4000年の歴史を持つ中国拳法の使い手で、中国武術界における高位の称号「海王」を受けつぐ達人「烈海王」。刃牙シリーズの中でも上位クラスの実力を持つ強者でもあります。海王の名に相応しい技量を持ち、中国拳法の歴史に大きなプライドを持つ烈海王ですが、作中では、様々な戦歴やエピソードがあります。今回はそんな烈海王のこれまでの活躍を見渡して、彼の特徴や、性格、強さを考察していきたいと思います。
1.烈海王の特徴は?
出典: 刃牙 ©板垣恵介(秋田書店)/バキ製作委員会
4000年の歴史を持つ中国拳法の使い手として、他の格闘技にはないような技の数々を繰り出します。また、海王に至るまでの鍛錬は想像を絶するものがあり、烈海王の実力であっても、海王の名を継ぐには険しい道のりがありました。そんな烈海王の中国拳法家としての技量は非常に高く、個性的な技の数々を使います。ここでは、列海王が使う技を紹介します。
①転蓮華
出典: 刃牙 ©板垣恵介(秋田書店)/バキ製作委員会
相手に肩車のような体勢で組み付き、胡坐のように両足で首を固定しつつ、回転し、相手の首を破壊する技です。
②見えない目つぶし
出典: 刃牙 ©板垣恵介(秋田書店)/バキ製作委員会
特殊な呼吸で大量の空気を吸い込んでから、拳で圧縮しつつ、鋭く相手の目に吹き付け視界を奪うというものです。作中では愚地克己戦で使用しました。
③驚愕の足技
出典: 刃牙 ©板垣恵介(秋田書店)/バキ製作委員会
足を手のように自在に操る技術で、足の指だけで相手を掴んで投げたり、足指を握り込んで拳を作り打突するなどの技があります。足の指で相手の髭を引きちぎったりもできます。
④無寸勁
出典: 刃牙 ©板垣恵介(秋田書店)/バキ製作委員会
別名「ノーインチパンチ」とも言います。僅かな隙間も開けずに、完全に密着した状態からパンチを放つというもので、すさまじい速さで放たれる強力な一打です。
2.烈海王の性格は
出典: 刃牙 ©板垣恵介(秋田書店)/バキ製作委員会
中国拳法の4000年の歴史を持ち、その誇りから他の格闘技を見下すようなシーンがありました。愚地克己戦では、空手を使う愚地克己に対して、「キサマ等の居る場所は既に我々が2000年前に通過した場所だっ!」と言い放ち、圧倒しました。性格的にはストイックかつ真面目という印象の強い烈海王ですが、修業時代は粗暴な一面を持っていました。優れた技量を持ちながら海王の称号を認めてくれない師範に対して文句を言うのですが、海王として認められる条件は技量のみという言葉に触発され、それ以来、黙々と修練を重ねました。また、刃牙との対戦で敗戦を経験してからは、空手や他の格闘技にも理解を示し、愚地克己と友情をはぐくむなどといった一面も見せました。
3.烈海王の強さは?
出典: 刃牙 ©板垣恵介(秋田書店)/バキ製作委員会
烈海王の強さは、過去の戦歴から見てもかなりの実力の持ち主であることが伺えます。最大トーナメント編では、準決勝で範馬刃牙に敗れるまでは、セルゲイ・タクタロフ、マウント斗羽、愚地克己を瞬殺するなど、圧倒的な実力を持っています。最凶死刑囚編では、神心会に現れたドリアンの火炎攻撃を浴びて逃げられてしまうのですが、その後、ドリアンを完全に敗北させています。また、烈海王の実力を表すエピソードとしては、巨大な黒曜石の塊を己の体だけを使って、直径2mほどの真球にしてしまうというものがあります。技量に関しては、作中の中でもトップクラスといえるでしょう。
しかし、最近の漫画での扱いはひどく、ピクルに足を食われたり、武蔵との戦闘では、背骨と腸を切断され死亡してしまいました。作中の中でも唯一といってもいい死んでしまった主要キャラクターでもあります。
まとめ
出典: 刃牙 ©板垣恵介(秋田書店)/バキ製作委員会
中国拳法の使い手として作中でも独特の存在感を持っている列海王。その強さも性格も過去の厳しい修練の影響であることがわかりますね。また、ストーリーを追うごとに刃牙たちをしだいにリスペクトしていくようになるのも、彼の魅力の一つと言えるでしょう。2018年にアニメ化される最凶死刑囚編でも活躍する烈海王に今後とも注目ですね。
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