『不徳のギルド』は「月刊少年ガンガン」で連載されており、河添太一氏による漫画作品です。9巻発刊時点で累計100万部を突破する人気作となっています。西洋風のファンタジーな世界観が舞台となっており、主人公やヒロインたちが繰り広げる魔物狩りがテーマです。コメディ要素が多い一方でシリアス展開もあり、時には過激な描写もあったりと、多くの読者を惹きつけています。今回は、作中に登場する言葉である「ガード」とは何なのか。そしてガードである登場人物たちについて紹介したいと思います!
はじめに:どんな物語?
魔物を倒す「ガード」に高卒で就職したキクル・マダンは訓練や実践に明け暮れ、気づいたら出会いがないまま過ごしていました。ガードを辞めて大学に入りたいと考えているキクルでしたが、キクルが辞めると町の治安が崩壊しかねないという問題もありました。出会いが無いことを辞める理由にしていると思ったギルド職員のエノメは、獣人の美少女であるひたむきを紹介しますが、キクルはひたむきを後継者にして自分は辞めようと考えていました。しかしひたむきは非常に弱く、キクルは安心して引退するために、ひたむきを鍛えることにします。ひたむきの他にもキクルの教えを受ける新人ガードが多数登場しますが、彼女たちも一長一短でなかなか上手くいきません。キクルは、思い描いていた青春から遠ざかることを嘆きながらも、彼女たちたの絆を深めていきます。
「ガード」とは何か?
「ガード」とは作中に登場する仕事の名前で、魔物を討伐するのが主な役割です。「ガード」と一口に言っても、ガードの中にも様々タイプがおり、それらのタイプは総じて「ジョブ」と呼ばれています。ジョブには狩人、武道家、白魔術師、黒魔術師、赤魔術師、盗賊など様々な物があります。ちなみに、赤魔術は他の魔術と比べると効力が小さいです。盗賊を仕事と呼んで良いのか微妙な所はありますが、盗聴することで敵の情報を得ることも出来るので、使い方次第では強力と言えるでしょう。次からは、ガードである登場人物と、ガードに関連する人物を数名紹介したいと思います!
キクル・マダン
この作品の主人公です。ジョブは狩人で、地元では討伐数も多く、実力もあるエース級のガードです。しかし、幼少期から訓練に明け暮れたせいで異性との交流が無いことを悩んでいました。新人のガードに自分のことを任せて辞めようと思っていましたが、戦力に不安を感じたキクルは、新人のひたむきを鍛えることを決意します。大体のガードはマナを持っていますが、キクルは過去にマナの通り道である魔道を激しく損傷したことがあり、そのせいでマナを使うことが出来ません。しかし、本来マナが必要とされている技も、鍛錬を積んだことでマナを消費しなくても出来るようになっており、日頃の訓練の凄まじさを物語っています。
ひたむき(ヒタム・キャン)
ジョブが武道家の新人ガードです。犬の耳と尻尾を生やした獣人で、小さな牙が生えており、髪は紫色で肉付きの良い体をしています。武器はナックルを使用します。ひたむきという呼び名は愛称であり、基本的にひたむきと呼ばれることが多いです。名前の通りひたむきに頑張ることを信条としており、裏表のない素直な性格です。人一倍魔物を惹きつける性質を持っており、魔物から辱めを受ける頻度がとても多いです。その原因は、力を発動する時に必要な「マナ」を他の人よりも多く得ることが出来るという性質にあります。ひたむきは周りの空気中に存在する魔素を自身のマナに変えることが出来るので、実質無限にマナを生成することが出来ます。回復や敵の捜索など、実は武道家とは関係ないことの方が得意なのですが、本人に転職する気は無いようです。
エノメ
ガードではありませんが、ガードにジョブの紹介を行うギルド職員として勤務している女性です。結婚しており11歳になる娘がいます。キクルに対しては昔から優しく接しており、年の離れた弟のように思っています。キクルはエノメのことを異性として意識していますが、エノメはそのようには思っていない様子です。
「ガード」についての解説まとめ
「ガード」はこの物語を知る上で重要なキーワードなので、理解を深めてこれから始まるアニメの予習をしておきましょう!他のガードたちについては別の記事で紹介しているので、是非読んでみて下さいね。それでは今回はここまでです。読んで頂きありがとうございました。