７月から始まるの新アニメ『異世界おじさん』は、大人気の異世界もののテンプレートに乗っ取ったギャグ作品であり、異世界から帰ってきた後の物語となります。SE●A大好きな主人公のおじさんは１７年前にトラックで撥ねられたことで異世界へと渡り、その後１７年間の昏睡状態から目覚める形で現代へ帰還するのですが、その異世界はおじさんにとって地獄みたいな場所でした。今回は、異世界でおじさんがどんな仕打ちを受けたのか、どんな冒険をしてきたのか、コミックス１巻から３巻までの内容をまとめたので紹介していきたいと思います！
目次
異世界転移を果たしたおじさんと第一異世界人との遭遇
異世界に転移して間もないおじさんは、右も左も分からず不安でいっぱいでしたが、運よく現地に住む異世界人と出会います。しかし、異世界人は揃いも揃って美男美女の集まりで、美的感覚もその感覚につられてハードルが上がっていました。現代の感覚では笑顔がちょっと汚い程度ですが、異世界感覚では魔物級の醜さだったらしく、おじさんは出会った現地人にオークの亜種だと勘違いされてボコボコに狩られてしまいます。これがおじさんと異世界人とのファーストコンタクトでした。
現代知識のチートを見せれば受け入れてもらえると思ったおじさん
異世界人との最初の出会いは良くなかったものの、現代の科学知識を利用したチートにより社会に貢献すれば受け入れてもらえると考えたおじさんでしたが、おじさんが発明したものは宗教的に良くなかったらしく、容姿の問題もあって吊るされ殺されかけていました。人間は見た目が９割、不細工は殺せ！みたいな世知辛すぎる異世界によって、おじさんは重度の人間不信となってしまいました。その後も初対面の異世界人たちにはオーク判定されて、一方的に戦闘を仕掛けられることも少なくありませんでした。
マンチプレイヤーおじさん、魔炎竜を倒してしまう
おじさんはとある村が、『魔炎竜』というなんかすごい魔物に滅ぼされそうになっていることを知ります。その魔炎竜は、RPGゲームよろしくいろんなお使いイベントで、キーアイテムを手に入れなければどうにもならない強敵でした。その条件は氷の一族の少女メイベルから、凍神剣というアイテムを手に入れなれば攻略できないはずでしたが、パターンを駆使して倒してしまいました。
異世界の良心、ツンデレエルフとおじさん
おじさんは魔物に襲われている姉弟を助けますが、助けたはずの姉弟からオークと間違われ、おじさんは崖から突き落とされてしまいます。そんなおじさんを助けたのは、前に出会ったツンデレエルフでした。おじさんに好意を持っているエルフに助けられます。ただ、これまでの経験から重度の人間不信となっていたおじさんとツンデレの概念は致命的に相性が悪く、おじさんはエルフとのフラグを完膚なきまでに叩きつぶしてしまいました。
氷の一族の少女、メイベルとの再会
ある町でおじさんは氷の一族の少女、メイベルと再会します。いろいろあって自分の生き方に迷いを抱いていたメイベルに対しおじさんは、周りが任●堂やS●NYを選ぶ中、SE●Aハードを選んだという矜持を彼女に説きます。SE●Aハードは確かに高性能で、ネット回線を使った対戦ゲームやダウンロード販売の先駆けなんかもやっていました。しかし、グラフィックの技術や回線の弱さはいかんともしがたくあまりにも時代を先取りしすぎていいました。SE●Aハードはマニアックすぎて当時のキッズたちは敬遠しがちだったのです。でも、そんなSE●Aハードを選び続けたおじさんの言葉は奇跡的にメイベルに響き、その後いろいろあってメイベルは何度もおじさんと顔をあわせることなります。
封印都市ルパルドラムにて大ピンチになるおじさん
おじさんは強度な結界が守る封印都市ルバルドラムという地でツンデレエルフと再会します。そこで高度な結界について高説を語るエルフを尻目に、ついうっかり結界を破ってしまいます。街は魔物の集団に襲われそうになりますが、ヤバいと思ったおじさんは何とか結界を貼りなおします。何とか事なきを得ますが、おじさんは街の住人から結界を破ったのはここにいるオークだと、いわれなき疑いを向けられます（事実）。エルフだけは事の真相を知っていましたが、街の人には言わず、おじさんに「おごってくれたらチャラ」と言うだけでした。人間不信のおじさんはそれを脅迫と受け取ってしまい、即座に街から逃げ出します。
異世界の良心、アリシア、エドガー、ライガのパーティーとおじさん
おじさんは冒険者のアリシア、エドガー、ライガの三人のパーティーとともにゴブリンの大群の討伐の依頼を受けます。当初は魔物扱いされていましたが、SE●Aの名作横スクロールアクション『ゴールデンアックス』の教えを応用することにより魔物を退治します。そんなこんなで３人と仲良くなったおじさんですが、実はアリシアはルパルドラムで結界を直したおじさんを見ていました。そのことを指摘されたおじさんは疑心暗鬼に陥り、三人の記憶を消し去って逃走します。
異世界の良心、メイベルの人生をバグらせたおじさん
氷の一族のおじさんと久しぶり再会したメイベルは、おじさんに刃を向けます。村に帰ったメイベルは、魔炎竜という脅威がなくなったこともあって引きこもりに対しての強硬策によって働かなくてはいけなくなりました。メイベルはおじさんに対する嫌悪感が低く、勘違いさせがちなおじさんの言動に怒り、駆けつけたエルフと手を組みます。ですが、そこでとんでもない事実が明らかになります。メイベルは元々日本人の転移者の子孫で、その転移の異世界特典が凍神剣だったのです。つまり、転移者は神様から特典を受けられるという事実があったのですが、当のおじさんに心当たりがありませんでした。
リージョンコードを間違える神様
そのことについて記憶を辿るおじさんは、異世界に来てすぐに異世界人にオークだと間違われてボコられたことを思い出します。実は神様はおじさんにそういう旨の話をしていましたのですが、アジア人ということで一緒くたにされてしまい中国語で話しかけてきたいたのです。そのことにおじさんは全く気付かず、ただ言葉が通じればいいのにと願った結果、翻訳のチートを与えられます。言葉が通じるようになったおじさんは『喋る珍しいオーク』として、クッソ安い値段で売られてしまいました。
おじさん、悪くないスタートを切る
おじさんはその後、見世物小屋の地下の檻に閉じ込められて店主から忘れ去られます。３日目、精神に異常をきたしそうになりながらも正気を保ち、そこで翻訳のスキルにより精霊と対話することで精霊の力を借りることに成功し、檻から脱出します。一緒に捕まっていた哀れな小型の魔物たちを解放したら逆に殺されそうになるも、返り討ちにして食料にすることで何とか脱出し生き延びます。こうしておじさんは（本人曰く）割と悪くないスタートを切ります。あと、そのあとすぐ凄い魔物に襲われたエルフを助けたことでいろいろあって付きまとわれることとなります。
三人組と再会するおじさん
ある日、おじさんはかつて記憶を消したアリシアたちと出会い、魔物と間違えられて攻撃を受けていました。攻撃をしのぎ誤解をといたおじさんは、アリシアたちがハリネズミ型の魔物を討伐しようとしていました。ハリネズミに愛着のあったおじさんは彼らを止めようとしますが、実際に現れたハリネズミはおじさんの知っている（青くて速い）ハリネズミではなく、考えも残虐だったので、あっさり蒸発させてしまいます。
【異世界おじさん】おじさんの過去ネタバレまとめ
コミックス１巻～３巻に収録された、おじさんの異世界でのエピソードをまとめてみました！あまりにも世知辛くてろくでもない異世界でのおじさんの活躍は、涙ありトラウマありの酷い体験ばかりでしたが、そこにSE●Aハード愛が織り交ざってギャグものとして滅茶苦茶面白く仕上がっています。かなり笑えて楽しめる作品なので、アニメも期待できると思います！７月から放送なのでぜひ見てほしいです！
