「刃牙シリーズ」の主人公でもあり、地上最強の生物・範馬勇次郎の実の息子でもある範馬刃牙。様々な格闘技のエッセンスを吸収しながら強くなるトータル・ファイティングというスタイルで戦います。若干高校生ながら地下格闘技上のチャンピオンとして君臨しており、その強さは誰もが認めるところです。今回はそんな範馬刃牙の特徴や性格、強さについて、作中から紐解いていきたいと思います。
１．バキの特徴は？
出典: 刃牙 ©板垣恵介(秋田書店)／バキ製作委員会
範馬刃牙は幼少期から常軌を逸したトレーニングと実践経験によってその強さを身に着けてきました。普通の人間であれば、数十人が束になってかかってきても買ってしまうほどの強さを持っています。当初は、母親を殺した範馬勇次郎を倒すことを目標に鍛錬を積んでいました。
刃牙のファイトスタイルは、様々な格闘技の要素を取り入れたオリジナルな形となっており、その技の数々も特徴的です。ここでは、刃牙が使う技からその特徴を見ていきましょう。
①剛体術
出典: 刃牙 ©板垣恵介(秋田書店)／バキ製作委員会
人体における関節というアブソーバーをすべて固定した状態から全体重を乗せることにより、打撃部分を自体重と同じ重さの鉄球ほどの威力にする技です。この技を初めて使用したのは、鎬紅葉戦でしようし、彼の胃を破壊しました。
②脳内麻薬（エンドルフィン）
出典: 刃牙 ©板垣恵介(秋田書店)／バキ製作委員会
自由自在に脳内からエンドルフィンを分泌させ、死に際の集中力を出し、身体能力を向上させるもの。幼少期の山籠もりの中で習得しました。だんだん慣れてくると、耳をひねるだけで脳内麻薬を分泌できるようにまでなりました。
③鞭打（べんだ）
出典: 刃牙 ©板垣恵介(秋田書店)／バキ製作委員会
腕を鞭のようにしならせることによって、鍛えることのできない皮膚を鋭打する技です。当たった部分は、どこであっても急所と化します。強力そうに見えませんが、むち打ちが死刑としても成り立つといわれるように、その苦痛はすさまじいものがあります。
④蜚蠊タックル（ゴキブリ）
出典: 刃牙 ©板垣恵介(秋田書店)／バキ製作委員会
ゴキブリの走り出した瞬間にはすでに最高速度に達しているダッシュ力に目を付け、ゴキブリの死骸を見て、筋肉が液体のようだったことから着想を得て、開発した技です。極限まで体を脱力させ、体を液状化させた状態から、瞬時に最高速で駆け出します。その驚異的なスピードは同時に驚異的な威力となって相手を圧倒します。
２．バキの性格は？
出典: 刃牙 ©板垣恵介(秋田書店)／バキ製作委員会
刃牙シリーズに登場するキャラクターの中では、範馬刃牙は人間味のある性格をしている方です。とはいっても、周りのキャラクターが常軌を逸しているので、刃牙が普通に見えるのかもしれませんが、母親思いで、優しい性格をしています。しかし、一たび戦いとなると、闘争心剥き出しで相手を叩きのめします。また、闘う姿勢はとてもフェアに徹するという印象があり、最大トーナメント編の列海王戦では、事前にリアルシャドーをするという対策をして勝負に挑んだのですが、途中でアンフェアだと感じ、リアルシャドーのネタ晴らしをするという一面もあります。
３．バキの強さは？
出典: 刃牙 ©板垣恵介(秋田書店)／バキ製作委員会
刃牙は戦いを重ねるごとに強さを増していくという、格闘漫画の主人公として真っ当な強さを持っています。戦歴も最大トーナメント優勝をはじめ、勝利を収めることが多いです。また、幼少期には全く歯が立たなかった範馬勇次郎に対しても、年を重ねてから互角に渡り合うなど、刃牙のキャラクターの中でもずば抜けた強さを持っています。
印象的なエピソードとしては、最凶死刑囚編で柳と対決したとき、一時は不覚を取るなどしたのですが、彼女の梢江とセックスすることで圧倒的な強さを手に入れ、柳に勝利します。
まとめ
出典: 刃牙 ©板垣恵介(秋田書店)／バキ製作委員会
範馬刃牙は、格闘漫画の主人公として、ストーリーを追うごとに強さを増していくというある意味真っ当なキャラクターです。そして、その強さの要因は、様々な格闘技や技を身をもって経験する中で、自分のものにしていく吸収力と、それによって作り上げれれるオールラウンドなファイトスタイルなのではないでしょうか。
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