「ピーチボーイリバーサイド」は小林さんちのメイドラゴンのクール狂信者によってWEB漫画投稿サイト『新都社』に投稿され、その後少年マガジンRでヨハネ作画でリメイクされた作品です。桃太郎が日本で鬼を全員ぶっ殺した後、外の世界にまで鬼退治に行ったというストーリーがベースとなったバトルファンタジーです。そんな「ピーチボーイリバーサイド」が2021年7月にアニメが放送されることになります!今回は本作の主要な登場人物を紹介していきたいと思います!
目次
サリー一行 サルトリーヌ・アルダイク
本作の主人公。小国アルダイク王国に住む外の世界に憧れるお姫様でしたが、国に鬼が襲来したことと同時期に国にやってきたキビツミコトが鬼たちを嬉々として惨殺したことがきっかけで、外の世界を見るために旅立つことになります。ミコトや卯人のフラウ、鬼のキャロットと出会ったことをきっかけに人・鬼・亜人が異種族同士でいがみあい殺し合う現状を何とかさせようとすることを目標とします。理想主義者でその主張はかなり薄っぺらいものだと言われており、その自覚もあります。愛称はサリーですが、本名のサルトリーヌは分解すると猿・鳥・犬となります。某童話のお供たち。
別人格のサリー
鬼と対峙すると、狂暴かつサディスティックな性格へと変貌します。鬼の力は効かず、鬼に対してはとてつもない力で圧倒し、嬉々として鬼を惨殺するようになります。なお、そのときの記憶はありません。
サリー一行 フラウ
サリーと出会い、初めて仲間になった卯人。明確な差別を受けて生きてきたため、自分を差別しなかったサリーと意気投合し、以後は頼れる仲間となります。セーラー服を着ているうさぎなので、元ネタはセーラームーンの月野うさぎ。素のままでも強いのですが、上半身を吹き飛ばされても生き返り、力を発動すると高位な鬼でも一瞬で倒せるほどの力を発揮しますが、それには何かしらの代償を払っているらしい。
サリー一行 キャロット/眼鬼(めき)
セトと共にリムダールを襲撃した鬼。鬼の中でも上位に位置する高鬼と呼ばれる存在で、鬼砲と仙道の二つを織り交ぜて戦います。リムダールにてミコトと対峙し、圧倒的な力で敗れますが、殺されることはなく眼鬼の力の源である角と眼を破壊され、鬼としての力を失い人間とほぼ変わらない存在となってしまいます。その後、リムダールの地下に捕らえられていましたが、サリーとフラウによって助け出され、一行の仲間となります。当初はサリーたちを利用して生き延びようとしていましたが、旅を続けるうちに心境が変化します。
サリー一行 ホーソン・グラトール
リムダール騎士団連隊長。努力によって若くして現在の地位につくほどの実力者ですが、あくまでも人間として強いレベルであって、パーティーの中では弱者。しかし、努力によって培われた精神力の強さや技術は非常に高いため、実力差を埋める何かがあれば高位の鬼とも渡り合えます。それ以上にパーティーをとりまとめる兄貴分的存在であり、縁の下の力持ち。キャロットを連れて脱走したサリーとフラウを追うためにリムダールを出ていた際に、リムダールが蒼面鬼の一撃により消滅してしまいます。失意の中、サリー一行と行動を共にすることとなります。
ミコト一行 キビツミコト
日本で鬼を殺し尽くした後、国外にも鬼がいるとのことだったので鬼退治にやってきた少年。パッと見は女性にしか見えませんが、れっきとした男性。鬼に対して特攻とも言える力を有しているため、鬼に対しては圧倒的な強さを誇ります。ただ、鬼を強烈に憎んでおり、鬼を殺すときは話が通じる通じないを問わず嬉々として惨殺します。その出生や過去には複雑な事情を抱えており、深い葛藤や苦悩を抱えて生きてきたため精神的に不安定な部分があります。
ミコト一行 犬
喋る犬。ミコトの保護者的存在としてミコトを見守っており、実はあの桃太郎に出てくる犬そのものです。日本で桃の力で生まれた吉備津彦尊と共に旅をし、吉備津彦尊が苦心の末に日本に蔓延る鬼を皆殺しにした旅に同行。後に吉備津彦尊が隠居し、鬼と人の子であるミコトを育てたときも一緒でした。吉備津彦尊とノブレガとの戦いではミコトが戦場に行かぬように止めますが、止めきれず、その後は桃の力を継いだミコトとともに海の向こうへ旅立ちます。
ミコト一行 シスター・ミリア/髪鬼(はっき)
髪鬼と呼ばれる中鬼。西の森で樹鬼の封印を解き、サリーと戦うも桃の力を覚醒させたサリーに腹パンされます。その後は樹鬼との戦いのどさくさに紛れて逃走しますが、再登場時には記憶を失っていました。その後、追手としてやってきたチュウに殺されかけた際に記憶を取り戻しますが、ミコトの前で自分の角を完全に折るという命がけの命乞いをしたことで助かり、以後はミコトと共に行動します。
轟鬼一行 轟鬼(ごうき)
雷を操る鬼の少年。眼鬼を慕っており、眼鬼を殺した(と思い込んでいた)サリーを殺害するためにバルクェンドを襲来。ホーソンをサリーと間違えて戦いとなり、鬼の力で戦いを優位に進めていましたが、魔女のウィニーの介入により、フラウの「エア」を手にしたホーソンに敗北。その後、眼鬼についての誤解は解けるも用済みとばかりに皇鬼に殺害されます。実際は惰眠鬼の力で助かっており、それ以降はサリーたちとは別の方法で和解の道を目指すことになります。
轟鬼一行 クロウ
元魔王。元の身体と名前を取り戻すために黒い卯人の姿でフラウの前に現れ、サリー一行を襲撃。フラウを喰らい一度は身体と名前を取り戻すも、サリーによってフラウを身体から引きづりだされます。その後は自分を利用した皇鬼に戦いを挑むも、殆ど力は戻っておらず敗北し消滅します。実際は惰眠鬼の力で助かっていましたが、魔王の力は失われ黒い卯人の姿となっていました。以後は何だかんだで轟鬼のパーティーに加わり、何だかんだでチームのまとめ役となります。
轟鬼一行 惰眠鬼
いつも惰眠を貪っている鬼。起きている方が少ないので、謎ばかりの鬼ですが、その能力は広範囲に渡っての睡眠魔法。眠らされた者は悪夢を見るという。また、その能力は睡眠魔法に限るわけではないようで、皇鬼に致命傷を負わせられた轟鬼を治療したり、皇鬼に倒されたクロウを治療したりと、能力自体は非常に優れています。
轟鬼一行 遊鬼
チャラい鬼。ナルシストで目立ちたがり屋。しかし、仲間に対する情は厚い。目立つためにサリーたちを追いかけまわし、ぶっ飛ばされ続けるも持ち前のタフさを武器に何度でも現れています。しかし、人と鬼との和解こそが自分が最も目立つ手段であると感じてからはサリーとは別の形で人間との共存を図ろうとします。いつの間にか轟鬼一行の仲間になっていました。実は戦闘能力も優れており、ミコトとの戦いでも仲間を見逃すために殿を務め、それでもなお生き残っています。料理が上手く多芸。その方がカッコいいかららしい。
轟鬼一行 少々鬼
手のりサイズのミニ鬼。鬼の中でもとりわけ弱く、普通の人間にすら勝てない最弱の鬼。その弱さから鬼の中でも浮いた存在であり、目をかけてくれるのは眼鬼か轟鬼くらいのものでした。戦いについていけないため轟鬼においていかれてから、一人で轟鬼たちを追いかけていましたが、その際に遊鬼に拾われて相棒となります。
轟鬼一行 吸血鬼
キャロットと知りあいだった鬼。人の血を吸う鬼で、若い女性の血を吸い尽くすという事件を起こしていました。見た目は人間そのものだったので、過去には人に混ざり結婚までしていましたが、鬼の本能に抗えず妻を殺してしまったという過去を持っていました。フラウを瞬殺するほどの実力を持っていましたが、復活したフラウによって心臓を貫かれて死亡。しかし、その後天界の計らいによりクロウの監視役となることで復活し轟鬼一行の仲間になります。
【ピーチボーイリバーサイド】登場人物まとめ
「ピーチボーイリバーサイド」の登場人物をまとめてみました!本作では色んなパーティーが独自に動くオムニバスのような形式をとっています。そのため色んな人物が登場したり、死んだり復活したりします。リメイク版では原作版とは若干異なっており、アニメ化されるのもリメイク版準拠なので、原作版で登場していてもリメイク版で登場していないキャラは外しています。原作版は無料公開されているので、興味があればそちらも参照してみてください!