と見事なサブキャラ感 弓の勇者 川澄樹
出典: 盾の勇者の成り上がり ©アネコユサギ/KADOKAWA/盾の勇者の製作委員
初めて尚文と協力して戦ったのは、三勇教との争いでした。錬と樹はすでに殺されているという情報だったのですが、そこに駆けつけ登場する2人。主役級のかっこよさから、初めて4人の勇者が共闘するという場面なのですが、何と言っても見事なサブキャラ扱いの樹。ただただ、あまり強くなさそうな敵を蹴散らしながら、教皇が分身した時には、技の名前を言って解説していただけ。初めての本格的な共闘でありながらも、見事なサブキャラ感を出していた樹。彼にスポットが当たる日は来るのでしょうか。
ある種の宗教?弓の勇者 川澄樹とその仲間たち
仲間からは絶対的な崇拝
出典: 盾の勇者の成り上がり ©アネコユサギ/KADOKAWA/盾の勇者の製作委員
これだけ、サブキャラ扱いであり、負けキャラでもある樹ですが、さすがは勇者。仲間たちからは絶対的な信頼を得ている様子。信頼というか崇拝に近いものでしょうか。おいおい盾の勇者の仲間になるリーシアでさえも、樹のことを本当に信頼している様子。また、樹のことを良く言う事が讃えられているなど、やはりどこぞの新興宗教やネズミ公と近いものがありますね。そんな樹は自分は勇者であり、それが当然と考えている様子ですね。
仲間内に階級が存在
出典: 盾の勇者の成り上がり ©アネコユサギ/KADOKAWA/盾の勇者の製作委員
樹への忠義・貢献度で地位が決まるようです。そして、昼飯の内容などがガラッと変わってくる様子。リーシアは親衛隊の中で一番の新米と表記されていることから、親衛隊以外の舞台も存在するようです。そんな他部隊は、レベル上げも一緒に行わない様子。意外と大きな団体なのかもしれませんね。
なんだかんだでドロドロしている
出典: 盾の勇者の成り上がり ©アネコユサギ/KADOKAWA/盾の勇者の製作委員
この辺りもなんだか宗教じみていますね。階級が存在すればどうしても闘争は起こるものですから。お金を得た人間は名誉や名声を欲しがるとはよく言ったもので、階級の上に存在するものは、自分を脅かす下のものを脅威に思い、自分より上のものを排除しようとする。どこの世界のどんな団体でもこれは免れようのないことなのです。樹自身も、勇者である自分よりも功労者とされたリーシアは気に食わなかった様子ですね。
絶対に謝らない弓の勇者 川澄樹
出典: 盾の勇者の成り上がり ©アネコユサギ/KADOKAWA/盾の勇者の製作委員
樹の特徴は絶対に謝らないところ。錬が自分の非を認め、謝ったり素直に負けを認めるのに対して、樹は絶対に謝りません。波の後だってそう、レベル上げの狩りの時だってそう。一切謝ろうとしないのです。しかし、彼は決して意地悪い人間ではありません!ただ単に自分のやっている物事への善悪の区別がついていないのです。そして自分は正しいと思い込んでいるのです。こんな上司がいたら最悪ですね。もちろん部下でも最悪ですが。。。いつか謝罪を入れる日がやってくるのでしょうか。
弓の勇者 川澄樹 まとめ
出典: 盾の勇者の成り上がり ©アネコユサギ/KADOKAWA/盾の勇者の製作委員
今だに実は活躍していない弓の勇者、ですが今後は4人が運命共同体なわけですから活躍しないことはあり得ません。もしこのまま3人が今の状況では、この作品を読んでいる意味がないですから!きっとどこかで自分たちの行動への反省や盾の勇者への感謝など、そういった感情が描かれるのでしょう。ますます今後が楽しみな作品です。