今回は、シャーマンについて、またシャーマンを語る上で重要な要素について解説していきます。基本的には、作中に描かれていた事をかいつまんで解説していくというスタイルで進行していきますが、中には主観が含まれた箇所もございます。一世を風靡した大作「シャーマンキング」の、魅力を少しでも知ってもらえたらいいなという思いで書きました。
シャーマンとは
シャーマンとは、霊能力を持ちこの世と霊界をつなぐ架け橋となる存在です。世界各地で存在が確認されており、作中ではそれぞれのスタイルで霊とのつながりを見出していました。シャーマンは、持ち霊と呼ばれる専属の霊を連れており、その霊の力を借りる事で人知を超えた様々な現象を起こします。当人の実力次第では、複数の霊を持ち霊とする事も可能です。
シャーマンの奥深さ
シャーマンの実力を測る基準として巫力というものがあり、作中ではそれを数値化する事で登場人物の強さを示しています。しかし、かならずしもその数値が高ければ高いほど強いわけではないという所が本作の奥深さです。シャーマンの強さの根幹を担うのは精神力であり、心が乱れてしまう事によってシャーマンとしての尊厳を失ってしまう者もいました。
シャーマンキングとは
グレートスピリッツを持ち霊とする事で全知全能になった地球の王の事です。本作では、2500年前に釈迦、2000年前にイエス・キリストがシャーマンキングになったとされています。主人公の葉は「みんなが楽に生きる事ができる世界」をつくるために、シャーマンキングを目指しています。
シャーマンファイトとは
シャーマンキングを決定するための戦いです。各地から集まった凄腕のシャーマンたちがしのぎを削ります。各々の理想の世界を実現するために、知力・体力・精神力を総動員して頂点を目指します。
霊とは
シャーマンを語るうえで欠かせないのが霊の存在です。本作には様々な霊が登場し、シャーマンの持ち霊として活躍します。霊の種類は生前の姿で定義されます。作中で明らかにされていたのは、「人間霊」「植物霊」「物の霊」の3種類です。
変貌を遂げる霊
この世に何らかの未練を持っていて成仏されなかった者が霊として存在しています。基本的には、生前の姿形を維持している霊が多いですが、強い怨念に囚われ、化け物のような異形の姿へと変貌を遂げている霊も存在します。また、長い間霊でい続ける事で生前の姿を忘れ、その種の魂が持つイメージを具現化した精霊に進化する者もいます。
巫力とは
シャーマンが技を出す際に必要な力です。この力は、ある特殊な機械で「巫力値」として数値化することができます。前述したように、この数値が実力を示す絶対値になるわけではありませんが、基本的には使用した巫力に比例して強力な技をくり出す事ができます。
巫力の本質
前項で比例するとはいったものの、技の完成度は巫力と術者の精神状態によって決まるので、精神が摩耗している状態だと繰り出される技も脆弱なものになってしまいます。浮力値は一種の才能のようなもので、基本的には生まれた時点から変動する事はありません。しかし、当人が死に近づく事によって増加する場合もあります。
憑依合体とは
物語の冒頭から登場するシャーマンの最も基本的な技です。霊をシャーマンの肉体に憑依させる事によって、霊の能力や性格を再現します。この時、シャーマンは霊をこの世に現出さるための器であり、あくまで主導権は霊にあります。そのため、術者自身が消費する巫力は多くはありませんが、O.Sのような霊の力を応用したような特殊な技は繰り出す事ができません。
オーバーソウルとは
シャーマンが霊を憑依する際に、使用する媒介を通して霊の力をこの世に具現化する技の事です。使用者の能力によってオーバーソウルは姿を変化させます。オーバーソウルには種類があり、使用者がレベルアップする事で段階的に進化させていく事ができます。
様々なオーバーソウル
以下はオーバーソウルの種類です。
- 二段媒体
オーバーソウルを他の媒介に憑依させる事ができます。
- ダブルオーバーソウル
二つの持ち霊を同時に憑依させる事ができます。
- 甲縛式オーバーソウル
オーバーソウルが鎧となり術者と一体化する、シャーマンの最終奥義です。
まとめ
いかがだったでしょうか?ここに書かせていただいた要素を踏まえて、本編を観ればより深くシャーマンキングの世界を堪能する事ができるのではないかと思います。本編には、人間味に富んだ魅力あふれる人物がたくさん登場します。ぜひ、みてみてください。